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「毎月新聞」/懐かしの壁新聞的

 2006-05-14-14:18
 
佐藤 雅彦
毎月新聞 」?
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「経済ってそういうことだったのか会議」 の(というか、「だんご三兄弟」の)佐藤氏による、新聞の形をしたエッセイまたは意見集。
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ヨンコマ漫画ならぬ、サンコマ漫画の「ケロパキ」つきで、壁新聞的でもあるとも言えるのかも。この表紙のような雰囲気のものが、創刊準備号「じゃないですか禁止令」(これはまさに表紙になっている)から、第1号~46号最終号まで続く。「ケロパキ ボツ名作選」「テレビを消す自由 よりよくメディアとつきあうために」の二本の付録つき。

そういえば、子供の頃、母が主体となって「我が家の新聞」的なものを、時々発行したりしてたよなー、などと懐かしく思った。今でもこうやってブログにつらつら書いてたりするんだけど、ああいう手書きの文字で書くのも、当時は嫌々やっていたものだけれど、今思うと貴重な経験だったのかも、などと思う。
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割とごく当たり前の意見も多いんだけど、ところどころ、「表現者」ならではと感じる「モノの見方」があって、面白かった。
第45号「す、も×8、のうち」より。
テレビ番組や映画などに多く見られる受け身で楽しむだけでいいエンターテインメントは確かに楽でありがたいです。逆に自分で考えなくてはならないインタレスト(探究心)主体の表現はちょっと面倒でもあるでしょう。しかし、今や手取り足取りの視聴率のとれるバラエティや安直なエンターテインメント・ビジネスに幻滅を感じている人々も少なくないような気がします。人間は、そもそも考える力があり、それを使うことに喜びを感じる生き物でもあります。
エンターテインメントからインタレストへ、これが今、僕が表現する上でとても意識していることのひとつなのです。

これは、付録の「テレビを消す自由」にも繋がっていく話

第5号「ブーム断固反対」は、もともと書こうと思っていた内容であったのに、まさにだんご三兄弟により氏自身がブームの渦中の人となってしまい「ブーム」についての客観的な警告ができない立場」になりながら、書かれたもの。
ブームとは記号的な消費の形であり、扇情的な力による消費の爆発的拡大である、という表現に、なるほどなるほど。
一度ブームが起こると、「そのとき、個人個人は、その商品の本来の価値よりも、「その商品を手に入れるかどうか」が大きな価値基準となり、人々は手に入れることによってかなりの部分で満足させてしまう」。ベストセラーなんかも、これに似てる。でも、「手に入れてしまえば、その商品に対して興味も愛着も続かない。だから寒々とした荒涼感が残る」のは淋しいよね、やっぱり。

第31号「これを、~とする」からは、旅先で食べた「赤ワインを発酵させたスープ」の話。ひどい味としか感じ取れなかった一行の中で、ある女性スタッフが「もしかして、ここの人たちは、これをおいしいとする?」と新たな見方を提案する。
自分が理解できないということは、自分の中にその価値を認める体系がないと言うことである、だから「このスープはおいしい」と仮に認め、改めてそのスープを飲むと逆にその価値観を含んでいる”ある体系”の存在に気づくことがあるのだ。
そう考えると、多くの文化や自然科学の成り立ちはみなそうである。
「光の速度を常に一定と考える」「量子と呼ぶ極めて小さいモノは物質と同時に波とする」と言ったとんでもないことを仮に認めると、それを包含している新しい体系が見えてきて、現実のこの世界を前より上手く解釈できる。これは、単純に違った価値観でものを見るべきであるといった教訓話ではない。創造というものの原点を示していると僕は思うのだ。

これは面白いものの見方だなぁ、と思う。「創造」というものは、遠いところにあるのではなく、実際は自分が思っているよりも、ずっと近くに転がっているものなのかも。

*臙脂色の文字の部分は、引用を行っております。何か問題がございましたら、ご連絡ください。
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つなです。
「日常」logとも称していますが、そう多くはない手持ちの本、興味が赴くままに借りてきた図書館本の感想が主になります。
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