スポンサーサイト

 -----------:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
カテゴリ :スポンサー広告 トラックバック(-) コメント(-)

「なんて素敵にジャパネスク2」/平安コメディ♪

 2005-06-26-19:57
氷室冴子「なんて素敵にジャパネスク2」集英社コバルト文庫

表紙扉より
あの鷹男の帝からの、三日にあげぬ宮中へのお招き―でも、高彬という立派な(!?)許婚のあるあたし(瑠璃姫)だもの、“持病の瘧”にかこつけて断っていたわよ。だけど、とうとう帝の攻勢に耐えきれなくなったあたしは、最後の切り札と、尼寺へ駆けこんでやったの。ところがその夜、うちの三条邸が、何者かの放火によって焼け落ちてしまった―そして、事件の陰には、妖しくも美しい鬼の姿が・・・・・・。

目次
一の巻 太秦へ
二の巻 初めての夜に燃えて
三の巻 あれは妖しき 美しき鬼
四の巻 夜闇に 鬼は怪しく囁く
五の巻 鬼は荷葉(かよう)の女を喰らう
六の巻 人を愛する眼は青く 人を憎む眼は赤い
七の巻 高彬、鬼を斬る!
八の巻 み吉野に 雪は降りつつ


一作目から転じて、これは哀しい物語。

「その少女は死にました。わたしは、その姫が好きだった。都の姫にありがちの気位の高さというものが微塵もなく、野育ちの里娘のように暖かで、裏がなく、嘘もなかった。勇ましくて、優しかった。そう・・・・・・ある時、野犬が襲ってきたことがありました。その姫は自分も怖いだろうに、庇うようにわたしの前に立って、泣きながら犬に石をぶつけるのです。あっちへ行け、暑リんじゃ駄目、あっちへ行け―そう言いながら、石を拾っては投げ、投げては拾っていた。泣きながら。犬が逃げて行ってから、わたしにしがみつきながら、よかったね、暑リまれなくてよかったねと何度も繰り返し、しゃくりあげていました。吉野君は綺麗だから―」
吉野君の声が、かすかにかすれた。
「綺麗だから、暑リまれて傷が残ってはたいへんよと言って。わたしを全身で守ってくれた」

どうしようもない宮廷の複雑さ、運命が描かれる。高彬も、かっこいいよ。いい男なり。

*臙脂色の文字の部分は本文中より引用を行っております。何か問題がございましたら、御連絡下さい。
コメント












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:
http://tsuna11.blog70.fc2.com/tb.php/956-b1fc46de
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫
プロフィール

つな がる

Author:つな がる
つなです。
「日常」logとも称していますが、そう多くはない手持ちの本、興味が赴くままに借りてきた図書館本の感想が主になります。
興味を持った記事があったり、あなたが読み終えた本について語っていたら、是非あなたの感想を教えて下さい。お待ちしています。

2008年3月23日に、fc2ブログに引っ越してきました。それ以前のamebaブログでの更新も、引っ越しツールによって移行しています(以前の記事は、表示が少々見辛いかもしれません。ご容赦を)。

掲示板その他リンク

ユーザータグ
最近の記事
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

RSSフィード
カウンター

月別アーカイブ
検索エンジン情報
Googleボットチェッカー Yahoo!ボットチェッカー MSNボットチェッカー

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。