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「アフガンからの風」/アフガニスタンに吹く風を知っていますか

 2009-05-26-22:41

アフガンからの風アフガンからの風
(2008/12/11)
長島 義明

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アフガニスタンと言えば、私がイメージするのは、砂埃にまみれた難民キャンプやタリバン、そしてタリバンによるバーミヤン遺跡の破壊、女性たちがその身にまとう黒いブルカ、などなど。決して良いイメージではなかったりします。けれども、アフガニスタン関連の本を読むと、軍事クーデターや、ソ連による侵攻が始まるまでのアフガニスタンは、どちらかと言えば豊かな、自由な国であったという記述があります。どうしても、そういうイメージが出来なかったところ、この本を見つけました。

「アフガンからの風」というタイトルにかぶさっているのは、Afghanistan1977という文字。軍事クーデターが起こったのは1978年。この本は、軍事クーデータ以前のアフガニスタンの姿を写しているのです。

最初に載せられた、「あの笑顔を忘れない」というタイトルの文章には、アフガニスタンを訪れた1977年の秋から30年あまり経った今でも、ヒンドゥークシュ山中の小さな村の村人との約束を果たせていないとあります。その約束とは、写真を届けに来るよ、というもの。平和な時代であったならば、簡単に果たされたであろうこの約束ですが、この30年の間には、軍事クーデター、旧ソ連軍の侵攻、内戦、アメリカ軍による空爆、テロの勃発などがありました。文明の十字路と言われた美しい国は、今どうなってしまっているのでしょう。

美しいタイルのモスク、黒色だけではないブルカ、厳しそうな土地の中での放牧や農業(なんと棚田が! でも、この時点でギリギリ成り立っていたようにも見えるから、この後はもう無理だったのかもしれない)、子どもたちの笑顔(色々な顔立ちの子どもたちがいるのです。多民族国家なんだっけ)、カブールの市場、白い鳩…。

戦争という異常事態の中、ジャーナリスティックな事件ばかりを追うことで、何かが忘れられているのではないか。
 見るに堪えない惨状ばかり流し続ける戦争報道から、ほんとうに平和を希望する気持ちが芽生えてくるとは思えなかった。ただ、痛ましいという他人事の同情を抱くだけではないか。どれほど大切なものが失われ、それがいかに愚かな行為によって引き起こされているのか。それを伝えるためには、失われていくもののかけがえのなさを知ってもらい、一人一人にその大切さを考えてもらうしかない。    (「あとがき」より引用)

同時多発テロが報道されてすぐ、著者は写真展を開いたそうです。初めは戦争のイメージを抱いてきた来場者が、写真を見てその美しさに心をうたれたそうです。声高に叫ぶわけでも、惨状を突き付けるわけでもない。こういう伝え方もあるのですね。
■関連過去記事■
・「千の輝く太陽」/太陽は輝くの?
・「アフガニスタンの少女、日本に生きる」 /アフガニスタン
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