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「魔法の本棚シリーズ」

 2006-12-21-21:27
国書刊行会から出版されているこのシリーズは、全部で六冊。此度、目出度く読破致しました。

というわけで、読んだ順に並べて、ちょっと整理しておこうかと思います。

訳者の南條さんと、表紙絵の綺麗さに惹かれて借りてきた「幽霊船」が、このシリーズとの出会いでした。「幽霊船」は、全編、程よい感傷と疎外された感受性と、それでも尚強い自分の中での自信のようなものを感じる、ちょっと習作のようでもある短編集でした。表題作の「幽霊船」が良かったです。

 ◆リチャード ミドルトン, Richard Middleton, 南條 竹則 「幽霊船

奇妙な世界の片隅で 」のkazuouさんに、これがシリーズの内の一冊であることをお聞きして、更にこのシリーズを読み進めてみることにしました。「魔法の本棚」というシリーズ名が、これまた魅力的ではないですか。

 ◆ロバート エイクマン, Robert Aickman, 今本 渉 「奥の部屋
・・・・朧に正体が見えかけた、と思ったところで、話がすとんと終わってしまう、尾を引くストレインジ・ストーリーたち。

 ◆H.R. ウエイクフィールド, H.R. Wakefield, 倉阪 鬼一郎, 西崎 憲, 鈴木 克昌 「赤い館
・・・・これぞ怪奇小説という、薫り高い物語たち。

 ◆アレクサンドル・グリーン, 沼野 充義, 岩本 和久 「消えた太陽 」?
・・・・超自然的なもの、人間の心の中に潜むもの。それらがある種の透明さを持って語られる。これまで親しんできたような所謂幻想的な物語とは一味違うけれど、やはり幻想的な物語たち。

 ◆ヨナス リー, Jonas Lie, 中野 善夫 「漁師とドラウグ
・・・・ノルウェーの民間伝承が元になっているようだけれど、泥臭さをほんの香り程度残した、適度に洗練された物語たち。

 ◆A.E. コッパード, A.E. Coppard, 西崎 憲 「郵便局と蛇
・・・・キリスト教に関わるもの、村を舞台にしたもの、恋愛小説的なもの、ファンタジーなど、種類は色々あるけれど、ファンタジーのかっ飛び具合が素晴らしい。



kazuouさんも仰るように、このシリーズはどうもマイナーなようなので、読んでおられる方もあまりいらっしゃらないかもしれないけれど、六冊が六冊ともバラエティに富んでいて、また中にはこれまで読んだことのなかったような物語も含まれていて、楽しい読書体験をする事が出来ました。

並べてみると表紙も綺麗♪ 濃色を背景にしているのは共通しているけれど、それぞれ、工夫されている感じがするなぁ。

いや、しかし、出版社別カテゴリーにする事を決めたとき、まさか自分が国書刊行会の本を六冊も読むとは思いもしませんでした・・・。国会図書館と国書刊行会をごっちゃにしてるくらいだったのにさ。
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つなです。
「日常」logとも称していますが、そう多くはない手持ちの本、興味が赴くままに借りてきた図書館本の感想が主になります。
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