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「牡丹酒」/広めてみせましょ、土佐の酒

 2007-03-05-23:57
山本 一力
牡丹酒

江戸で請負仕事をこなす、四人の若者を描いた、「深川黄表紙掛取り帖 」の続篇。
短篇が連なっていくのが前作のスタイルだったけれど、今作で流れるのは一つの大きなお話。南国土佐の酒、「司牡丹」を江戸に広めるという、広目(広告宣伝)の請負仕事の話。

目次
ひねりもち
ながいきの、ます
酒盗
酒甫手
仏手柑
黄赤の珊瑚
油照り
六つ参り
痩せ我慢
土佐堀の返し
土佐の酒、江戸へ
大輪の牡丹
もみじ酒
終章


前作では広目の仕事もあれば、少々怪しげな仕事もありといった感じだったのが、本作では蔵秀らの背後にずらり控える、紀文(紀伊国屋文左衛門)や、幕府側用人、柳沢吉保などの実力者の力を得て、横槍が入る事もなく、メンバーが広目の仕事に専念します、という感じ。前作の因縁のある大田屋親子が、ちょろりと邪魔をしないでもないのだけれど、ま、彼らは如何にも小物だしね。その分、とんとん拍子に物事が進み過ぎて、前作に比べ少々呆気なくもあるのだけれど・・・。

蔵秀の父、山師の雄之助が、土佐は佐川村の酒蔵、黒鉄屋と知己を得、その美味さに驚いた事から、江戸でこの酒を広める事を考えた。となれば、蔵秀たちの出番である。「一筋縄ではいかない」この仕事、さぁて、どのようにして広めましょうか? 蔵秀たちは、広目の仕事のために、土佐まで赴く事になる。

本作の魅力の一つは、南国土佐の生き生きとした描写。土佐の方言、情に篤い人々・・・。佐川村の、ひな、金太母子と親交を結んだ、江戸では少々気難し屋であった宗佑。この三人はどうなるのかな。ま、そこまで書いてはやり過ぎだとは思うのだけれど、蔵秀に雅乃の二人は、前作にそして、さくら湯」という章があったけれど、今作では無事にさくら湯が飲めそうですよ。
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つなです。
「日常」logとも称していますが、そう多くはない手持ちの本、興味が赴くままに借りてきた図書館本の感想が主になります。
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2008年3月23日に、fc2ブログに引っ越してきました。それ以前のamebaブログでの更新も、引っ越しツールによって移行しています(以前の記事は、表示が少々見辛いかもしれません。ご容赦を)。

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