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「シャムロック・ティー」/絡まる蔓

 2009-07-06-21:29
シャムロック・ティー (海外文学セレクション)シャムロック・ティー (海外文学セレクション)
(2009/01)
キアラン カーソン

商品詳細を見る

内容(「BOOK」データベースより)
ことによるといつの日か、自分が最初にいた世界へ戻れないともかぎらない。だから、とりあえず今は、そちらの世界について書きつけておきたいと思う。こんな言葉ではじまる奇妙な手記。めくるめく色彩の万華鏡、聖人たちの逸話、ヤン・ファン・エイクのアルノルフィーニ夫妻の肖像、ドイル、チェスタトン、ワイルド…。読み進むうちに、詩人カーソンが紡ぎ出す、交錯し繁茂するイメージの蔓にいつしか搦め取られる、摩訶不思議な物語。

一つ一つは細い蔓を手繰っていくようなお話で、それらが実は繋がっていることに気付くのは、物語が中盤に来た辺りから。

「1 ヒ素系鮮緑(パリスグリーン)」から「100 聖書の黒」、「101 空白」の101にわたる小さなピース。ファン・エイク兄弟の絵があって、少年と少女がいて、寄宿舎があって、「シャムロック・ティー」なるものを探すというストーリー。全体像が見えてくるのは結構後になっちゃうので、ああ、この細かい話は一体どこに繋がんのさ、と思いながらその細かい欠片のようなお話に付き合ってくんですが、こういう小さいお話もなかなか面白かったのかも。しかし、聖人の日っていっぱいあるよね・・・。

普通に起伏のあるストーリーを読むのとは違う喜びというか、どこに連れられていくんだか分からないまま、作者に引き摺られていく喜びを久しぶりに感じる本でした。

翻訳文学ブックカフェ2翻訳文学ブックカフェ2
(2007/10/23)
堀江 敏幸岩本 正恵

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←こちらにも、訳者の栩木さんの「シャムロック・ティー」に関する文章が載ってます。
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つな がる

Author:つな がる
つなです。
「日常」logとも称していますが、そう多くはない手持ちの本、興味が赴くままに借りてきた図書館本の感想が主になります。
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2008年3月23日に、fc2ブログに引っ越してきました。それ以前のamebaブログでの更新も、引っ越しツールによって移行しています(以前の記事は、表示が少々見辛いかもしれません。ご容赦を)。

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