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「遠い水平線」/境界線

 2009-01-25-22:26
遠い水平線 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)遠い水平線 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)
(1996/08)
アントニオ タブッキ

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内容(「BOOK」データベースより)
ある夜運びこまれた身元不明の他殺死体。死体置場の番人スピーノは、不思議な思いにかられて男の正体を探索しはじめる。断片的にたどられる男の生の軌跡。港町の街角に見え隠れする水平線。カモメが一羽、ぼくを尾けているような気がする、と新聞社の友人に電話するスピーノ…遊戯性と深遠な哲学が同居する『インド夜想曲』の作者タブッキの傑作中編。

事件性もあれば、主人公たるスピーノは、探偵もどきの行動を始める。それでもどこか非現実めいている不思議なお話。

主人公スピーノは、医学の道を途中であきらめ、今は死体置場の番人となっている男。身元不明の他殺体が運び込まれたことから、彼は男の正体を探り始める。スピーノと男の間には、何の関係もなく、そもそもスピーノが熱心に彼の身元を調べる理由も、彼に拘る理由も何もない。スピーノには、恋人サラと過ごす時間だって必要なはずなのに…。

スピーノの行動は、死んだ男ゆかりの修道院の司祭とのやり取りに集約されている。

「どうして、彼のことを知りたいのですか」
「むこうは死んだのに、こっちは生きてるからです」

スピーノは、男の死を重大な事件のように受け止め、自らの近くにもスパイがいる(カモメが一羽、ぼくを尾けているような気がする)かのようにふるまうのだが・・・・。生と死の淡い境界線。その合間を漂うような一人の男。何だか不思議な読後感のするお話でした。

幻想的な雰囲気は好きだったのだけれど、これ一冊では良く分からないので、次は、「インド夜想曲」に行ってみようかな~。タブッキといえばこれ、でいいのかしら。

インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)
(1993/10)
アントニオ タブッキ

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しかし、この本は薄いのだけれど、行間が空き過ぎているせいで、矢鱈と読みにくかったのです。あんまり詰まってるのもなんだけど、目を通す際に、適当な行間ってあるよねえ。
コメント
おお~タブッキ来ましたね。私の好きな作家です。
これはこの人の作品の中でも(私が読んだ中では)一番幻想味が強作品だと思います。
私は「供述によるとペレイラは…」が一番好きなのですが、この人の作風が色濃く一番出ているのは「インド夜想曲」ではないかと思います。

行間、読みにくかったですかねえ。(と思って開いてみる)ああ確かに、
微妙な行間ですねえ。
【2009/01/26 00:16】 | piaa #- | [edit]
なかなかコメントできる作品がないので、ご無沙汰してます。けれどもいつも読んでおりますよ(笑)
「遠い水平線」は積ん読中ですが「インド夜想曲」も似たような雰囲気でした。タブッキは、こういう作風なのですね。「供述によるとペレイラは」が今のところ一番のお気に入りです。
【2009/01/26 18:06】 | 7kichi #- | [edit]
>piaaさん
こんばんは~。
須賀敦子さんのエッセイは一時期良く読んだんですが(理解出来たかどうかは別として)、タブッキはお初でした。
「供述によるとペレイラは…」もタイトルが気になるなぁ、と思ってたんですよ。
「インド夜想曲」と一緒に読んでみようかなぁ。

行間、微妙じゃないですか??
白水uブックスが好きなだけに、むむんと思っちゃいました。
でも、uブックスって、妙にページいっぱいに字が組んである本もあるんですよね…。
ハンディな軽さを求めているからなんですかねえ。


>7kichiさん
こんばんは~。
おお、いつもありがとうございます。
基本的に、エンタメに寄ってるからですかね。笑

7kichiさんは「供述によると~」推し、なんですね。
やはりこちらも読んでみねば。
【2009/01/27 21:26】 | つな@管理人 #- | [edit]












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