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「聖楽堂酔夢譚」/物書きと、その裏側と?

 2007-02-21-22:17
夢枕 獏
聖楽堂酔夢譚

本の雑誌社

目次
詠嘆調の序
『清楽ひとり語り』1~3
番外のこと
『清楽ひとり語り』4~5
『風太郎の絵』
『強盗の心理』(「強」は旧字体)
『螺旋教典』
詠嘆調の幕あとがき

夢枕獏は、神奈川は小田原で生まれ育った人なのだという。さて、その小田原には夢枕獏が足繁く通った(う?)、「聖楽堂」なる古書店があるのだという。その古書店を知るものは少なく、建物を外から見ればただの木造の民家にしか見えず、表には看板すらない。ガラス戸を引いて店に入ると、細長い店の両側の壁に、天井近くまで、ぎっしりと本が埋まっているのだという。

聖楽堂には新刊本と古本が一緒に棚に並び、外国の原書や雑誌、流通には全く乗らないような自筆本までもが揃っている。棚に並ぶか否かは、全て、店主の聖楽堂さんの判断によるもの。ここにある全ての本は、店主の聖楽堂が自分で読み、面白いと思った本ばかりなのだ(夢枕氏の本で置いてあるのは、「カエルの死」と「上弦の月を喰べる獅子」のみ)。

夢枕氏の物語の幾つかは、この聖楽堂で仕入れた本から、ネタを仕込んでいるとのこと。語られるは、「聖楽堂で仕入れた本」と若きまだ何者でもない日から現在に至るまでの、作家の日々。

”宇宙の根源力は螺旋である”『螺旋教典』には、何だかホラー漫画、『うずまき』を思い出した。

?
一応、凝った作りにはなっているのだけれど、惜しむらくは法螺を吹くには、どうも夢枕獏氏の人が良過ぎる事。本当のことに巧く嘘を散りばめると、大法螺が出来上がるけど、如何せん分離しちゃってんだよなぁ、これが。法螺を吹くのって、物語を創るのとは、また別の才能なんだな。夢枕獏氏は、とことんフィクションの方がいいみたい。エッセイ的な語り口調も、ちょっとキレの無い椎名誠のようでもあるし。

ラストは若干のネタばらしと、友人であるという中沢新一氏からの手紙が載せられている。

「上弦の月を喰べる獅子」はタイトルも惹かれるし、これは読んでみようかなぁ。
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つなです。
「日常」logとも称していますが、そう多くはない手持ちの本、興味が赴くままに借りてきた図書館本の感想が主になります。
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