スポンサーサイト

 -----------:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
カテゴリ :スポンサー広告 トラックバック(-) コメント(-)

「陰の季節」/人間ドラマ

 2005-06-30-07:58

横山秀夫「陰の季節」

目次
陰の季節
地の声
黒い線


出版社/著者からの内容紹介
天下りなどの人事問題に真っ正面から取り組んで、選考委員の激賞を浴びた松本清張賞受賞作ほかテレビドラマ化されたD県警シリーズ

これ、少し変わった形式の小説です。スポットが当たる人物が、一編毎にくるくる変わる。でもこういった、それぞれ一人ずつにスポットをあてていく小説が結構好きなのです。こんな風に人には見せているこの人が、実は内心こうだった、とか。内心こうなのに、他人からはこう見えるんだ~とか。脇役に対する愛なのかも。

「陰の季節」では、他の短編においては、「四十歳の若さで警視となった」「エース(人事の切り札を握る)」と呼ばれ、皆に恐れられる二渡警視がおろおろと惑う。こういうのがあるから、好きなんだよなー。この本に出てきた人たちの中では、二渡警視が一番好きだった。「黒い線」では「顔」 の平野巡査が登場する。


しかし、警察という組織の中での、出世や男の嫉妬はいかにも大変。家族を養うためとはいえ(「養う」というよりは、あくまでプライドの問題なのかな)、中を向いてだけというのも虚しいよなと思う。ちょっとその辺りに、暗い感じを覚えたりもした。人事、査定
というものは、基本的に暗いイメージを持つのかなぁ。

同じ警察小説でも、高村薫氏による「合田刑事シリーズ」とは、ギラギラのベクトルが違う感じ。同じく同僚がライバルであっても、合田刑事シリーズではあくまで外向き、こちらは警察人事などが関わってくるので、多分に内向き。うーん、人ある所にドラマあり、といった所なのでしょうか。

 ←私が読んだのはこちら
著者: 横山 秀夫
タイトル: 陰の季節
 ←既に文庫化されているようです(「文春文庫」)
コメント












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:
http://tsuna11.blog70.fc2.com/tb.php/947-f0c699e7
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫
プロフィール

つな がる

Author:つな がる
つなです。
「日常」logとも称していますが、そう多くはない手持ちの本、興味が赴くままに借りてきた図書館本の感想が主になります。
興味を持った記事があったり、あなたが読み終えた本について語っていたら、是非あなたの感想を教えて下さい。お待ちしています。

2008年3月23日に、fc2ブログに引っ越してきました。それ以前のamebaブログでの更新も、引っ越しツールによって移行しています(以前の記事は、表示が少々見辛いかもしれません。ご容赦を)。

掲示板その他リンク

ユーザータグ
最近の記事
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

RSSフィード
カウンター

月別アーカイブ
検索エンジン情報
Googleボットチェッカー Yahoo!ボットチェッカー MSNボットチェッカー

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。