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「曲芸師ハリドン」/ともだち

 2007-09-10-23:20

ヤコブ・ヴェゲリウス, 菱木 晃子

曲芸師ハリドン
あすなろ書房

もくじ
1 ハリドン
2 真夜中
3 <船長>の劇場
4 帽子の中の犬
5 ラッキー・モンキー
6 <自転車小僧>
7 真夜中の追跡
8 夜明け前
9 スペードのエース
10 ドライミルクと釘
11 吹雪
12 出港
13 エスペランザ
 訳者あとがき


人はいつもおれを見る。おれのつりあがった目と、大きな耳と、ブタのようにつぶれた鼻を…。

そんなわけで、人ごみが嫌いなハリドンだったけれど、曲芸をしているときだけは別。曲芸をしている時は、人はハリドンの芸だけを見て、他の事は目に入らなかったから。

ハリドンは、一輪車に乗るのと、銀色の球をいくつもいっぺんに扱うのが得意な曲芸師。彼は毎日、午後になると、<船長>と暮らす家を出て、市庁舎広場の屋内マーケットの前で芸をする。ハリドンが安心できるのは、曲芸をしている時と、<船長>と二人でいるときだけ…。

ところがある晩、ハリドンが家に帰ると、<船長>はメモを残し、出かけていた。真夜中を過ぎても帰ってこない<船長>に、不吉な予感がしたハリドンは、<船長>を追って、真夜中の街を一輪車で走り抜ける。

という、北欧はスウェーデン、ストックホルムの作家、ヤコブ・ヴェゲリウスがお送りする、一風変わった子供であるハリドン(と小さな犬)の真夜中の冒険譚。

硬質で淡々とした文章なんだけれど、このちょっと独特の絵と真夜中の雰囲気に、強く引き込まれる物語。「訳者あとがき」によると、原書は作者が文章、挿絵、デザインのすべてを自ら手掛けた三作目にあたるとのこと。これは確かに、挿絵、表紙絵がすべて一体となった物語。更にカバーの作者紹介から引くと、作者ヤコブ・ヴェゲリウスは、「作品のインスピレーションの源は、トーヴェ・ヤンソンの『ムーミン』にある」と語っているのだそう。北欧の物語って、独特の「暗さ」があるのかなぁ。ラストは爽やかだけれど、この物語でも、登場人物たちは、それぞれに結構孤独なのです。

さて、気になったのが、「魚のフライ」。近所のジャズバーのエッラ・ヤンソンのところに出かける<船長>が、ハリドンのために夕食を用意して行くのだけれど、それが、鍋の中に入ったひとり分の魚のフライとゆでた豆とジャガイモなのです。同じ鍋に入ってるって、どーなってるの??(単に温めるのに便利だから?)

■いまひとつ、関連は薄いけれど、過去に書いたムーミンの関連本の感想
 → 「ようこそ!ムーミン谷へ 」/ムーミントロールはお好き?
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