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「髭麻呂」/平安の世に暮らす人々

 2006-11-14-22:47
諸田 玲子
髭麻呂

平安時代といえば、自分の中では「なんて素敵にジャパネスク!」の瑠璃姫、高彬、鷹男の帝が活躍、若しくは「陰陽師」の安倍晴明と源博雅が活躍する時代。大概、イメージが偏ってはおりますが・・・。

で、今回のこの本は、お鳥見女房」「犬吉」などの時代物をものしている諸田さんが、平安時代を書いたもの。そうだなぁ、くだけた「ジャパネスク」と雅な「陰陽師」の中間のような物語。

検非違使庁に勤める監督長(かどのおさ)なる下位の官人である、藤原資麻呂こと髭麻呂は、盗賊追捕の役を仰せつかっているものの、これが生来の怖がりで。年の頃は二十四。おっとりした顔立ちの優男ぶりを、太い眉と頬髯で誤魔化している。

さて、髭麻呂が仰せつかるお役目とは、巷を騒がせる盗人・蹴速丸を捕らえること。蹴速丸は変貌自在にして神出鬼没。義賊であるという者があるという一方、残虐非道な人殺しだという者もいる。偽者も横行し、誰一人としてその顔を見たものはいないのだが・・・。

目次
楓館の怪
女心の怪
月夜の政変
かけがえのないもの
烏丸小路の女人
笙と琴
香たがえ
鬼法師の正体

髭麻呂と蹴速丸とのファースト・コンタクトは、楓館で殺された女人の元。蹴速丸はなんと役人に化けており、髭麻呂はまんまと彼を逃してしまう! その後も、変幻自在の蹴速丸に翻弄され続ける髭麻呂であるが、いつしか蹴速丸の事情を知り、彼らは友人となる。さて、蹴速丸の隠された事情とは?

怖がりだけれど、心優しく人のいい髭麻呂。気風も良く頭も切れ、かつ隠された役目のために邁進する蹴速丸。髭麻呂の恋人で、謎解きを得意とする梓女。キャリア・ウーマンである、梓女の母(衣擦れの音を頼りに装束を作る、今で言う服飾デザイナー)と祖母(都でその名を知られた調香師)。髭麻呂が拾って、従者とした生意気な雀丸。羅生門近くの孤児達・・・。これらの人物造詣がいいんだー。

実際にあった政変を絡めたストーリーだけど、特に難しくもなく、彼らの活躍を楽しみながら、するすると読めてしまう本。ただし、平安時代の女人として、梓女のスタイルはちょっと疑問だけど・・・。笑 (華奢な体付きに似合わぬ、形が良く豊満な乳房っつーのは、平安時代にアリなのか?) あと、彼女の話し方がちょっと蓮っ葉なんだよな。も少し上品でも良かったと思うのです。 

 ← こちらは文庫。「王朝捕物控え」だそうな。
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「日常」logとも称していますが、そう多くはない手持ちの本、興味が赴くままに借りてきた図書館本の感想が主になります。
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