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「九百人のお祖母さん」/愛すべきほら話

 2008-05-26-00:16
lafferty1.jpg
九百人のお祖母さん (ハヤカワ文庫SF)
(1988/02)
R.A. ラファティR・A・ラファティ

商品詳細を見る

目次
九百人のお祖母さん
巨馬の国
日の当たるジニー
時の六本指
山上の蛙
一切衆生
カミロイ人の初等教育
スロー・チューズデー・ナイト
スナッフルズ
われらかくシャルルマーニュを悩ませり
蛇の名
せまい谷
カミロイ人の行政組織と慣習
うちの町内
ブタっ腹のかあちゃん
七日間の恐怖
町かどの穴
その町の名は?
他人の目
一期一宴
千客万来
 訳者あとがき
 文庫版 訳者あとがき
表紙を見た瞬間、借りることを決意した本です。SFでこの表紙って、気になりません? 文庫裏の説明によると、これは「愛すべきホラ吹きおじさんラファティの抱腹絶倒の21の短編」集。抱腹絶倒というか、後でじんわりおかしくなってくるタイプのお話だと思うけれど、愛すべきホラ吹きおじさんというのは、全く同感。訳者あとがきにも、ラファティの愛すべきおじさんぶりが書かれているのだけれど、文章からも何となく伝わってくるような気がします。「うちの町内」は、ちくま文庫の「新編 魔法のお店」にも収録されていたので、これだけは以前、読んだことがありました。

いくつかの短編について。でも、あらすじを書いても、この面白さは伝わらないんだよなぁ。

「時の六本指」
自由に加速状態へ入ることができるようになった、ヴィンセントの話。

「山上の蛙」
パラヴァータでは、エリートであるローアたちが姿を消し、愚鈍なオガンタたちが彼らにとってかわるようになっていた。ガラマスクはこの謎と親友アリンの死の謎に迫るため、三重の山に登り、猫ライオンのシネク、熊のリクシーノ、コンドル鷲のシャソス、そして蛙男のベイダー・ジェノを仕留める狩りの旅に出るのだが…。ガイドのチャヴォは、ガラマスクを尊敬しているといいつつ、なぜかガラマスクの命を狙うのだ。

「カミロイ人の初等教育」
”カミロイ人の初等教育に関するダビューク市PTA連合への合同報告書、副題「近隣惑星の平行文化に対する批評的感想ともう一つの教育法の評価」の抜粋”なる設定のお話。

「スロー・チューズデー・ナイト」
超外科手術によって、人類が前よりも素早い決断、よりよい決断を下せるようになった世の中の話。今では、人々はその性質と嗜好に従って、早起き族と昼光族、深夜族の三派に分かれて暮していた。八時間で一つの経歴を作るのも、ごく普通のことになっていたのだが…。そんなある火曜日の一夜のお話。

「スナッフルズ」
惑星ベロータに研究にきた、探検隊の六人。そこには熊もどきともいうべき、愛すべきスナッフルズ(鼻詰まり)がいたのだが…。ある日、豹変したスナッフルズが、探検隊を襲う。

「蛇の名」
ローマ教皇による回勅により、はるか遠い惑星アナロスに宣教に訪れたバーナビィ神父を待ちうけていた運命とは…。

「町かどの穴」
ある夕方、帰宅したホーマーは、愛する妻レジナを貪り食い始めた。ホーマーに一体何が起こったのか? レジナの「ゼッキョー、ゼッキョー」というフレーズが印象的。

「他人の目」
「その町の名は?」、「われらかくシャルルマーニュを悩ませり」と同じ研究所を舞台としたお話。研究員、チャールズ・コグズワースは、他人の眼を通して物事を見る装置を完成させたのだが…。

民話的雰囲気を持つ「巨馬の国」、「せまい谷」、「一期一宴」も印象的だし、恐るべき子供たちとでも名付けたいような、カミロイ人の子供たちや「日のあたるジニー」なども印象的。一気に読むと、ちょっとお腹いっぱいになってしまうけれど、ぼちぼち読み続けると良かったな~。いやー、ケッタイなお話です。電気技師であったラファティが、SF誌にデビューしたのは彼が四十五歳の時だったそう。ずいぶん遅咲きのようにも思うけど、真面目にお仕事をしながらも、頭の中にはこういう世界が広がっていたのかなぁ。
SF
コメント
はじめまして。ブックマークしてこっそり見ていたのですが、コレが出ちゃ我慢できずにトラバしてしまいました。この本だいすきです。
テリー・ビッスンのふたりジャネットなど、ヘンなSFがすきなもので。
【2008/05/26 19:44】 | jett #- | [edit]
jettさん、はじめまして。
っていうか、実は私もjettさんとこを、勝手に右のブログリストに入れてます。笑
マンガもいつも楽しみにしているのです。
ご挨拶もせず、すみません~。
コメント、トラバ、とっても嬉しかったです。

この本、いいですね~。
この奇天烈加減がたまりません。
「ふたりジャネット」、評判いいみたいですね。
未読なので、今度読んでみますね!
【2008/05/27 00:04】 | つな@管理人 #- | [edit]












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【2008/05/26 19:43】
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つなです。
「日常」logとも称していますが、そう多くはない手持ちの本、興味が赴くままに借りてきた図書館本の感想が主になります。
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