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「スイス―花の旅」/スイス

 2005-07-01-07:54

中塚裕「スイス―花の旅」中公新書

アフリカ と同じカラー版の中公新書。梅雨の時期に色鮮やかなスイスの花もいいかなと思って借りてきたけれど、読んでる間中ずっと思いっきり晴れてました。

扉より
旅人の心をとらえて離さない壮麗な山並み、そこかしこに咲きこぼれる色鮮やかな花々――。山の国スイスは、美しい花の国でもある。自然への配慮を尽くして敷かれた登山鉄道と5万キロに及ぶハイキング・コースは、美しい自然をすべての旅人にと願う、この国の人々からの贈り物なのだ。すがすがしいスイスの風があふれ出すフォト・ガイド・ブック。

ガイドブックと言われても、当面スイスに行く予定なんかないわけですが、気分だけでも。長期休暇には必ず海外に出掛けている知人がいて、そういえばスイスは凄く良かった!と言っていたように思います(あれは夏休みのことだったかな)。

第一章 山の花/第二章 村の花/第三章 街の花の三章に分かれた構成。花の学名と索引、旅の情報も巻末についている。全編とても綺麗。そして綺麗なだけではなく、印象に残った部分を以下に引用します。


第一章の「人類の共有財産」から
スイスの山の花で忘れられないのは、その美しさがすべての人の共有財産になっているということです。スイスでは、高山植物や高原に咲き乱れる花の姿も、健脚のアルピニストやハイカーだけのものではありません。正直いえば登山もハイキングもとりたてて好きではなく、若くもない私自身が、重い撮影機材を抱えながら、二〇〇〇メートルをこえる山に軽々と登り、花の写真を撮ることができるのです。整備が行き届いたアクセスには、本当に驚かされます。
(中略)
心洗われる山と花の景色をすべての人のものに。この目標を達成しようとスイスの人々は、多くの困難な土木事業や鉄道事業に取り組みました。徹底した自然環境と景観の保護という思想で貫かれた事業でした。ガソリン自動車の乗り入れが、ツェルマットをはじめ九ヶ所のリゾート地で禁止されているところにも、そのことは示されています。スイスの山の花の美しさに触れるとき、私はこの舞台を用意してくれたスイス人の思想と努力に改めて敬意を表したい気持ちになるのです。
日本にも部分的に綺麗な所は沢山あるけど、統一した政策は採られていないように思う。地方の条例もこんなには厳しくない(と思う)。思想の差なのかなぁ。

第三章の「スイス建国より古い歴史を誇る」より
スイスの傭兵と、それにより発達した金融の話。
スイスが初めて組織だった傭兵を派遣したのは一三四六年のこと。傭兵派遣を全面的に禁じた千八四八年の憲法公布までの約五〇〇年間に、スイスは一〇〇万人にのぼる傭兵を「輸出」し、その七割がフランス向けでした。十八世紀初頭のスイスの人口は約一二〇万人ですから、累計とはいえ、一〇〇万はたいへんな数字。それほどスイスは貧しかったということでしょう。特に山間部では、現金収入となる商品もなく、一〇家族に一家族は、くじ引きで村を出ていかなければならない状況だったのです。
そういえば、ヴァチカンの護衛はスイス兵。

あとがきより
私の花の撮影は、カメラのピントを合わせるまえに、まず自分の心のピントを合わせることから始まります。花や風景にも、シャッター・チャンスがあります。群生する花の中からクローズ・アップに耐える花を探すのです。目移りしてなかなか難しいことですが、カメラに収める「華のある」花を探すのは、心躍る時間です。
いい写真を撮るためには、「心のピント」を合わせなければならないとのこと。私の場合、デジカメであることをいいことに、とりあえず沢山撮って、そこから取捨選択しています。写真を撮るようになると、ああ、こういう風に撮りたいなあ、ってカメラを持っていない時でも、フレーミングを考えてしまいます。

うーん、スイス、行ってみたいなぁ。行ってみたい土地は色々あるのですが、行動力など色々と問題が・・・。

著者: 中塚 裕
タイトル: カラー版 スイス―花の旅



*臙脂色の文字の部分は本文中より引用を行っております。何か問題がございましたら、御連絡下さい。

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