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「道」/スタンリー・イェルナッツ、かく語りき

 2006-10-04-22:04
ルイス・サッカー, 幸田 敦子, Louis Sachar


これは、スタンリーがあのグリーン・レイク・キャンプ少年院を生き抜くための知恵を教えてくれる本。

グリーン・レイク・キャンプ少年院がどんな所かって言えば、そこはこんなところ。レイクと名が付くものの、そこには水なんて一滴もない。少年たちは、熱と埃にまみれた荒れ果てた大地に、毎日一つずつきっかり直径1.5メートル、深さ1.5メートルの穴を掘る。所長は穴を掘らせるのは少年たちの更生のためだって言うけれど、前作「 」を読んだ読者は、それが違うってことはもう分かってるよね。

さて、前作「穴」の最後において、グリーン・レイク・キャンプ少年院は閉鎖されたはずだったんだけど、お偉方が「根性を鍛える」ことにいたく共感してしまったせいで、少年院は再開、でもって、あの女所長はまたしても、ボスに返り咲いたんだそうだ。

だから、スタンリーはこの本を書いた。スタンリーが語る、キャンプでの生き残りの知恵やコツは、グリーン・レイク・キャンプ少年院だけでなく、どこかの施設に入る誰かのためにも、きっと役に立つはずなんだ。

目次
まえがき
プロローグ 独り
1 やつら
2 鎧
3 嗚呼!
4 蠍
5 命綱
6 蜘蛛
7 穴
8 真相
9 蛇
10 作法
11 蜥蜴
12 あいつ
エピローグ 旅立ち
あとがき

1~6まであるサバイバル・テストが途中に挟まる。でも、その問いがたとえ三択であったとしても、油断しちゃいけない。繰り返し語られるのは、自分の頭で考える事の大切さ。

「穴」の登場人物のその後についても、少々匂わせたり、「旅立ち」の章では二、三行で軽く説明はなされるんだけど、全編通して考えれば、「穴」の続編というよりは、サイド・ストーリーといった感じかな。

ガラガラ蛇や、蠍、タランチュラ、なんてーのには、なかなか出遭う機会がないとは思うけど、スタンリーが語る言葉には、人生の真実がちらほらと見え隠れしている。

いま、きみの人生は、いばらの道にさしかかった。遠からず、きみは穴掘りマシンになる。全身に、かたい筋肉がついてくる。心にも、魂にもだ。そうでなければ生き残れない。でも、きみのなかの奥深くに住む大切な<だれかさん>と―自分自身と―疎遠になってはいけないよ。いつも見つめあってこそ、ほんとうに、きみは生きのびられるんだ「あいつ」より)。

*臙脂色の文字の部分は、本文中より引用を行っています。何か問題がございましたら、ご連絡ください。
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「日常」logとも称していますが、そう多くはない手持ちの本、興味が赴くままに借りてきた図書館本の感想が主になります。
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