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「退屈姫君伝」/めだかの姫さま、活躍す

 2006-12-06-23:07
米村 圭伍
退屈姫君伝

陸奥磐内藩の末の姫君、めだか姫が嫁いだのは、四国の小藩、風見藩。石高は、五十万石から、吹けば飛ぶよな二万五千石へ。大藩に居た頃とは何かと勝手が違うものの、嫁いだ藩主、時羽直重もなかなかの好人物であり、めだかの姫は、天真爛漫の気質を損なうことなく、今日もゆく。

目次
 
そもそものはじまり
第一回  あくびとは眠くなくても出るものね
第二回  水茶屋の天女に惚れるお庭番
第三回  小藩はひとつ足りない六不思議
第四回  怪人の頬が震える歩三兵
第五回  鵺が鳴き人魂は舞い賽子は鳴る
第六回  波銭の名月冴える盆の庭
第七回  切餅をほどけば娘あとずさり
第八回  どの門に回れど同じ赤い痣
第九回  古井戸や簪飛び込む水の音
第十回  意次の子はにぎにぎをよく覚え
第十一回 油照り暑さをしのぐ心太
第十二回 化かされて破邪の剣は空を切り
第十三回 市松の生首が浮く蚊帳の外
第十四回 猫ならばネの字の獲物いけどりに
第十五回 白玉の涼爽やかに大団円
 これでおしまい

「退屈姫君」という言葉と、「しゃばけ 」シリーズでお馴染みの柴田ゆうさんの表紙絵で、気になっていた本シリーズ。どれが最初なんだか分かり辛くて、なかなか借りられなかったんだけど、「姫君」もので一番最初らしいと思われた本書を借りてきました。実はこれ、結論から言っちゃうと間違いだったんですけどね。正しくは、「風流冷飯伝」がシリーズの始まりだったようです、く、悔しい。ま、でも、大勢に影響はなく、するする読んじゃう事が出来ましたが。

さて、輿入れの後、短い蜜月を過ごしたものの、夫の直重はめだか姫に江戸の藩邸を任せて、参勤交代で国許へ帰ってしまう。暇を持て余しためだか姫は、風見藩に伝わる七不思議ならぬ六不思議を解いてやろうと、意気込むのだけれど・・・。

六不思議はいつしか、風見藩や磐内藩の存続をかけた大問題へと発展する。さて、めだか姫は、夫から任されたこの藩邸を護りきる事が出来るのか。くのいちのお仙、頼りない幕府隠密、冷飯の弟君、長屋の人々がめだか姫の味方。対する敵は、なんと今を時めく、老中、田沼意次。

めだか姫本人は知力にも自信がありといった感じなんだけど、美貌はともかく知力の方は、勘は良いけど習い事の将棋の手を見ても、ちょっと危うい。その辺は、それぞれ一長一短はあるけれど、キャラの立った周りの者たちと力をあわせて、といった感じかなぁ。

新しい世界が見られるとかそういう物語ではないんだけど、手練れの語り口をゆったり楽しむことが出来る本。しかし、新潮社は「しゃばけ」シリーズや、お鳥見女房シリーズ金春屋ゴメスシリーズ と、ほのぼの時代物セクションでもあるのかしらん。いや、好きなんだけど、こういう安心、ほのぼの時代物シリーズが多いよなぁ、と。

 ← こちらは文庫
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つなです。
「日常」logとも称していますが、そう多くはない手持ちの本、興味が赴くままに借りてきた図書館本の感想が主になります。
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2008年3月23日に、fc2ブログに引っ越してきました。それ以前のamebaブログでの更新も、引っ越しツールによって移行しています(以前の記事は、表示が少々見辛いかもしれません。ご容赦を)。

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