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「百鬼夜行抄1~3」/あやしの物語

 2007-09-24-00:30
飯嶋律の祖父、飯嶋蝸牛(伶)は他人にはない不思議な力を持つと言われた、幻想文学の書き手であった。ときに、他人には見えぬ、この世ならぬものを見てしまう者がいる。こちらが気がつかなければ、向こうもこちらに気づかない。けれど、そういうものを感じてしまう人間は、悪い影響を受けることもある。

祖父、蝸牛はそういう人間であり、また、それを利用した人間でもあった。ただし、それによって、蝸牛の寿命は確実に減った。そして、まだ幼かった律には、自分を守る術がない。祖父は自分の死に際し、律の身の安全を、「青嵐」なる妖魔に託す…。

 見てはならない 話してはならない


それが律の約束となる。

この世ならぬものが跋扈する律の家。律と同じくそれらが見えてしまう、従姉の司や晶。律や司、晶の身近で起こる様々な不思議な出来事…。

青嵐は、律の護法神であるけれど、律の家来であるわけではない。見過ごすことが出来ず、誰かを助けようとする律に、余計な事はするな、と忠告したりもする。あちらのモノどもと渡り合うのは、実は大変なこと。とはいえ、そう簡単に悪いことを見過ごすこともできず、大抵の場合、律は巻き込まれ、青嵐も駆り出されることになるのだけれど。

たとえば、人間によって使役される式神であっても、それらは好きで使役されているわけではない。自由を奪われ仕方なくやっていること。術が破れたとき、彼らが襲うのは最も憎むべき相手である術師である。

律は時に危ない橋を渡りながらも、何とかそれらと渡り合っていく。

連作短編といった感じで、基本、どこから読んでも大丈夫な気もするのだけれど(流石に1巻は最初に読んだ方がいいのかな)、時々、時系列がバラバラのお話が(特に祖父・蝸牛関連の話)飛び込んでくるので、その後にも関係のありそうなお話のメモメモ。

ストレートに人に害為す妖魔も怖いけれど、祖父、蝸牛と戯れていたという、妖魔「鬼灯(きちょう」も怖い。長く生きている彼は、遊び相手を求めている。自分のことが見え、対等に話せる律に鬼灯は執着するのだ…。ある種の無邪気さを持つ妖魔に見込まれるというのも、彼には律以外はどうでもいいわけで、身近な人たちにとばっちりがいかないようにするだけでも、結構大変~。

精進おとしの客/青嵐と祖父との約束の話
闇からの呼び声/従姉の司の痣の話
あめふらし
桜雀/尾白と尾黒の話
目隠し鬼
人喰いの庭/
雨夜の衝立/若き日の飯嶋伶と姉の話

水連の下には
見知らぬ花嫁
神借り/従姉の晶が連れて来てしまったモノの話
言霊の木
雪路/律の初めての友達の話
花盗人

封印の家
夏の手鏡
反魂術の代償/祖父の友でもあった、青嵐よりも長く生きている妖魔登場
凍える影が夢見るもの
南の風
青い鱗

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2008年3月23日に、fc2ブログに引っ越してきました。それ以前のamebaブログでの更新も、引っ越しツールによって移行しています(以前の記事は、表示が少々見辛いかもしれません。ご容赦を)。

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