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「曲芸師のハンドブック」/とある人生の手引書

 2008-05-19-23:59
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曲芸師のハンドブック
(2008/04)
クレイグ・クレヴェンジャー

商品詳細を見る

主人公は、ダニエル・フレッチャーであり、クリストファー・ソーンであり、エリック・ビショップであり、その他さまざまな名を持つ男性、ジョン・ヴィンセント。彼は薬の過剰服用で、何度も病院に担ぎ込まれている。なぜ彼はこんなことを繰り返すのか?

過剰服用の場合、自殺の恐れがある患者を退院させないように、病院は医師に精神鑑定を依頼する。読者は、医師カーライルの裏をかこうとする、ダニエルもしくはジョニーの、スリリングな語りに引き込まれていく…。ジョンが磨きを掛けていたのは、精神鑑定の裏をかくことだけではない。人並み外れた知能と技術を持つ彼は、出生証明書を手に入れることから、さまざまな書類を偽造することまで、何でもござれ。いつでも、それまでの自分を脱ぎ捨て、新しい自分、名前を手に入れることが出来るのだ。

周期的に彼を襲う頭痛。特殊な能力者である彼を手離そうとしないギャングのメンバー。彼の愛する女性、キアラ(もしくはモリー)。彼は軽業師のように、なんとかこの生き辛い人生を生き抜こうとするのだけれど…。
目次
ダニエル・フレッチャー
クリストファー・ソーン
エリック・ビショップ
ジョン・ヴィンセント
解説
麻薬常習者ではあるけれど、ジョンはそのまま放っておいて貰えれば、彼は彼なりに社会に適合して生きていける人間でもある。ところが、頭痛の原因は皆目分からず、彼の訴えは聞き入れられない。仕方なく、過剰摂取をしては瀕死の状態で発見されることになる。

なんだかねえ、これがフィクションで良かったというか。まさか、こうやってサバイブしてる人がいるわけじゃないよね…???、と恐る恐る著者に確かめたい感じ。日本だと、こんな風に書類の偽造もできないんじゃないかなぁと思うけど、アメリカだったら有り得ない話ではないのかも、と思ってしまうのです。

ひりひりするような切実さがあるけれども、そこには甘えや自己憐憫は見られない。自分に与えられた能力を使って、なんとか生き延びていくジョンの姿は、いっそ清々しくもあるのだけれど、この生き方はあまりに多くの困難に彩られている。愛する人と二人、なんとか普通に生き延びられるといいのだけれど…。

主人公、ジョン・ヴィンセントは、多指症という設定でした。かのハンニバル・レクター博士もそうでしたね。「ハンニバル」における、レクター博士の記憶の宮殿には、うっとりさせられました…(犯罪者だけど、ね)。
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つな がる

Author:つな がる
つなです。
「日常」logとも称していますが、そう多くはない手持ちの本、興味が赴くままに借りてきた図書館本の感想が主になります。
興味を持った記事があったり、あなたが読み終えた本について語っていたら、是非あなたの感想を教えて下さい。お待ちしています。

2008年3月23日に、fc2ブログに引っ越してきました。それ以前のamebaブログでの更新も、引っ越しツールによって移行しています(以前の記事は、表示が少々見辛いかもしれません。ご容赦を)。

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