スポンサーサイト

 -----------:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
カテゴリ :スポンサー広告 トラックバック(-) コメント(-)

「月の下で」/月夜はお好き?

 2008-04-10-21:31
月の下で月の下で
(2006/03)
森 光伸

商品詳細を見る

表紙の写真もぽっかり浮かんだ月が美しいけれど、開いても美しい月の写真が満載です。さらに嬉しいのは、「読み物」としても楽しめるこの作り!

コラムの「世界の神話から」では国外の神話なども紹介されるけれど、プロローグには竹取物語、エピローグには枕草子。更には万葉集、源氏物語、土佐日記、俳句、謡曲などなどからとられた文章が、それにふさわしい月の写真とともに紹介されます。また、「月の本棚」では、まさにその名の通り、月に纏わる本が紹介されます。「月の本棚」などと言われると、ぱっと思い浮かぶのはアンデルセンの「絵のない絵本」なんだけど、基本的には日本の月にこだわったのかなぁ。ここで紹介されるのは、宮沢賢治に小川未明、火野葦平です。

火野葦平さんは、初めて読んだんだけど、幻想的で美しい世界にうっとりしました。この「月の本棚」の部分は、写真部分の光沢のある紙とは違って、ざらざらの厚みのある紙。その分、落ち着いて読めるかな~。この部分では、写真ではなく長谷川潔氏の版画が紹介されているのだけれど、それもまたいい感じなのです(横浜美術館の企画展にリンク)。

「月かげ」というお話は、ある河童のお話なんだけれど、河童のおろかさと孤独の哀しみが、月夜にぴかりと光るような美しいお話です。河童の好物だという茄子の表現の美しさ、涙によって死んでしまうという河童の伝説の美しさ、好きだなぁ、これ。
底本は「新装版 河童曼荼羅」なんですが、旧仮名遣いを現代仮名遣いに改め、読みにくいと思われる漢字には振り仮名をつけているのだそう。読みづらいかもしれないけど、読んでみたいなぁ。

小川未明さんの「月とあざらし」は、子をなくしたあざらしの悲しみと、それにそっと添ってやる月の優しさが、宮沢賢治の「月夜のでんしんばしら」は、電気総長のじいさんがいいなぁ。
目次
竹取物語 プロローグにかえて
第一章 月と神と
第二章 恋し月夜
第三章 旅空に月
月の本棚から
 月夜のでんしんばしら 宮沢賢治
 月とあざらし 小川未明
 月かげ 火野葦平
第四章 月もひとり
第五章 怪しの月
 コラム 世界の神話から①、②、③
枕草紙より エピローグにかえて
長谷川潔作品集―京都国立近代美術館所蔵長谷川潔作品集―京都国立近代美術館所蔵
(2003/02)
京都国立近代美術館

商品詳細を見る

河童曼陀羅河童曼陀羅
(1999/07)
火野 葦平

商品詳細を見る
コメント












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:
http://tsuna11.blog70.fc2.com/tb.php/17-6e5c0877
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫
プロフィール

つな がる

Author:つな がる
つなです。
「日常」logとも称していますが、そう多くはない手持ちの本、興味が赴くままに借りてきた図書館本の感想が主になります。
興味を持った記事があったり、あなたが読み終えた本について語っていたら、是非あなたの感想を教えて下さい。お待ちしています。

2008年3月23日に、fc2ブログに引っ越してきました。それ以前のamebaブログでの更新も、引っ越しツールによって移行しています(以前の記事は、表示が少々見辛いかもしれません。ご容赦を)。

掲示板その他リンク

ユーザータグ
最近の記事
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

RSSフィード
カウンター

月別アーカイブ
検索エンジン情報
Googleボットチェッカー Yahoo!ボットチェッカー MSNボットチェッカー

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。