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「気まぐれ少女と家出イヌ」/犬と暮らそう

 2009-05-04-21:26
気まぐれ少女と家出イヌ気まぐれ少女と家出イヌ
(2008/12/17)
ダニエル ペナック

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マロセーヌくんシリーズから考えると、この表紙の愛らしさがちょっと不思議だけれど、これもまたダニエル・ペナックなんですねえ。マロセーヌくんシリーズ以外と言うと、「片目のオオカミ」(感想)は少年とオオカミの物語だったけれど、今度は少女の物語。
語り手は「イヌ」(飼い主の「リンゴ」が付けた名が、「イヌ」なんです。斬新な名前?)。「イヌ」がであることを主張し、飼い主である「リンゴ」を教育し、きちんとした「ともだち」になるまでのお話です。

主人公である「イヌ」は、人間に捨てられて(というか、殺されそこない)、彼を教育してくれたおばあちゃん、クロのもと、ごみすて場で育つ。ところが、ある日の悲しい出来事によって、クロは死んでしまう。「イヌ」はクロが話していた「町」に出て、女の飼い主を探すことを決意する。しかし、町を歩いていたイヌは、町の美化活動により、野収容所に入れられてしまい…。

そこへ現れたのが、「リンゴ」たち一家。見てくれのいいは他にもいたのに、両親の渋い顔を尻目に、リンゴは決して器量よしとは言えない「イヌ」を連れて帰ることにする。ところが、リンゴとイヌとの蜜月は長くは続かない。子どもというのは気まぐれなもので、一方のは人間とは違うスピードで成熟していく。誇りある犬である「イヌ」は、家出を決行するのだが…。
読んでみての感想は、犬はこちらが思っている以上の事を、感じ取っているものなのかもしれないなぁ、とか、にしても、最後に「イヌ」たちがとった手段は大人としては、勘弁してほしい類のものだなぁ、とか。リンゴの母さん、「ビリビリ」の気持もわからんでもないのです。でも、ダニエル・ペナックの根底に流れるものは、「博愛」というか、他者の尊厳を守ることなんですよね。だから、あれがああなっちゃうのも、仕方ないのです。最終的にはまるーくおさまったのだしね。

さて、この本は名前が色々と面白いんです。「リンゴ」はリンゴの匂いがしたから「リンゴ」だし、母「ビリビリ」はいつもビリビリしてるからだし、父「デカジャコウ」もでかくて汗っかきだからなんです。こういうところ、きっと原語を巧く処理してるんだろうなぁ。「イヌ」のともだちの「ハイエナ」(犬)、「イノシシ」(こっちは人間)もいいんです。

あとがきにあたる「しつけもせずしつけられもせず」を読みますと、まぁ、ここにすべてダニエル・ペナックが言いたいことが入ってしまってはいるんですが…。それでも、この表紙のように可愛らしい、少女と犬の物語を楽しみました。白水社もこういうのも出すんですねえ。あ、そういえば、ニコルソン・ベイカーの「ノリーのおわらない物語」も白水社でしたっけ。児童書として、ちゃんとターゲットとなる少年少女に届いているといいな。「ちがいを大切にすること。これこそが友情のルール」だというダニエル・ペナック。彼がいうルールは人間同士だけのものにとどまらず、犬にまで広がっていたのでした。
コメント
きゃ~~、イヌだあ~!!
こんばんは、つなさん。
早速、この本、注文しちゃいました。最近イヌにはまっています。
このダニエル・ペナック、モロッコはカサブランカ生まれなんですね~
届くのが、楽しみです。これからも、ご紹介お願いしま~す!
【2009/05/04 23:27】 | 海うさぎ #1TKG2gK6 | [edit]
海うさぎさん、こんばんは~。
わー、そんなに喜んでもらえるだなんて、私もうれしいです。笑

海うさぎさんとこは、何と名付けられたのでしょうか。
「イヌ」じゃないですよね?笑
白くてほわほわ、可愛いですねえ。
(でも、そんなお年寄に見えない~!)

ダニエル・ペナック。
「マロセーヌくんシリーズ」も面白いですよ。
これとは違って、かなりぶっ飛んだお話なんですけど…。

こちらの本も、どうぞ楽しまれますよう♪
【2009/05/06 23:36】 | つな@管理人 #- | [edit]
読み終わりましたあ。
すぐ読めそうだったんだけど、時間が掛かっちゃった。
つなさんが言ってらした、名前が「イヌ」の意味がわかりましたよ~

いろいろあって中々読めませんでしたが、結果的には犬の話を書こうと思いました。
今は、まだ骨組みつくりです。ノンフィクションじゃないのよ。
きっかけをくださって、ありがとう、つなさん。

ダニエル・ペナックの「マロセーヌくんシリーズ」も読んでみたいなあ、と思います。
【2009/05/19 15:38】 | 海うさぎ #1TKG2gK6 | [edit]
わー、ご報告ありがとうございます♪
ブログ記事も読みましたよん。
挿絵可愛かったですもんね。笑
その他にもいろいろ気にかかることが多かったのでしょうか。

おお、すごい。ここから新たな作品が!
やはり主人公は、あの白い彼なんでしょうか。
そちらのお話もいつかお聞き出来る事を楽しみにしております。

「マロセーヌくんシリーズ」はねえ、これとは全然違って、かなりぶっ飛んだお話です。
何だか良く分かんないうちに話が転がっていくので、乗っちゃえばかなり楽しめるんですが、合う合わないがあるかもしれません。
ダニエル・ペナックの動物モノで言えば、「片目のオオカミ」も良かったです。
【2009/05/20 22:42】 | つな@管理人 #- | [edit]
う~ん、あまり言えませんが、かなり合わなかったみたい。
あ、つなさんを責めてませんからね。気にしないでくださいね。

「白い彼」って誰かと思った。「彼」と思ったことがなかった(笑)
主人公は人の方がいいかなあ、と思っています。

そうおっしゃられると、「マロセーヌくんシリーズ」も読んでみたいです。「片目のオオカミ」も。図書館にないかなあ。
【2009/05/21 00:24】 | 海うさぎ #3h/0lgbQ | [edit]
わ、そうだったんですね。

あはは、つい擬人化してしまいました。<白い彼

「マロセーヌくんシリーズ」は、以下の順番です。
ご参考までに。
1. 「人喰い鬼のお楽しみ」
2. 「カービン銃の妖精」
3. 「散文売りの少女」
4. 「ムッシュ・マロセーヌ」

わが図書館では、なぜかこの2巻目だけがなくてですねえ。
どうして、1、3、4があるのに2を入れてくれないんだ!笑
【2009/05/25 22:34】 | つな@管理人 #- | [edit]












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つなです。
「日常」logとも称していますが、そう多くはない手持ちの本、興味が赴くままに借りてきた図書館本の感想が主になります。
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