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「それは私です」/柴田さんの妄想ワールド

 2009-08-06-21:09
それは私ですそれは私です
(2008/04)
柴田 元幸

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日常から妄想にずれて、もしくは日常から妄想的な一癖ある小説の話に流れて~、ないつもの柴田さん節。

三部構成になっていて、あとがきから引用すると、

この本の第Ⅰ部と第Ⅱ部は、『大航海』に二〇〇〇年~二〇〇八年に書いた文章を集めたものである。第Ⅰ部と第Ⅱ部のあいだに絶対的な区別基準はない。第Ⅰ部の方が比較的(あくまで比較的ですが)律儀に現実とつきあっているが、それでも、ともすれば妄想に流れがちである。
(中略)
第Ⅲ部は、『赤旗』をはじめとするいくつかの媒体に寄稿した文章を集めた。こっちははじめからテーマをいただいている場合が多いということもあって、妄想度もわりあい低い。

まぁ、通常のエッセイの場合、”妄想”なんて言葉はあまり出てこないんだろうけど、柴田さんの場合は、やっぱりこの”妄想”がキーワードになるんだろうねえ。

同じくあとがきから、ちょっと興味深かったのが、次の部分。

妄想は、自分をめぐるものが多い。妄想度の低い文章でも、読み直してみると要するにだいたい自分のことを書いている。お前、自分のことしか頭にないのか、と呆れられそうであるが、どうやら、自分のことしか頭にないみたいです。小説家の人たちと自分とは、ほかにもいっぱい違いはあると思うが、この点が一番違っている気がする。「他人になる」能力が決定的に欠けているのである。翻訳に関しては、「自分を消す」とか偉そうなこといつも言ってるんですけどね……。

”小説家には他人になる能力がある”。なんだか良く分からないながらも、納得してしまう言葉であります。

柴田さんのエッセイを読んでいると、ちょっと前に読んでいたら、↓の本を思い出しました。
古典落語 志ん生集 (ちくま文庫)古典落語 志ん生集 (ちくま文庫)
(1989/09)
古今亭 志ん生

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「古典落語 志ん生集」
←全部覚えてられるかは、とっても不安だけれど、一度読んでおけば何かの折に出てきた際に思い出せそう。
柴田さんのエッセイはなんだか夢落ちの落語みたい。

エッセイの中で気になった本。
夢の絵本―全世界子供大会への招待状夢の絵本―全世界子供大会への招待状
(1991/05)
茂田井 武

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私の絵日記 (学研M文庫)私の絵日記 (学研M文庫)
(2003/01)
藤原 マキ

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柴田さんの場合、時々、嘘っこの本の話を書かれるので若干不安になったんですが、これはちゃんと実在するんですね。
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つなです。
「日常」logとも称していますが、そう多くはない手持ちの本、興味が赴くままに借りてきた図書館本の感想が主になります。
興味を持った記事があったり、あなたが読み終えた本について語っていたら、是非あなたの感想を教えて下さい。お待ちしています。

2008年3月23日に、fc2ブログに引っ越してきました。それ以前のamebaブログでの更新も、引っ越しツールによって移行しています(以前の記事は、表示が少々見辛いかもしれません。ご容赦を)。

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