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「影踏み」/横山秀夫さん、ノワール

 2009-05-10-23:57
影踏み (祥伝社文庫)影踏み (祥伝社文庫)
(2007/02)
横山 秀夫

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最近、ちょっと読書が低調なのです。図書館で何を借りようかと迷って、まぁ、横山さんなら間違いないだろう、と文庫を借りてきたんですが、これもまたむむむむ。いかにも、祥伝社文庫らしいノワールものというのかなぁ。

amazonから、内容ひきます。

内容(「BOOK」データベースより)
深夜の稲村家。女は夫に火を放とうとしている。忍び込みのプロ・真壁修一は侵入した夫婦の寝室で殺意を感じた―。直後に逮捕された真壁は、二年後、刑務所を出所してすぐ、稲村家の秘密を調べ始めた。だが、夫婦は離婚、事件は何も起こっていなかった。思い過ごしだったのか?母に焼き殺された弟の無念を重ね、真壁は女の行方を執拗に追った…。

横山さんと言えば警察小説!なんですが、この主人公は警察に追われる側。「忍び込みのプロ」がいるなんてことも知らなかったんだけど、素人が一口に”泥棒”というところ、実際は住人がいない時を狙う空き巣から、この真壁のように人がいても関係なく忍び込むノビ師なるものまで、実は専門(?)が色々と分かれているのです。

さて、この主人公の「ノビカベ」にはかつて双子の弟がいて、火事で死んだはずの弟の声が、修一の中耳から聞こえるのです。この兄弟の因縁が、連作の中で語られるという作り。

なんとなく納得いかないのが、刑務所から出所して尚、この「ノビカベ」がノビ師として生計を立てているところ。それなりに頭も切れ、度胸だってあるはずなのに、なぜ君は泥棒を止めないんだい?、と問いかけたくなってしまうのです。彼を待っていてくれた女性だっていたのにね。しかし、ここにも双子の弟との因縁があり、何だか色々煮え切らないのです…。結局、修一が追い求めていたのは、過去の家族だけであり、未来を見ていないところが、読んでいていま一つのれなかった一因かと。

ハードボイルドと言えばハードボイルドなんだけど、この兄弟とはあまりお付き合いしたくない感じ。横山さんの警察小説も、それなりにドロドロはしているけれど、出世や面子のせいでギラギラしても、一応一つの正義は守っているものね。小説読んでる時に、そんなこといっても仕方ないのだろうけど、モラル的にこの本は自分には合いませんでした…。
■関連過去記事■
・「陰の季節」/人間ドラマ
・未熟であるということ/「
・「震度0」/警察内部小説
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つなです。
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