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「ぼくと1ルピーの神様」/答えはどこにある?

 2009-04-24-23:12
ぼくと1ルピーの神様ぼくと1ルピーの神様
(2006/09/14)
ヴィカス・スワラップ

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話題の映画、「スラムドッグ$ミリオネア」の原作本です。映画の記事を読むと、原作とは設定が少し違うんじゃないかなー、とは思うんですが。
目次
プロローグ
第1章 ヒーローの死 1,000ルピー
第2章 聖職者の重荷 2,000ルピー
第3章 弟の約束 5,000ルピー
第4章 傷つけられた子どもたち 10,000ルピー
第5章 オーストラリア英語の話し方 50,000ルピー
第6章 ボタンをなくさないで 100,000ルピー
第7章 ウエスタン急行の殺人 200,000ルピー
第8章 兵士の物語 500,000ルピー
第9章 殺しのライセンス 1000,000ルピー
第10章 悲劇の女王 10,000,000ルピー
第11章 エクス・グクルッツ・オプクヌ
     (またはある愛の物語)  100,000,000ルピー
第12章 十三番目の問題
エピローグ
訳者あとがき
クイズ番組で見事全問正解。大金をせしめたはずの少年、ラムの元にやって来たのは警察官だった。スラムに暮らす十八歳のウェイターに、答えが分かるはずがない。そう決めつけた番組関係者が、ラムの逮捕を望んだのだ。

拷問にかけられ、今にも賞金を辞退しそうになっていたラム少年のもとにやって来たのは、今度は彼の救い主である女性弁護士だった。彼女に語り始めた、ラム・ムハンマド・トーマス少年が全問正解出来た理由とは? また、「1ルピーの神様」とは?

面白いことは面白かったんだけど、混沌としたインドを舞台としているのに、そこには期待したような匂いがないんですよねえ。ラム少年の境遇は結構悲惨なんだけど、とんとんと進んで行ってしまうからか、現実味があんまりないのです。でも、そういうところを主眼とした物語ではないのだとしたら、これは映像の方が表現媒体としてより適している物語なのかもしれません。

ばっちり起伏もあるし、細かい部分は、映像が補足してくれるのかも・・・。実はもう一つの目的があったところにはおおっとは思ったけれど、「1ルピーコイン」の秘密に、割と早い段階で気付けちゃうところは、若干興ざめ。でも、一問ごとに明かされる少年の過去は、えらくバラエティに富んでいて、先が気になってどんどん読んじゃいます。

インド的深み、混沌はないのだけれど、青春やサクセス・ストーリーを楽しむ感じかなぁ。社会問題的な話もあるし、インド社会の厳しさ、不合理もあり、辛い現実が描かれるんだけど、あくまでテイストが軽いというか、やたらと読み易いんだよねえ。この辺は本業がインドの外交官であるという、著者のバランス感覚によるものなのかなぁ。
文庫もあるんですねー。↓
ぼくと1ルピーの神様 (ランダムハウス講談社文庫)ぼくと1ルピーの神様 (ランダムハウス講談社文庫)
(2009/02/20)
ヴィカス スワラップ

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コメント
なるほど・・・
映画を観て、原作がどのようなのか気になっていました。
確かに設定は変えてあるようです。

映像では、すごくテンポよくてエンターテインメント性が十分に加えてあったけれど、本では結構重たい話なのではないかなと思っていただけに、つなさんの感想を読んで意外な気持ちがしました。
結構その辺の感触も、映画はうまくとりいれていたのかも。

インドといえば、「その名にちなんで」の映画を観ました。
この原作も確かつなさんは読んでいらしたような?? 同じ作者の別の本でしたっけ?
スラムドッグ~とは全然違うインドですが、個人的にしみる話でした。
【2009/04/28 12:18】 | 有閑マダム #.UUnsg0g | [edit]
有閑マダムさん、こんにちは。
やはり、映画と原作は違うんですねえ。

ええ、本も(私にとっても意外にも)結構エンターテインメントしてるんですよ、これが。
構成も面白かったです。

あ、「その名にちなんで」読んでますよー!
ラヒリは、一応全部読んでます(といっても、まだ三冊しかないけど)。
移民のお話だから、母国を離れて暮らしているマダムさんたちにも、通ずるところがあるのかもしれませんね。
特に「その名にちなんで」では、お子さんのことなどを想われるのかな、などと勝手に想像してしまいました。

混沌のインドといえば、キラン・デサイの「喪失の響き」も良かったですよ。
(と思ったら、ちょうどその記事にも、マダムさんからコメント頂いておりました。笑)
インド。行ったことも、今後きっと行くこともないと思うんですが、小説の舞台として、とても気になる存在です。
【2009/04/29 10:11】 | つな@管理人 #- | [edit]












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  • ぼくと1ルピーの神様【伊東良徳の超乱読読書日記】
     ムンバイにある「アジア最大のスラム街」ダラヴィに住むウェイターのラム・ムハンマド・トーマスが10億ルピー(約20億円)という史上最大の賞金を賭けたクイズに出場して全問正解して、不正を疑われるが、クイズの質問がすべて自分の人生で直面したことばかりだった...
【2009/04/26 21:42】
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つなです。
「日常」logとも称していますが、そう多くはない手持ちの本、興味が赴くままに借りてきた図書館本の感想が主になります。
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