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「ベルギービールという芸術」/ベルギービールだ!

 2005-11-20-16:28
田村功「ベルギービールという芸術」光文社新書

目次
? ベルギービールを知る
? ベルギービールを味わう
? ベルギービールのある食卓
? ビア・カフェを愉しむ
? ビールからベルギーを知る
巻末 ベルギービール名鑑

ベルギーという国に対しては、チョコレートやポアロの国として、勝手に親近感を抱いていたのですが、ここに更に「ビールの国」が加わりました!

ベルギービールに対する愛情溢れる一冊です。

ベルギーは、国土の大きさが日本のほぼ十二分の一しかない、ヨーロッパの小国。北へ行くとオランダ、南へ行くとフランス、東へ行くとドイツと陸続きになっている。ちなみに西海岸の町オーステンデから東端の町アルロンまでは、高速道路を飛ばせば二時間半もかからずに走破出来るそう(距離にすると約280キロ)。

小国ではあるけれど、そこで生み出されるビールの種類はまことに多彩。
ここまで言われると、ちょっと飲みたくなりませんか?

ベルギーの醸造家は、ホップや麦芽だけでなく、スパイスやハーブやフルーツの使い方についても、まったく天才的な閃きとテクニックを駆使しています。よその国の醸造家が目の敵にして嫌う野生酵母すら、見事に手なずけてビールに使い込んでいます。そのベルギーの醸造家たちの手によって造り出されたビールは(人によって好みが分かれることを承知のうえで言いますが)、ありきたりの美味しさをはるかに超えて、飲む人の心の隅々までジーンと沁み込みます。
ベルギービール・・・・・・、まさにビールの芸術品です。ドイツとイギリスがビールの本場であるならば、ベルギーは「偉大なビール芸術国」といってもいいでしょう。

更にベルギービールを造っている醸造家は、<ほかとの違い>を一番大切にし、「ベルギーに同じ味のビールは二つとない」と言われるのだそうだ。どれか一種類のビールが大ヒットしても、それをお手本にしてもコピーはせず、味そのものについては、それぞれの醸造家の嗜好や感性の違いが、ビールにはっきりと現れているそう。「自分なりの解釈」があるんだなぁ。そして、一つのビールが、その市場に多様な味の新たなビールを生み出し、消費者の選択を広げたことを喜ぶのだって。

小さいけれど、ぴりりと個性的で素敵な国。「? ビア・カフェを愉しむ」には、かなり詳しいカフェの紹介が載せられているので、旅行ガイドとして愉しむ事も出来そう。「ベルギービール名鑑」は、写真つき。面白い形の専用グラスも良く分かる。

田村 功
ベルギービールという芸術
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以下、メモ
■「ベルギービールの二大潮流―フランデレンとワロニー」より
ベルギーのほぼ中央に首都ブリュッセルが位置し、その直ぐ下を言語境界線が走っている。北ではオランダ語、南ではフランス語が話される。
☆北部のオランダ語圏―フランデレン
             ・・・ゲルマンの血を多く引く
             ・・・フルーティーさや麦芽の香りを重視
☆南部のフランス語圏―ワロニー
             ・・・ラテンの血が濃い
             ・・・スパイシーさと口当たりの軽さを重視

■「ワイン同様グラスが重要」より
ベルギービールの個性的な味わい、香りを満喫するうえで欠かせないのが、銘柄ごとの専用グラス。これは機能的な要素と美的な要素の二つからデザインされており、機能については、以下、三つの観点から形状が工夫されている。
?泡立ちのコントロールがしやすいこと
?香り立ちを強化すること
?ビールと泡がバランスよく口の中に入るようにすること
(筆者によると、家庭で愉しむ際には、バルーン形、聖杯形、円筒形の三種類を用意しておけば、たいていのベルギービールに対応出来るらしい。ただし、ベルギーのカフェでは、全てのビールに専用グラスを揃えているそう)

■「ベルギービールは「スローフード」である」より
土地土地に伝わる伝統のレシピを受け継ぎ、手塩にかけて造るビールは、世界の多くのビールメーカーが熟成に一ヶ月もかけないで出荷しているのに対し、三ヶ月から四ヶ月、ところによっては二年も三年もの長い熟成期間を要する。

■「国語のない国」より
ベルギービールのラベルは絵画的表現手法でデザインされており、文字は絵画の中に埋没していることが多い。これは北部と南部の間で言語が異なり、コミュニケーション機能を持たないからであり、そのために絵画の持つ豊かなイメージ性とメッセージ性が大切にされている。ラベルに描かれるベルギーの歴史も興味深い(ゴロワーズ:ガリア人、ヘレケテル:古代ギリシャの釜、ユリウス:シーザーのガリア征服などなど)。
(中世ヨーロッパに興味が出てくると、なかなかに面白い由来のラベルが他にもごろごろ)
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秋冬はどうもイベントが多い我が家。昨日はベルギービールを飲ませるお店(メインは牛頬肉のポルト酒煮込みや、子羊のローストだったので、料理はフランス料理なのか?)で、結婚記念日ディナーをしてきました。
・・・なんか飲んでばっか?いや、程ほどですよ、程ほど。多分ね。
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☆関連過去記事:ビール
 何でビールにグラスがいちいち付いてくるんだ?、と疑問だったのですが、合点がいったことでした。今月はこれを読んだので、より楽しめそうです。

先月の「Brugse Tripel」は、”「黄金の木」を意味するハウデン・ボーム醸造所の手によるもの。心地よい甘味を伴うカラメル香とハニーの香りが印象的な、麦藁色の高アルコールビール。飲み込んだ後にホップの香りと苦味が残って、後口はまことに爽やか”なんだそうだ。

*臙脂色の文字の部分は本文中より引用を行っております。何か問題がございましたら、ご連絡ください。
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