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「深川駕籠」/大江戸アクション!

 2005-07-07-08:52

山本一力「深川駕籠」

目次
菱あられ
ありの足音
今戸のお軽
開かずの壺
うらじろ
紅白(めおと)餅
みやこ颪

短編が重なっていくスタイル。主人公となるのは、元臥煙の新太郎、元力士の尚平の駕篭舁きコンビ。私には聞き慣れない言葉だったのだけれど、臥煙とはこういう人たち。
最初のジャンで飛び起きて、だれより早く火事場に駆けつけるのが臥煙だ。真冬でも白地の木綿一枚にさらしだけ。薄い木綿越しの彫物を見ると、やくざも道を譲った。
で、その性格は、
命よりも男の見栄を大事にするわけです

最初の「菱あられ」は、このちょっと異色の駕篭舁きコンビの顔見世と言った所。男の意地を掛けて、入谷鬼子母神から雑司が谷の鬼子母神まで、客を乗せてひた走る。これ、事情があって時間制限があるのです。この「菱あられ」では、ちょっと強面で何を考えているのか分からなかった二人。編を重ねる毎に、徐々に彼らの事が分かってきます。

色白でハンサムだけれど、ちょっと甘ったれ(ぼっちゃんだから?)の新太郎、漁師町育ちゆえかしっかりしていて、いつも新太郎を気遣う尚平。長屋の人々、彼らが走る間に、因縁あって仲間になっていく、町の人々もいい感じ。ハイライトは江戸版トライアスロンといった趣のある「紅白餅」かなぁ。「年忘れ吉祥駆け比べ」

色恋沙汰はほんのちょっぴり。一応ちゃんとあるのだけれど、男の友情の方が印象深いです。そしていつだって、色男の方がモテないのは、なぜなんでしょう。ちょっと可哀想になってしまいました。だって、かっこいいのにー!と。

おゆきを除けば、ごく普通の女の人は長屋のおかみさんたちくらいしか出てこない、もろに男の世界!という感じなのですが、面白かったです。続編があったら読みたいです。これからの方が、面白くなりそうな匂いを感じるのだけれど、ないのかな?
と思っていたら、7/8の新聞広告に「深川駕籠」の続編「お神酒徳利」の宣伝が!うーん、読みたい。

新聞記事で見掛けた山本さんの半生(莫大な借金を抱え、小説で借金を返そうと決意。自分の状況を江戸に置き換えて小説を書いた)が興味深くて、本を借りてきました。人情べったりでも、懐古調べったりでもない話は新鮮でした。スピード感溢れる、まさに大江戸アクション!といった趣きの一冊。

深川駕籠
山本 一力 / 山本 一力著
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つなです。
「日常」logとも称していますが、そう多くはない手持ちの本、興味が赴くままに借りてきた図書館本の感想が主になります。
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