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「月神の浅き夢」/その裏側には

 2009-04-29-10:33
月神(ダイアナ)の浅き夢月神(ダイアナ)の浅き夢
(1998/02)
柴田 よしき

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とうとう、遡り始めてしまいましたよ、RIKOシリーズ。市内の図書館にあるのが、この「月神の浅き夢」だけみたいなので、図書館本でいく限りはもう遡りようがないんですが・・・。

えーと、先日の「私立探偵・麻生龍太郎」の巻末に、amazonよりも良い既刊シリーズの解説が載っていたので、まずはそちらから引いちゃいます。

「RIKO-女神(ヴィーナス)の永遠-」
 男性優位主義の警察組織に屈することなく、凄惨な事件に敢然と立ち向かう女性刑事・村上緑子。そのひたむきな姿を描いた横溝正史賞受賞作。
「聖母(マドンナ)の深き淵」
 ある女性の失踪事件に関わった緑子。母親となった彼女は、錯綜する事件の真相を解明するために、元・警部の麻生龍太郎と接触をはかるが・・・・・・。
「月神(ダイアナ)の浅き夢」
 若い刑事ばかりが殺されていく凄惨な事件。緑子は捜査を通して、愛する人が関与した冤罪事件と、美貌のヤクザ・山内練と麻生の過去の因縁に突き当たる。
「聖なる黒夜」
 聖なる日の夜に、一体何が起こったのか。そして、麻生と山内の運命の歯車はいつ狂ってしまったのか・・・・・・。人間の原罪を問うて深い感動を呼ぶ傑作長編。

そして、本書の目次に行きます
目次
処刑
突破口
留菜
ムーンライトソナタ
犯行声明
月の場合
背徳
鮮血
莢加
グラシア
長い夜の果て
 あとがき
ネタバレ満載でいくので、続きは隠します。
いやー、「私立探偵・麻生龍太郎」を読んで、「RIKOシリーズの最後の方では、緑子が山内の例の事件に迫ってませんでしたっけ?」なんて書いてましたが、迫ってるも何も、そのものズバリが焦点であると言っても過言ではないのでした。

現在、緑子たちが追っている凄惨な事件は、過去のとある事件に因縁があり、そして過去の事件と言えば、そこにはもう一つ、麻生と山内の事件があったのでした。そして、山内と現在の事件を結び付けていたある人物が…。そう、本書のテーマは、ずばり”冤罪”。東京には刑事は彼らしかいないのか!!、などとは思うのだけれど、高須にも麻生にも、そして緑子の夫である安藤にも、過去の許されざる過ちがあったのです…。

この頃の柴田さんの筋運びは、きっとまだ少し強引で、昔読んだ時には、何もここまで凄惨な殺し方でなくとも、とかこんなセンセーショナルな風に描かなくとも、と思ったのですが、枝葉を取っ払って見てみれば、RIKOシリーズ自体が、真摯に書かれたものなんだろうなぁ、と思いました。

性差を考えること、人を裁くということ。謝罪、赦しということ。しかしながら、シリーズを通しても、まだ赦しには至っていません。巧みになった筆運びで、是非そこを描いて欲しいと思いました。

子をなし、警察を辞めようと思っていた緑子を思いとどまらせ、刑事であり続けることにした緑子の決意。長い夜の果て。耳を澄ませてその声を待つ緑子。彼がもう一度それを信じて、声を発してくれますように。

読み直してみて、RIKO、そんなに嫌いじゃなくなってました。笑 私の取り柄は聴くことだけ、なんて言ってますが、RIKOは刑事としてとんでもなく優秀でした。犯人に迫っていくその姿は小気味良いです。

あー、やっぱり、麻生とRIKOが出会う、「聖母の深き淵」も読み直したいな。

以下、メモ。
・妹、葉子は新婚でもうすぐ子供が生まれる。夫は、捜査課の長尾。→渋谷の捜査四課に異動
・妹、菜々子の夫は商社マンで出張が多い。
・あの事件はあったけれど、新宿署の坂上と宮島静香の関係はどうにかなるのかも。
・山内は東日本連合会春日組の若頭。組長の諏訪はお飾り。
・麻生は玲子さんに、ある喫茶店で一目ぼれした。山背はそれに毎日お付き合いをした。
・山背によると、山内は完全にアル中で、からだはボロボロ。安定剤の常習者で、ミンザイ中毒。
・以前、警部補が一人、潜入捜査中に山内に絡めとられた。=斎藤
・山内の姉は門前仲町で、「雛まつり」という和風雑貨屋(?)を営んでいる。
・滋賀県朽木村が山内兄弟の故郷。
・朽木村から北山の一帯にいる蝶、ウスバシロチョウ。学名、パルナシウス・グラシアリス。
・麻生の探偵事務所は浅草のまま。
・内山経済研究所。かつてバブル崩壊を予想した、内山修次という経済評論家の事務所だった。
・顔面骨折と下顎骨陥没。右目は眼球に傷が付き、視力の低下が予想される。背中から足にかけて、広範囲にやけどをおう。RIKOは顔に傷が残って、視力も完全には戻らないかも。
コメント
東京には刑事は彼らしかいないのか!
に笑いました・・・・(笑)

細かい部分はかなり忘れてしまっているのですが、
これは1冊読んだらシリーズ全部読んじゃいたい話ですよね。
【2009/05/23 20:45】 | びー玉 #K4hmh3UY | [edit]
びー玉さん、こんばんはー。

実はこのあと、「聖母~」も「聖なる黒夜」(しかも上巻のみ!笑)も手に入れてしまいました。あ、「月神~」も結局手に入れちゃったんです。
読みだすと、あっちもこっちもきっちり繋がってて、柴田さんすごーい!、と唸りましたよー。
過去はもうすでにきっちり埋まっているので、未来を見たいなぁ、と思いました。
でもまだ、「~・麻生龍太郎」とか出ちゃうんでしょうか。
所割刑事も私立探偵も出ちゃったもんなぁ。これ以上はないかなぁ。
後は「オブケ・麻生龍太郎」?(ああ、しまらない…)
【2009/05/25 22:55】 | つな@管理人 #- | [edit]
ネタバレ満載記事を読んでも、やっぱりおぼろげな私の記憶・・・。
私も遡らないと~。
次、私立探偵・2とかどうですかね???
【2009/06/17 17:47】 | びー玉 #K4hmh3UY | [edit]
あ、ネタバレ満載とかいいつつ、確かに書いてたらそれ程でも…、って感じに落ち着いてしまったのでした。
私はやっぱりこの先を読みたいなぁ。
柴田さん、書いてくれないでしょうかねえ。

一個前の「聖母~」では、ぎくしゃくしながらも、山内から麻生にちょっかい掛けてたんですよ。
「私立探偵」と「聖母」の間も確かにまだ埋める要素があるのかも。笑
でも、さっきも書いたけど、私はやっぱり「月神」の先を読みたい!
【2009/06/23 23:15】 | つな@管理人 #- | [edit]












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つなです。
「日常」logとも称していますが、そう多くはない手持ちの本、興味が赴くままに借りてきた図書館本の感想が主になります。
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