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「おそうじをおぼえたがらないリスのゲルランゲ」/掃除、好き?

 2005-12-09-08:53
 
ジャンヌ・ロッシュ・マゾン, 山口 智子, 堀内 誠一
おそうじをおぼえたがらないリスのゲルランゲ

リスのゲルランゲは、やさしいおばあさんと、十匹のきょうだい子リスたちと一緒に、立派なブナの林の中で、楽しく暮らしていました。
かくれんぼうをしたり、おにごっこをしたり、リスとびをしたり。また、時には林の中の明るい空き地で、輪になって踊る事もありました。

ゲルランゲはきょうだいたちの中で、いちばん小さな子リスなのですが、少し怠け者で、大変強情でもありました。でも、元気で剽軽ですばしこく、可愛い、抜け目のない顔つきをしていたから、誰でも好きにならずにいられなかったのですけれど。

さて、そんなゲルランゲには嫌いな事が一つありました。それはお掃除!
ご飯のあと、クルミのからのお皿を片付ける事は、割合気持ちよくやったのだけれど、コケの絨毯をしっぽで掃く事は大嫌い!

ある日、お掃除の番にあたったゲルランゲは、埃を払う振りさえせずに、ブランコを作りに出かけてしまいます。これにはにいさんたちもとても怒り、とうとうやさしいおばあさんに、家から追い出されてしまいます。
ご飯にもありつけない、野宿もしなければならない、踊るときも一人っきりで踊らなくてはならない。でも、ゲルランゲはとっても意地っ張りなのです。

「ぼく、ごはんなんかいらない。野宿をしたっていい。オオカミにたべられたっていい。でも、ぼく、おそうじはおぼえたくないや」

こうして、ゲルランゲは風呂敷包みを肩に担ぎ、みんなの所から出て行きます。屁理屈を繰り返しながら、ぴょんぴょんと枝から枝へと跳んでいたゲルランゲ、足を踏み外して、眠っていたオオカミの背中の上に落ちてしまいます。オオカミはリスを食べる動物。ゲルランゲ、ピンチ?!ところが、ゲルランゲは落ち着いたもの。

「ぼく、たべられてもいいんです、オオカミさん。でも、おそうじはおぼえたくありません」

ゲルランゲを食べるのは、オオカミにとって簡単な事だけれど、このオオカミにはプライドがあったのです。生意気な子リスにあんまり吃驚したオオカミは、いとこのキツネの所に、ゲルランゲを連れて行きます。

「わしは、この国でいちばんえらいオオカミだ。わしが、つねづね、たべものをえらぶたちだということは、だれだってしっておる。もし、このわしがなにもできんリスを一ぴき食ったとしてみろ、わしは、みんなのまえで、大きな顔ができるかね?」

そう、オオカミはこのままでは、ゲルランゲを食べることが出来ません!
ゲルランゲを、食べるに値するものにするために、オオカミはゲルランゲにおそうじを覚えさせなくてはなりません。ここから始まるオオカミの悪戦苦闘は涙ぐましい。ゲルランゲの屁理屈のために、オオカミはゲルランゲに食べ物をやり、家を建ててやり、踊りの相手をしてやります。相談する動物も増えていき、キツネの次には、キツネの友達のアナグマが、その次にはフクロウおくさんが加わります。

この辺の反復は、きっと子供にはたまらない(大人になってもとっても楽しい!)。オオカミにやらせてみてから、きみは、なにもしっちゃいないんだな」と子ギツネを案内に付けてあげる、いとこのキツネも大概意地悪。

はっはっ、はっはっ!

オオカミは息を切らしながら頑張ります。

さてさて、全ての望みを叶えてあげても、ゲルランゲはこう言い放ちます。

「そんなこと、どうだっていいのです。ぼく、おそうじをおぼえたくありませんよ」

げっそりしてしまったオオカミは、めくらめっぽうに遠吠えを始めます。最後の踊りがあんまり華やかだったし、オオカミの遠吠えはやまないしで、ゲルランゲ一行の元には、森中の動物たちが集まってきます。勿論、そこにはゲルランゲのおばあさん、きょうだいたちも・・・。おお、ゲルランゲが物騒な動物たちに囲まれている!

ゲルランゲのおばあさんは、大弱りのオオカミに、ゲルランゲの耳を引っ張って、とっちめてやることを請合います。ただし、足の悪いおばあさんがいる木の上まで、ゲルランゲを押し出してやるのは結構大変なこと。オオカミはゲルランゲのしっぽをしっかり咥え(逃げられては大変だ!)、キツネがそのオオカミを押し上げ、しんがりにはアナグマがつきます。フクロウおくさんは、アナグマの首筋の毛を引っ張って応援します。

さてさてさてさて、どうなるか。それはそうですよね。ゲルランゲはおばあさんの機転で、勿論、この自分を食べることが出来る物騒な動物たちから、首尾よく逃げ出します。オオカミの律儀なことといったら!おばあさんに話しかけられて、思わす応えてしまうのですもの。当然、しっかり閉じていた歯は緩んでしまい、よろけて倒れて、オオカミたちはがらがらがっしゃーん。

この冒険ではとうとうお掃除を覚えなかったゲルランゲ。芯は気立てのよい子リスだったし、おばあさんを喜ばせたかったので、この後、ともかくもお掃除を覚えたそうな。

ゲルランゲの絵は勿論、サスペンダーつきの黄色いズボンを履いたオオカミ、赤い洒落たベストとチェックのジャケットを羽織ったキツネ、赤いベスト(というか、チョッキ?)のアナグマ、青いズボンの子ギツネの絵も、とっても可愛い。

この本の続編には、「
けっこんをしたがらないリスのゲルランゲ 」があります。そう、ゲルランゲはあまり懲りていないのです。ただし、「けっこん~」の方では、ゲルランゲは多少痛い目にあっています。こちらもとっても楽しい本です。

*臙脂色の文字の部分は本文中より引用を行っております。何か問題がございましたら、ご連絡ください。
************************************************
さてさて、そろそろ大掃除のシーズンでしょうか。新しい年を迎える時には、綺麗なお家がいいなと思うものの、何もこの寒い時期にやらなくても、と思う事も確か。普段の掃除が大切なのよねと思いつつ、私もゲルランゲと同じで、片付けはともかく掃除はあまり好きではありません・・・。

普段のお掃除には、こちらの本がオススメです。「
毎日楽ちんナチュラル家事 」。店頭にあったら、どうぞお手にとってご覧くださいませ。
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