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「エスターハージー王子の冒険」/ウサギの王子、ベルリンをゆく

 2007-02-16-21:11
 
イレーネ ディーシェ, ハンス・マグヌス エンツェンスベルガー, Irene Dische, Michael Sowa, Hans Magnus Enzensberger, 那須田 淳, 木本 栄, ミヒャエル ゾーヴァ
エスターハージー王子の冒険 

オーストリアの名門、エスターハージー伯爵家の王子、ミヒャエル・パウル・アントン・マリア・エスターハージー殿下(以下、フルネームは延々と続く)は旅に出る。素敵に大きなお嫁さんを探す為に!

オーストリアの皇帝から「伯爵」の称号を貰い、繁栄を誇るエスターハージー家。ところが、ある日、靴屋に孫たちを連れて行った伯爵は気付いてしまう。生まれてくる子の体格がすっかり悪くなってしまった事に。このままでは、由緒正しいエスターハージー家がミニチュアウサギの一族になってしまう。伯爵は、男の孫たち全員を外国に送り出す事に決める。他所の土地で、大きなお嫁さんを見つけるのだ。

さて、エスターハージー王子の行き先はドイツのベルリン。首尾よく大きなお嫁さんを見つけることが出来るのか? 楽天的なエスターハージー王子は初めての旅をわくわくと楽しむけれど、事態は彼が考えるようには甘くはない。エスターハージー家の王子がやって来たというのに、ベルリンのツォー駅には出迎えだっていないし、駅の出口を見つけることすら、エスターハージーにとっては至難の業。人間にだって騙されるし(仲良くなれた人間たちもいるけど)、他のウサギだってなかなか見つからない。

そんな時、エスターハージーは旅立ちの前に聞いた祖父の言葉を思い出す。ベルリンの壁の向こうには、沢山のウサギたちが住んでいるのだという。そう、この壁こそが今は無き、東西ドイツを分けていた壁。実際、「訳者あとがき」によると、壁の付近というのは、実は野生の小動物たちのパラダイスだったのだそう。なんてったって厳しい警戒の下、人はおろか、狼や猫すら通さなかったというのだから・・・。

ところが、ウサギたちの静かな生活も、壁の崩壊によって終わりを告げる。まったく、エスターハージーが言うとおり、「壊すなら、壁なんて最初から作らなきゃいいのにさ」なんだけど・・・。壁の近くからは去るけれど、エスターハージーは幸せになってめでたしめでたし。

ところで、「ハージー」はドイツ語で「ウサギちゃん」という意味なのだって。ハージーの「ハー」は、ウサギの耳のように思い切りながーくのばして、そして「ジー」は、ウサギの鼻をさわるときみたいにそーっとそっと、やさしく読んでやらねばならない「まずはじめに、ドイツ語のレッスンから。」より)そうだけれど、エスター「ハージー」に幸あれ!

ちいさなちいさな王様 」のゾーヴァに惹かれて借りてきた本。こちらもなかなか良かったです。

*臙脂色の文字の部分は引用を行っております。何か問題がございましたら、ご連絡下さい。
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つなです。
「日常」logとも称していますが、そう多くはない手持ちの本、興味が赴くままに借りてきた図書館本の感想が主になります。
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2008年3月23日に、fc2ブログに引っ越してきました。それ以前のamebaブログでの更新も、引っ越しツールによって移行しています(以前の記事は、表示が少々見辛いかもしれません。ご容赦を)。

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