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「クリスマスの木」/あるツリーの物語

 2006-12-09-19:53
ジュリー サラモン, Julie Salamon, Jill Weber, 中野 恵津子, ジル ウェーバー
クリスマスの木

ニューヨークのクリスマスといえば、ロックフェラー・センターの美々しく飾り付けられたクリスマス・ツリー。この巨大なクリスマスツリーは、実はちゃんとした生の木で、ロックフェラー・センターに飾られるために、選び出され、切り出される。

そしてこのお話は、そんなクリスマスツリーにあったかもしれない、一つのお話、童話。

目次
プロローグ
ブラッシュ・クリーク
シスター・アンソニー
アンナ
友だち
教師たち
雪嵐
別れのとき

クリスマスツリー
謝辞

ロックフェラー・センターの造園管理部の部長をしている「私」。「私」はいつも、今年のクリスマスツリーの明かりが灯る前に、来年の木を探し始める。

ロックフェラー・センターのクリスマスツリーに相応しい木はどんな木かって? 一言で言うのは難しいけれど、その木はクリスマスの飾り物や電球よりも明るく輝く、”魂”を持っていなければならない。そんな気品のある木があれば、沢山の人が周りに座った証拠に、夏は幹の周りの草がペシャンコに倒れ、茶色くなっている。冬にはその木を見ているだけで、温まったような気分になる。そういう木は、大きくて逞しいのに、穏やかで優しく、人の心を慰めてくれる。

さて、ある年の春、ニュージャージー州の半分も網羅したかと思うほど、散々空を飛び回っていた「私」は、一際美しい土地を見つける。そこはブラッシュ・クリークと呼ばれる修道院だった。そして、そこには”大当たり”の、豊かな色合いと威厳を備えたドイツ・トウヒが居た。”尼さん”にクリスマスツリーを頼むなんて、これは楽勝。今年のクリスマスツリーは決まったも同然、と思った「私」であったのだが・・・。

その木、”トゥリー”は、修道女、シスター・アンソニーにとって特別の木だったのだ。孤児だったシスター・アンソニー、かつての少女アンナは、”トゥリー”と共に育ったも同然。楽しいことも辛い事も、全て他の木とは離れて一人すっくと立つ”トゥリー”に話してきたのだ。それは彼女が大人になった今でも変わらない。また、”トゥリー”の周りで開く自然教室も、近所の子供たちにとって恒例のようであった。

シスター・アンソニーの思い入れ、”トゥリー”との関係を知った「私」は、クリスマスツリーとして、”トゥリー”を使うことは早々に諦める。しかし、忙しい現実社会で暮らすはずの「私」は、なぜかこの浮き世離れしたようなシスター・アンソニーに心惹かれ、その交流は何年も続く。そして・・・。

毎年のクリスマスの飾り付けを、ただの「仕事」と割り切っていた「私」の心の奥底にあったもの、シスター・アンソニーの亡き父の言葉の意味。

心がふんわりするような、美しい童話です。絵もまたいいんだ。忙しない年の瀬、ちょっと立ち止まってみて、自分の仕事、自分の周囲に思いを馳せてみてもいいのかもしれません。
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