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「倉橋由美子 夢幻の毒想」

 2009-02-07-12:59
倉橋由美子 (KAWADE道の手帖) (KAWADE道の手帖)倉橋由美子 (KAWADE道の手帖) (KAWADE道の手帖)
(2008/11/06)
不明

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倉橋由美子特集みたいなもんなんですが(単行未収録作品が掲載されていたり)、お目当てだったのは川上弘美さんと桜庭一樹さんの対談だったり、古谷美登里さんの対談だったりします。意外に楽しかったのが、倉橋さんのエッセイ・コレクションの中の「倉橋由美子の人生相談」だったかなー。

私は倉橋由美子さんの作品を、前期とか後期とか、一連の流れとして捉えたことがなかったので、そういう捉え方をしている川上さんと桜庭さんの対談には、いま一つ共感出来ないままでした。私はどうも、ここで言ってる、硬質でタガを作ってるような前期作品の方が好きで、お二人が良いといっている、タガをゆるめてきたような(表現ちょっと違うけど)後期作品はいま一つと思っていたしなぁ。

と、思っていたら、歌人、穂村弘さんによる「思春期の薬」の章にはなんか納得。これは決して、倉橋由美子作品を褒めている文章ではないと思うんだけど、倉橋作品は「時代を問わずに或る種の若い読者を強烈に惹きつける作品世界。」を持っていると…。そして、それは自意識が肥大した思春期の薬であったと…。

あとは、倉橋由美子と綿矢りさを比較して論じた、陣野俊史氏の「精神の王族とその系譜」が面白かったです。それぞれ、ある種の少女小説とも読める、デビュー作を終わらせ、次なる新しい進化を目指した作品がある、と(倉橋由美子は「パルタイ」でデビュー、「聖少女」がデビュー作を終わらせた作品、綿矢りさの場合、それは「夢を与える」。「夢を与える」を読んで、なんだかモヤモヤしていたものが、少し掴めたような?)。「小説家はデビューを終わらせなければならない」。完全には意味が分からなくても、どこか心に残る言葉でした。
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  • 『スミヤキストQの冒険』倉橋 由美子 (著)【Anonymous-source】
    そこは悪夢の島か、はたまたユートピアか。スミヤキ党員Qが工作のために潜り込んだ孤島の感化院の実態は、じつに常軌を逸したものだった。グロテスクな院長やドクトルに抗して、Qのドン・キホーテ的奮闘が始まる。乾いた風刺と奔放な比喩を駆使して、非日常の世界から日常...
【2009/02/07 14:30】
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つな がる

Author:つな がる
つなです。
「日常」logとも称していますが、そう多くはない手持ちの本、興味が赴くままに借りてきた図書館本の感想が主になります。
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2008年3月23日に、fc2ブログに引っ越してきました。それ以前のamebaブログでの更新も、引っ越しツールによって移行しています(以前の記事は、表示が少々見辛いかもしれません。ご容赦を)。

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