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「狼と香辛料2」/豊作の神と行商人の旅2

 2008-02-06-22:36

支倉 凍砂

狼と香辛料〈2〉 (電撃文庫)


1巻 での危機を乗り越えた、行商人ロレンスと、賢狼ホロの旅は続く。

前作では、銀貨の取引に絡み、ホロの正体を知るものたちが、彼ら二人を陥れようとしたのだけれど、本作の危機はもっととてつもなくヤバイもの。

なぜならばロレンスは、商人としての息を完全に止められることになる、破産の一歩手前にまでいってしまうのだから!

さて、ロレンスがなぜこんな羽目に陥ったかと言えば、ポロソンの町、ラトペアロン商会で、胡椒の取引におけるいかさまを見破った代わりに、欲をかいて強引に仕入れた武具が思わぬ大暴落をしていたから。得をしたつもりで、実はロレンスはラトペアロン商会に嵌められていた。さあ、ロレンスはこの危機をどう乗り切るのか? ロレンスは、故郷を共にする者たちと、ローエン商業組合に所属している。組合や各地にある商館は、異国で災難に襲われた者、不当な扱いを受けた者を助けてはくれるけれど、個人的な失敗や負債はそれには当たらない。今回の場合、まさに頼りになるのは、己とホロのみ。

二人の才覚と、リュビンハイゲンの町へと入った時の出来事から導き出された此度の逆転劇は、羊飼いの娘、ノーラを使った金の密輸。密輸の共犯者であったはずが、ロレンスよりも切羽詰っていたレミリオ商会の裏切りなどに遭いつつも、ロレンスは何とかこの災いを乗り越える。レミリオ商会への落とし前をつけつつ、儲けを引き出す手腕は、流石商人。


ホロとロレンスとの間の進展と言えば、彼ら二人の間の小さな諍いは、考え過ぎのロレンス(商人だけに、頭も回っちゃうんだよね~)のために、大きなものになりがち。ホロの次の台詞も、まったくそうだよなぁ。

「次からはわっちを怒らせてくりゃれ? ぬしが色々考えてくれるのは嬉しいが、場合によっては互いに怒って怒鳴り合ったほうが早く問題が片づくこともある」

時に愛情をこめて、時に揶揄いながら言う、ホロの「お人好し」という言葉。商人とお人好しは相容れないものにも感じるのだけれど、ロレンスの場合、商売以外になるとからっきしだからか、これが不思議と両立しちゃうんだよなぁ。勿論、ホロだからこそ、ロレンスも「お人好し」になっちゃうかもしれないけれど。

さて、おそらくは中世の時代をイメージしていると思われるこの作品。教会のイメージがとてつもなく悪いのには、ちょっと苦笑してしまいます。「羊飼い」って聖書に何度も出てくるキーワードだし、そんなに怪しげに見える職業だとは全く知りませんでしたよ…。

*臙脂色の文字の部分は本文中より引用を行っております。何か問題がございましたら、ご連絡ください。

・「狼と香辛料 ?」/豊作の神と行商人の旅3

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