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「ファラゴ」/人生と運命と物語

 2008-05-03-23:56
ファラゴ (Modern&Classic)ファラゴ (Modern&Classic)
(2008/01)
ヤン・アペリ

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思い出したのは、ちょっと違うかもしれないけれど、トム・ハンクスが演じていた映画「フォレスト・ガンプ」のこと。「フォレスト・ガンプ」に比べれば、短い期間の話なのだけれど、無垢な森の人、ホーマーが成功を収めていくさまには、ちょっとあの映画を連想させるところがあります。成功とはいっても、それは社会的な成功ではなくって、ごくごく個人的なささやかな成功なんだけれど。

舞台はカリフォルニア北部の架空の小さな村、ファラゴ。主人公であるホーマーは、孤児として生まれ育ち、剥製師の元で養子になり、各地を放浪した後、故郷ファラゴに戻って来た。野性児ホーマーの活躍は如何に?

食料品屋を営む物静かな賢人、ファウストー、座って不平を垂れ流しながら、夢ばかり語っていたイライジャ、丸っきり悪気はないのだろうけれど、言動が一致していないポーチ牧師、ゴミ捨て場の今一人の賢人、半盲のデューク、そして、運命の恋人、売春婦のオフィーリア。周囲の人々も魅力的。

ある晩、ホーマーは、謎めいたファウストーの過去の話を聞き、勧められるままに流れ星に願い事をする。運命が訪れるように、自分の人生を一つの運命に変えるような出来事が起こるように…。そこから、ホーマーの人生は、まさに怒涛の勢いで転がっていく。ホーマーの語りがまたいいんだ。ホーマーは無学で家すらない人間なのだけれど、常に自らに問いかけ、考え続ける人間。あっちに寄り道し、こっちに寄り道するホーマーの思考に付き合うのも、また楽し。

遠くにあって(ファラウェイ)、昔を思う(ロングアゴー)
ファラゴ

時代は1972年末から1973年夏にかけて。ホーマーの生き方には、平凡な人生を幸せにする秘訣が隠されているのかも。なんてったって、ファウストーお墨付きの「何もしないでいる」才能の持ち主だしね。

本作は、2003年のフランスの「高校生が選ぶゴンクール賞」の受賞作。「マグヌス」に続き、「高校生が選ぶ~」は二冊目なんだけど、この賞は、なかなか外れがないみたい。今後も参考にしてみよっと。
マグヌスマグヌス
(2006/11)
シルヴィー ジェルマン

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つなです。
「日常」logとも称していますが、そう多くはない手持ちの本、興味が赴くままに借りてきた図書館本の感想が主になります。
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2008年3月23日に、fc2ブログに引っ越してきました。それ以前のamebaブログでの更新も、引っ越しツールによって移行しています(以前の記事は、表示が少々見辛いかもしれません。ご容赦を)。

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