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「古道具 中野商店」/ゆるゆると時は過ぎ行く

 2006-03-22-22:45
川上 弘美
古道具 中野商店

「古道具 中野商店」を舞台にした物語。

「中野商店」は、どこか惚けた味わいのある中野さんが営むお店であり、骨董屋でもアンティークショップでもなく、ただの古道具を扱うお店。そこでアルバイトする主人公ヒトミと、同じくバイトのタケオ、店主の中野さん、中野さんの「女」のサキ子さん、中野さんの姉のマサヨさん・・・。
東京の西の近郊、学生街にある中野商店に集う人々が織り成すストーリー。

目次
角形2号
文鎮
バス
ペーパーナイフ
大きい犬
セルロイド
ミシン
ワンピース

林檎
ジン
パンチングボール

三度目の結婚なのに「女」がいて、それも更に二股になってしまう、飄々としているのに、なぜか女性関係がややこしい「中野さん」。つるりとした顔をした五十代半ば、中野さんのゲイジュツカで独身の姉、マサヨさん。中野姉妹に関わる人々、古道具屋の一風変わったお客たち。ここ中野商店では、時は随分とゆるゆると過ぎ行く。

しかし、短編が連なる中、主人公ヒトミは何となくタケオと付き合いだし、些細なことで喧嘩をし、修復不可能な仲になってやっと、タケオのことが随分と好きだったことに気付く。

そして、永遠に続くかに思われた、この中野商店での時間は、「ジン」に至って終わりを告げる。「パンチングボール」では、みんなが新装開店! 中野商店が「解散」して三年、それぞれに時は流れた。ヒトミとタケオはまた新たに出会い、中野商店は、西洋アンティークショップ「なかの」として新生する。

「愛してる」ってなーんだ。難しいけれど、マサヨさんの言葉には、なかなか含蓄がある。時がとまったような中野商店での日々。小説の中ですらもそのままではいられないけれど、こんなバイト先、いいなぁと思った。こういう雰囲気、好きだなぁ。
やさしげな表紙そのままの雰囲気の物語。

川上さんは、蛇を踏むに挫折したことがあるのだけれど、古道具屋 中野商店」「蛇~」に比べ、随分分かり易く感じた。蛇~」も再度挑戦してみようかな
(っていうか、蛇~」は芥川賞なのね・・・。通俗的な本読みだからか、芥川賞はいつもどうも性に合いません・・・)。

川上 弘美
蛇を踏む
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つなです。
「日常」logとも称していますが、そう多くはない手持ちの本、興味が赴くままに借りてきた図書館本の感想が主になります。
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2008年3月23日に、fc2ブログに引っ越してきました。それ以前のamebaブログでの更新も、引っ越しツールによって移行しています(以前の記事は、表示が少々見辛いかもしれません。ご容赦を)。

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