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「江戸アルキ帖」/江戸の町を歩いてみれば

 2006-12-25-22:33
始まりは日本橋。そこから管理局を通っての、お江戸探索が始まるのだ・・・。

杉浦 日向子

江戸アルキ帖

ペーパートラベラーを返上し、民間の教習所で短期講習を受け直した杉浦さん。これからは、毎週日曜日に江戸へ行く事に決めたそうな。一切の物品の持ち込み、持ち出しは禁止され、スケッチは帰ってから描くのだとの事。これは、杉浦さんのスケッチ付きのお江戸探索記。

銭湯を楽しみ、蕎麦を楽しみ、横丁をひやかす。途中からは検定三級に合格し、二十一時まで滞在可能となるけれど、基本的には江戸での移動は徒歩か猪牙舟のみ。ゆるゆると変わる景色を杉浦さんと共に楽しむことが出来る。

四谷では、御家人の内職を覗き見し(ああ、「嗤う伊右衛門」!)、 采女ヶ原では馬場での訓練を見物、亀戸梅屋敷では名古木「臥竜梅」を鑑賞し、雑司が谷では森林浴で疲れを癒す(「お鳥見女房 」!)。品川では汐干狩を見物し、東領国では芝居小屋をひやかす。見開き二ページの片側がスケッチ、もう一方に文章が載る。入りの戸である江戸の景色は海が近く、また遠くに富士を望む事も出来る。箱庭のような江戸の景色が美しい。

江戸時代といってもそれは長い期間に及ぶわけだけれど、ここに記されているのは(多分)古くは延享三年(1746年)、新しいところで慶応三年(1867年)までかな。この年代の違いが分かれば、より楽しめるのかも。私はそこまでは至りませんでした、残念~。

隠居暮らしを羨み、江戸の「息子」の良さを語る杉浦さん。お坊ちゃまにも似ている息子だけれど、その違いはこんなところ。息子にはヌケたところがあって、浮かれて遊んでいる間に突然勘当されたりする(そして、息子の親は厳格頑迷に決まってる!)。この良いご身分をあっけなくフイにする危うさが、息子に甘やかな色気を与えているよう。

杉浦さんは、本当にこうやってふいっと江戸の町に行ってしまったのかもしれないなぁ。
生前、東京の街を歩いていても、時空を超えて、ふいっと江戸の町へ入っていたのかも。
そうであっても何の不思議もないような、不思議な不思議なタイムトラベル・ガイド本であり、江戸をこよなく愛した杉浦さんらしい一冊です。

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