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「失われた町」
![]() | 失われた町 (集英社文庫) (2009/11/20) 三崎 亜記 商品詳細を見る |
内容(「BOOK」データベースより)
ある日、突然にひとつの町から住民が消失した―三十年ごとに起きるといわれる、町の「消滅」。不可解なこの現象は、悲しみを察知してさらにその範囲を広げていく。そのため、人々は悲しむことを禁じられ、失われた町の痕跡は国家によって抹消されていった…。残された者たちは何を想って「今」を生きるのか。消滅という理不尽な悲劇の中でも、決して失われることのない希望を描く傑作長編。
理由もなく失われること。自ら使命を選び取り、それに抗うこと。希望を繋ぐこと。そして、失われるが故に、今を生き、いとおしむこと。
設定の巧みさに唸る。三十年ごとに、一つの町から忽然と住民が消失する、町の「消滅」という現象。古奏器、異郷である西域、奥行きがありそうなお茶の話。私たちが住む世界とは、微妙にずれた世界もまた魅力的。






