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「マタニティ・ドラゴン」/日常+ほんのちょっと不思議

 2009-01-27-21:10
マタニティドラゴンマタニティドラゴン
(2008/08)
川本 晶子

商品詳細を見る

「ことり心中」と表題作「マタニティ・ドラゴン」の二本立て。

女性の日常もの、ですねー。
「ことり心中」は弁当屋で働く女性の日常。弁当屋の常連と、いつしかそういう関係になるのだが…。その男性はあだ名を「クツシタ」という。けったいな名前だけれど、彼女の冷たい足先を、いつもそのまん丸のお腹で温めていてくれたのだ。「クツシタ」のお腹は、どれだけ冷たい足をあてようとも、いつも温かかった。

のほほんとして、年齢的にも、害のないように見える二人のお付き合いだけれども、実は「クツシタ」には奥さんがいた。

子供のいない夫婦でそれは裏切りじゃないのー、とか、そうはいっても不倫ってさー、とか色々あるわけですが、ドラマチックでも美しくもないこの二人の恋愛(わきの下のジャリジャリを、見つけられちゃったりもするし、舞台だって弁当屋だ)。なんというか、冷たい青空を仰ぎみたくなる、そんな読後感なのでした。
「マタニティ・ドラゴン」は、タウン誌の編集部に勤める女性の日常。主人公は、ふとしたことから、女彫師、「彫芋」さんのことを知る。タウン誌のネタとして取材に訪れるのだが・・・。

彫芋さんは、ひたすらに龍を描き散らす、龍にしか興味のない人だった。彫芋さんの手足、彼女の手が届く範囲には、彼女が練習で入れた龍が踊る。

こちらも女の友情がどうとか、声高に言うわけでもなんでもないんだけど、二人(プラス一人)の周りを、わきゃわきゃと楽しげに小さな龍達が踊っているかのような楽しい読後感。
このちょっと不思議で、微妙にずれ、人を食ったような感じには、川上弘美さんを思わせるところもあるような気がします。他のものも読んでみようかな。
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Author:つな がる
つなです。
「日常」logとも称していますが、そう多くはない手持ちの本、興味が赴くままに借りてきた図書館本の感想が主になります。
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2008年3月23日に、fc2ブログに引っ越してきました。それ以前のamebaブログでの更新も、引っ越しツールによって移行しています(以前の記事は、表示が少々見辛いかもしれません。ご容赦を)。

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