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「雨ふり花さいた」/座敷わらしとの旅

 2008-04-22-22:33
雨ふり花さいた雨ふり花さいた
(1998/04)
末吉 暁子、こみね ゆら 他

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これまた、こみねゆらさんの絵に惹かれて借りてきた本。蛍袋と思われる花が咲く原っぱの上を、女の子が赤い着物のわらしに手を引かれて飛んでいる。表紙はそんな絵です。

主人公は小学校六年生のユカ。六年生とは言え、都会の現代っ子であるユカは、なかなかに大人びている。六年生の夏、ユカはフリーライターの父、謙介と共に東北にある、とある旅館にやって来る。今ではすっかりさびれてしまっているけれど、この旅館は実は座敷わらしが出る旅館として有名であった。ユカは早速何かの気配を感じるのだけれど…。

今一人の主人公と申しましょうか、それは座敷わらしの茶茶丸。表紙の赤い着物の彼ですね。そう、お気に入りの茅葺屋根をトタンにされてから、すっかり座敷わらしとしての本分を果たす気は失っているけど、この旅館にはほんとに座敷わらしがいたのです。茶茶丸はユカに出会い、「風に飛ばされていった先で出会う”とりこ”」に似ているユカに興味を持つ。何とか言葉を交わせるようになった茶茶丸とユカの二人。茶茶丸は”とりこ”に伝え忘れたことがあることを思い出し、ユカは茶茶丸の手助けを買って出るのだが…。

三番目の風に乗って飛び立つとき、茶茶丸は時空を越えてゆく。だけに、茶茶丸の話は、時系列もまるでバラバラなんだけれど…。ユカもその旅に付き合い、東北地方の貧しい村に生まれた”とりこ”の生涯のある部分を辿っていく。

自身も若干の問題を抱えているとはいえ、現代っ子であるユカが、自分の中にある優しさに気付いていくというか、だんだん素直になっていく過程がいいなぁ。なーんて、ちと教育的な観点は無視しても、優しい座敷わらしとの出会いが羨ましい。

ここに出てくる不思議は、座敷わらしの茶茶丸だけではなくって、ほんのちょっぴり登場する、茶茶丸の幼馴染の花坊河童もまたいいのです。以後は、座敷わらしではなく、茶茶丸と花坊河童の夫婦漫才が名物になるのかも。
目次
1 屋根の上の茶茶丸
2 歌声のぬし
3 月あかりの下で
4 風にのるユカ
5 雨ふり花の咲く野辺
6 足にむすんだ紙の謎
7 金のベコのゆくえ
8 今淵の館
9 ありがとう、茶茶丸
 あとがき
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Author:つな がる
つなです。
「日常」logとも称していますが、そう多くはない手持ちの本、興味が赴くままに借りてきた図書館本の感想が主になります。
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2008年3月23日に、fc2ブログに引っ越してきました。それ以前のamebaブログでの更新も、引っ越しツールによって移行しています(以前の記事は、表示が少々見辛いかもしれません。ご容赦を)。

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