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「とっても不幸な幸運」/その缶が見せるのは…

 2008-04-14-23:33
とっても不幸な幸運とっても不幸な幸運
(2005/03)
畠中 恵

商品詳細を見る

「しゃばけ」シリーズの畠中さんの現代物です。新宿の地下に古くからある、滅法腕っ節の強いオーナー店長+赤と金色に髪を染め分けたウェイター二人で切り盛りする酒場、その名も「酒場」。酒場の名前が「酒場」だなんて、ひねくれ者の証拠だと常連客は言うのだが…。三十代半ばの店長がひねくれ者なら、常連客たちもこれまた癖のある人物ばかり。さて、常連客ばかりのこの「酒場」で語られるのは…。
序章
第一話 のり子は缶を買う
第二話 飯田はベートーベンを聴く
第三話 健也は友の名を知る
第四話 花立は新宿を走る
第五話 天野はマジックを見せる
第六話 敬二郎は恋をする
終章
腕っぷしも強いけれど、なかなかの推理力を見せる店長。これは良くある料理+ミステリの小説か?、と思ったのだけれど…。タイトルにもなっている「とっても不幸な幸運」という名の缶詰、実はこれがカギとなっているのでした。ただの現代物ではなく、妖こそ出てこないものの、「しゃばけシリーズ」と同様、この本にも実は「不思議」が詰まっている。

第一話にて、店長の義理の娘、のり子によって「酒場」に持ち込まれたこの缶詰。のり子はこの缶詰を百円ショップで見つけたというのだが…。その缶を開けたとき、居合わせた者たちは幻を見る。さて、この缶は不幸を呼ぶのか、幸運を呼ぶのか?

実際、それぞれの章で語られる、「酒場」に纏わる人々の話は、結構ヘビーだったりするのだけれど、そこはそれ、少々漫画チックでもある人物造形にも助けられているというか…。なんというか、「世にも奇妙な物語」のような一話完結のドラマを見せられている感じ?

まるで見ざる聞かざるのような、表紙の妖精にも見えるイラスト。うーん、缶の中には彼女たちのような妖精が詰まっていたのかしら? 缶の不思議については、明かされることがないのだけれど、第六話「敬二郎は恋をする」のみは、昔の「酒場」の話が語られ、そこにはこの「とっても不幸な幸運」の缶詰は登場しない。それでもやっぱり、ここでもキーになるのは「缶」。「酒場」はどうにも「缶」と縁が深い場所のよう。

すごい面白いか?、と言われると、本としてそこまで面白いわけではないんだけれど(料理も美味しそうだけど、ものすごく美味しそうかと言えば、これまた微妙)、これ、ドラマにしたらいいんじゃないかなぁ、と思いました。「とっても不幸な幸運」。こんな缶があったら、やっぱり開けたくなっちゃうかな。
とっても不幸な幸運 (双葉文庫 は 18-1)とっても不幸な幸運 (双葉文庫 は 18-1)
(2008/03/13)
畠中 恵

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文庫も。ちょっと芋虫のようにも見えますね。
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Author:つな がる
つなです。
「日常」logとも称していますが、そう多くはない手持ちの本、興味が赴くままに借りてきた図書館本の感想が主になります。
興味を持った記事があったり、あなたが読み終えた本について語っていたら、是非あなたの感想を教えて下さい。お待ちしています。

2008年3月23日に、fc2ブログに引っ越してきました。それ以前のamebaブログでの更新も、引っ越しツールによって移行しています(以前の記事は、表示が少々見辛いかもしれません。ご容赦を)。

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