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「ビッグ・アップル・ミステリー」/ニューヨークとミステリー

 2005-10-21-17:19
アシモフ他編、常盤新平訳「ビッグ・アップル・ミステリー」

「いぬはミステリー」 と同様のつくり(「いぬはミステリー」の方が、刊行はかなり後ですが)。マンハッタンを舞台とした、12のミステリー。

ニューヨークはみんなの、あなたや私の街である。
(アシモフによる、「はじめに」より)

ニューヨークというのは、たとえ行った事がなくても、誰もが小説や映画で馴染みがある、不思議な街。
ニューヨークとミステリーの組み合わせが、魅力的なアンソロジー。

目次
はじめに
5番街の殺人
春爛漫のママ・・・・・・ジェイムズ・ヤッフェ
57丁目の殺人
緑の氷・・・・・・スチュアート・パーマー
グリニッチ・ヴィレッジの殺人
ジェリコとアトリエの殺人・・・・・・ヒュー・ペンティコースト
リヴァサイドの殺人
あの世から・・・・・・クレイトン・ロースン
西12丁目の殺人
殺人の“かたち”・・・・・・フランセス&リチャード・ロックリッジ
49丁目の盗難
一ペニー黒切手の冒険・・・・・・エラリー・クイーン
ニューヨーク港の事件
世紀の犯罪・・・・・・R・L・スティーヴンズ
西35丁目の殺人
殺人は笑いごとじゃない・・・・・・レックス・スタウト
パーク・アヴェニューの殺人
一場の殺人・・・・・・Q・パトリック
ブロードウェイの殺人
地下鉄の怪盗・・・・・・コーネル・ウールリッチ
5番街のコン・ゲーム
スペード4の盗難・・・・・・エドワード・D・ホック
ミドタウンの災難
よきサマリアびと・・・・・・アイザック・アシモフ

■「春爛漫のママ」
デーヴとシャーリー夫妻は、未亡人の「ママ」に、独り者のミルナー警部を引き合わせようと考えた。デーヴは、ニューヨーク市警に勤務しており、ミルナー警部は彼の上司にあたる
食事の話題は、いつしか二人が目下担当中の殺人事件へ。
アームチェア・ディテクティヴの「ママ」の推理が冴える。

■「一ペニー黒切手の冒険」
探偵エラリー・クイーンは、ある日、ユネカー老人の書店で、ハズリットという男性から、奇妙な盗難の話を聞く。取立てて珍しい本でもない、「混迷のヨーロッパ」が、盗まれたのだ。その後も「混迷のヨーロッパ」の盗難は続く。
時同じくして、切手商会を営むウルム兄弟の元から、この世にたった二枚しかない高価な「一ペニー黒切手」の内、一枚が盗まれてしまう。二つの事件の関連は?

■「殺人は笑いごとじゃない」
ある朝、ネロ・ウルフの事務所に、フローラ・ギャランドという中年女性がやって来た。彼女は高名なドレスメーカーであるアレック・ギャラントの姉で、弟に取り入るビアンカ・ヴォスという女性について、調査を行って欲しいというのだ。ところが、ビアンカ・ヴォスは、ウルフとの電話中に殺害されてしまう。
利用されたと感じたウルフは、自分のために調査を始める。

■「地下鉄の怪盗」
主人公は、地下鉄の車掌ディレニー。彼が乗車する地下鉄に、街を騒がせていた「怪盗」の戦利品である、五十万ドル入りのスーツケースが乗せられた。
日常に退屈するディレニーは、犯人のスーツケースだと見破ったものの、「怪盗」の顔見たさに、スーツケースをそのままにしておく。「怪盗」はどこかで、このスーツケースを回収するはずなのだ。
ラストのディレニーのぼやきがいい。退屈に倦んでいたはずのディレニー。この事件の後の生活は、それでも、「楽をしているときって、本人にはわからない」のだ。

■「よきサマリアびと」
アシモフによる「黒後家蜘蛛の会」シリーズの内の一作。
伝統ある、女人禁制の「黒後家蜘蛛の会」。
その月例の会食に、なんと女性がやって来た。
彼女、ミセス・リンドマンは、西海岸からニューヨークへやって来た品の良い老齢の未亡人。彼女はニューヨークの夜の散歩で、ハンドバッグを奪い取られてしまう。呆然自失の彼女を助けてくれたのは、感じの良い若い男性だった。彼は彼女を自室に連れて行き、親切に介抱し、帰りのタクシー代まで出してくれる。
最初は嫌な思いをした老婦人だったけれど、よきサマリア人のような若者に出会い、いい経験をしたと考える。ところが、なんと言うこと!ショックのためか、彼女は部分的なことを覚えているものの、青年の名前も住所も忘れてしまったのだ。
「黒後家蜘蛛の会」の面々が、記憶の断片から青年の住所と名前を推理する。頑なだった「黒後家蜘蛛の会」の面々の気持ちが、この心優しく清らかな老婦人によって、ほぐれていく所がいい。

I・アシモフ, 常盤 新平
ビッグ・アップル・ミステリー―マンハッタン12の事件
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