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「失踪症候群」/必殺仕事人?!

 2005-11-22-10:40
貫井徳郎「失踪症候群」双葉社

貫井徳郎氏、初読みです。でも、実はこの作品はいまいちでありました。
もっと面白いものを、もしご存知でしたら、是非教えてください。

警視庁内のスタッフ部門にあたる警務部人事二課には、環敬吾という妙な人物が居た。私生活を全く見せず、与えられる仕事量も少ないのに、席を立つ回数や、掛かってくる電話の回数がやたらに多い環。
というわけで、冒頭は、この環という人物に疑問を持った、人事二課のスタッフ、安藤京子の視点から始まる。彼は一体何者なのか?

実は環は、現代における必殺仕事人のような役割を果たしていた。警察本体を動かせない時に、闇で事件をするっと解決するわけ。彼はチームを率いるリーダーで、メンバーは次の三名。普段は肉体労働のバイトで稼ぐ、体力自慢の倉持真栄、この作品ではその素性、普段の行いが、まだ謎に包まれている托鉢僧の武藤、警察を辞め探偵業を営む原田柾一郎。

今回の仕事は、失踪した若者を探せというもの。だから、タイトルは「失踪症候群」。次々と失踪した、彼らの共通点の一つ目は年齢、二つ目は親許を離れて一人暮らしをしている点、三つ目はそれほど高い学歴を持っているわけではない点、四つ目は何らかの形で人生相談を受けているという点。
取り立てて美男美女はおらず、あくまでも平凡な若者たち。また、自動車免許を持っていない者も何名か。

彼らはなぜ失踪したのか?
なぜ同年代で、いまひとつ特徴のない彼らの失踪が続くのか?

そこそこには面白かったのだけれど、せっかくの「必殺仕事人」メンバーのキャラが、いまいち立っていない様に思われた。若者たちの失踪の理由も、かなり安易であったりする。絡んでくる不動産業者、ちょっとイカれたミュージシャンたちの設定も、それ程意外性があるわけでもない。「仕事人」メンバーの一人である、原田柾一郎とその娘の関係も、途中クローズアップされるのだけれど、何というか予定調和的。色々な要素を、詰め込み過ぎのようにも思う。後で調べたらこれはシリーズ物の第一作であるようなので、チームのメンバーの「顔見世」的要素が、強いせいもあるのかもしれないけれど。

でも、こういうことが可能であるならば、本当にやってしまいたいと思う若者も、結構多かったりもするのだろうか。現実の闇の方が、怖いのかもしれないなぁ(といっても、これ、10年前の作であるようですが)。


貫井 徳郎
失踪症候群  ← 私が読んだのはこちら
 ← 既に文庫化されているようです
貫井 徳郎
失踪症候群  
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