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「大きな約束」「はるさきのへび」「ニューヨークからきた猫たち」

 2010-02-14-01:56
大きな約束大きな約束
(2009/02/05)
椎名 誠

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単行本、文庫合せて累計230万部を越え、今も読み継がれる『岳物語』から24年。ライフワークともいえるシーナ家の物語に、ついに「孫」が誕生!「風太」と「海ちゃん」の二人の孫の「じいじい」となった作者が描く”家族” のいま…。
サンフランシスコに住む息子・岳に「風太」と「海ちゃん」が生まれた。三歳の孫からの国際電話に、すばやく「じいじい」の声で対応しながらシーナは思う。幼かった頃の岳のこと。ニューヨークに住む娘のこと。チベットに旅行中の妻のこと……「家族が揃って食事するありふれた風景はじつはほんのうたかたのものなのだ」。
親子の関係、老い、近しい人の死と新しい命など、世代を越えてアピールする作品。


はるさきのへびはるさきのへび
(1994/05)
椎名 誠

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朝起きて窓の外を見ると、海が見える家に住む、そんな夢を持つぼくは、夏のある日、3人の少年と会った…。陽だまりの中をにょろにょろいくへびのように少しのんびりして少し笑える小さな愛の小説集


ニューヨークからきた猫たちニューヨークからきた猫たち
(2002/11)
椎名 誠

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ある朝、母の死んでいく夢を見た。12時間後におきる予知夢であった。「ふゆのかぜ」の中をそれぞれ生きるさまざまな人生の屈曲点。夫婦、親子、そして子供が巣立ち離れて暮らす家族の絆を、おだやかな筆致で描く家族小説集。

予約に失敗して貸出の枠が余っちゃったので、困った時の椎名本とばかりに、一気に借りちゃった本3冊です。椎名さんは本も沢山あるので、似た話もあったりして、書いとかないと忘れちゃいそうなので、メモメモ。

「大きな約束」では、最初の「こんちくしょうめ」の狭い道での車の擦れ違いを巡るトラブルに、こんなこと書いちゃっていいのかしらん、と思ったり、でもここで若い時分に初めて逮捕された時の、留置場の話に持っていくあたりがすごいよねえ、と変に感心してみたり。周知のことなのかもしれませんが、これくらいでは週刊誌だのネットだので、スキャンダラスに書かれたりはしないのかな。

「はるさきのへび」では、椎名さんとは似て非なるサラリーマン、塩田勇のお話「階段の上の海」が印象深かったなぁ。玉川上水近くの家とか、義母が経営することになり、妻が手伝うようになった保育園の話とか、うまーく真実が滑り込ませてあるのでしょうね。奥さんが、家のことも手を抜かずに、勉強に仕事にと奔走してたのは、本当のことなんだろうなぁ。理想に燃える義母と妻に置いていかれて、なんだかぼーっとしていた椎名さんも。そこで、”諸見里先生”のような存在があったのかどうかは、読み手にはあずかり知らぬことですけれども。

あとは、山田早苗なる女性が主人公となる「海ちゃん、おはよう」も、やはり形を変えた私小説で興味深かったです。あとがきによると、これは育児雑誌の編集部に異動したP・タカハシさんの頼みで連載を引き受けたものだそう。育児雑誌と椎名さん、普通は結びつきそうもないもんねえ。そんなわけで、母親から見た考え方で書くという、今までやったことのない手法で挑んだのがこのお話なんだそう。若くして親となった父と母の戸惑いや奮闘が面白いです。

こうやって読んでいくと、奥さんがずっと働いていたことも大きくて(とはいえ、奥さんは家の中のことは物凄くきっちりとやっていたようだけれど)、たぶん三十年以上経った現代でも、子育てに関しては、椎名さんは進歩的な考えを持っているような気がします。「ゼロ歳児からの集団保育は、最終的にその子供の自主性や社会性に大きくプラスする筈だ」。今でこそ、ゼロ歳児を預けることも珍しくはありませんが、私も話を聞くとなんだか可哀そうな気がしちゃったり、育児休業がとれるなら取っちゃえば~、と思っていたんですよね。そういう意味では、実際、椎名さんの長女、葉さんは、母・一枝さんが働く保育園に、早くから預けられていたのでした(朝、家を出て、また裏から入るような感じだったみたいだけど)。

子供がいないので、その方面、私は明るくないのですけれど、しかしやっぱり国がやるべきことは、子供手当などではなくて、無認可保育園を“認可”するとか、援助するとか、そういう方面なんじゃないんですかねえ。”無認可保育園」の活動家保母だった一枝さんと椎名さんは、若き日に離婚の危機もあったのだそうな。

P・タカハシさんと、「大きな約束」の「熱風の下」における、腹膜の癌になった”親しい友人高橋”は同一人物なのだっけ…。
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Author:つな がる
つなです。
「日常」logとも称していますが、そう多くはない手持ちの本、興味が赴くままに借りてきた図書館本の感想が主になります。
興味を持った記事があったり、あなたが読み終えた本について語っていたら、是非あなたの感想を教えて下さい。お待ちしています。

2008年3月23日に、fc2ブログに引っ越してきました。それ以前のamebaブログでの更新も、引っ越しツールによって移行しています(以前の記事は、表示が少々見辛いかもしれません。ご容赦を)。

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