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「回転木馬のデッド・ヒート」/人生はメリーゴーラウンド

 2007-10-07-22:50
回転木馬のデッド・ヒート (講談社文庫)回転木馬のデッド・ヒート (講談社文庫)
(1988/10)
村上 春樹

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小説家である村上さんのもとに集まって、澱のようにたまる誰かの話。そんな話の中には、時に「語られたがっている」話がある。それらを元に、事実に即してスケッチのように書いたのが、この短編集。
目次
はじめに・回転木馬のデッド・ヒート
レーダー・ホーゼン
タクシーに乗った男
プールサイド
今は亡き王女のための
嘔吐1979
雨やどり
野球場
ハンティング・ナイフ
事実に即して、とあるけれど、これらの中にはかなり不思議な、説明のつかない出来事もある。しかし、共通しているのは、これらが誰かの人生の断片であること。

わたしたちは、自分の人生から降りることはできない。人生はまるでメリー・ゴーラウンド。定められた速度で、定められた順序で、それは続いていく。どんなに順風満帆に見える人生でもそれは同じ。そして、わたしたちは、メリー・ゴーラウンドの中でアップ・ダウンを繰り返し、時に仮想の敵を作ってデッドヒートを繰り広げる…。

基本的に、村上春樹さんの小説には苦手意識を持っているのだけれど、これは割合するりと読めました。そう多く読んだわけではないので、勝手なイメージなのだけれど、村上春樹の小説は、言いたい事が、弾力のある何かにきっちりと包まれているような気がして、その手触りが何だか気持ち悪く感じてしまうのです。ま、こんな私でも、「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」は、もう二十年近く前になるけど、結構楽しく読んだのだけれど。きっと村上春樹の言いたい事というか、核心には賛同出来るんだけど、その手段が時に私には合わないんだろうなぁ、と思います。「心臓を貫かれて 」など、翻訳はむしろいいなぁ、と思うしねえ。

ところで、この「回転木馬のデッドヒート」を読んで思い出した本があるのだけれど、それは村上龍の「ポップアートのある部屋」という短編集。こちらもまた、おそらくは作家である「僕」が出会った(ような体裁をとった)、ポップアートとそれに交差する誰かの人生の一部を描いている。こちらもポップアートの軽さというか平板さと、誰かの人生の落差が興味深い短編集です。W村上なんて言われていた時代もあったけれど、やっぱりどこか似ているような気がします。

ポップアートのある部屋 (講談社文庫)ポップアートのある部屋 (講談社文庫)
(1989/03)
村上 龍

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つなです。
「日常」logとも称していますが、そう多くはない手持ちの本、興味が赴くままに借りてきた図書館本の感想が主になります。
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