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「犬は勘定に入れません」/猫もいます

 2008-12-29-00:30
犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎
(2004/04/17)
コニー・ウィリス

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TO SAY NOTHING OF THE DOG or How We Found THe Bishop's Stump At Last

もうねー、ほぼ二週間これを読んでいて、遅々として進まなかったんだけど、途中からはぐんぐん面白くなってきて、いやいや楽しい読書でしたよ。ま、531ページ二段組みというのは、それなりのボリュームでもあるわけですが。

物語は主人公らしき人間とその他数名で「主教の鳥株」とやらを探している場面から始まります。ところが、最初の方はほんとに何が何だか分かりません。実は彼らは「ネット」を使って「降下」してきた時空旅行者で、レイディ・シュラプネルという強権を振るう女丈夫の命により、血眼になって「主教の鳥株」を探している真っ最中。

レイディ・シュラプネルの一大プロジェクト、コヴェントリー大聖堂の復元のために、彼女はその強権を用いて、オックスフォードの中のほとんどすべての学生を徴集していたのです。「神は細部に宿る」。レイディ・シュラプネルは少しの齟齬も許さず、学生たちをあらゆる年代に「降下」させ、あらゆる事象を調査させるのですが…。

そんな中、主人公である史学部の学生、ネッド・ヘンリーは重度のタイムラグ(時代差ボケ)を患っているとされ、現代(二〇五七年)に戻されてしまいます。看護婦からはベッドでの安静をすすめられたけれど、レイディ・シュラプネルはもちろんそんなことを許しはしません。ネッドは彼に同情したダンワージー教授により、19世紀のヴィクトリア朝に派遣されます。ある簡単な任務を果たしたのち、テムズ河でのんびりすると良いと言われたのですが…。問題はネッドがタイムラグにより、ダンワージー教授から託された任務を聞き取れなかったこと。

自分の存在が時空連続体に影響を与えるのでは?、と怯えながら、ネッドはビクトリア朝に飛び込んでいくのですが…。そこにいたのは、ネッドが二〇五七年で一目ぼれしていたヴェリティと、レイディ・シュラプネルのひいひいひいひいお祖母さんであり、コヴェントリー大聖堂の復元や、「主教の鳥株」捜索の元凶でもあるトシー。

段々と分かってくるのは、ネッドとヴェリティが既に時空連続体に影響を与えてしまったこと。ヴェリティが二〇五七年に持ち込んでしまった、、プリンセス・アージュマンドは、ネッドが飼い主のトシーの元に戻すはずだったのに果たせず、さらにネッドはモードとテレンスの出会いを阻害し、テレンスはトシー(未来ではCがつく誰かと結婚しているはず)と婚約してしまった!

未来はいったいどうなってしまうのか? そして主教の鳥株の行方は?

すべてにちゃーんと説明がされるんだけど、探偵役のネッドとヴェリティの関係も楽しいし、テレンスの飼い犬、ブルドックのシリルとプリンセス・アージュマンドの関係も楽しい(何かというと、プリンセス・アージュマンドのパンチがシリルに綺麗にヒット)。「犬は勘定に入れません」の元ネタである(読んでないけど)、「ボートの三人男」となった、ネッド、テレンス、ぺディック教授(隙あらば釣りをする)の旅路も楽しいです。

ヴェリティは一九三〇年代が専門のミステリおたく。ノリノリで探偵ごっこをやり始めるあたりも実に可愛いのです。普段はしっかり者で、むしろネッドにばしばし指示しちゃうような方なんだけど。

コニー・ウィリスは二冊目。両方とも大森望さんの翻訳だったんですが、大森さんの翻訳によるものか、突っ込みなんかがすっごく楽しいんだよねえ。キャラたちまくりの登場人物たちも楽しかったです。
コメント
大森望がこの本を紹介したのは
今となっては昔のことなんだよ。
ちなみに豊崎由美もおすすめだったことも付け加えさせてもらうよ。

ところで、私の飼い犬のうなぎいぬは
勘定に入るのかしらん?

v-114
【2008/12/31 21:58】 | 一太郎 (ジャニーさん黙認) #- | [edit]
このタイトル、印象的だったから、私でも知ってました。
もじってることも多いですよね。

そうそう、「ドゥームズデイ・ブック」も借りてきちゃいました。
コメディっぽかった「犬は~」と異なり、こちらは悲劇なそうですね。
「犬は~」のあとがき(解説だったんだっけな?)に、喜劇の「犬は~」の方を推す、と書いてあったような気が…。

うなぎいぬ??
「うなぎ」なのか「犬」なのかによるのだと思いますが、少なくとも三人男には入りそうにないですよね。笑
【2009/01/05 01:47】 | つな@管理人 #- | [edit]
こんばんは~
やっぱり最初読みすすめるの大変でしたか~
私は自分がSF物に慣れていないから大変なのかと思ってましたが、今となって思うのは、「主教の鳥株」なるものがイメージできないせいじゃないかと・・・読みにくいし。
なんにせよ、犬と猫がプリティですね、この本は。また読んでみようと思ってます。

次は是非是非、『航路』いってください!
【2009/01/15 21:18】 | momo #- | [edit]
momoさん、こんばんは~。

そうなんです、最初は読み進めるのが大変で。
momoさんもそうだったんですね。
うんうん、「主教の鳥株」、まったくイメージ出来ませんでしたよね。
(でも、途中で出てきた詳細な記述に、目まいがしませんでした?笑)

momoさんは、「ドゥームデイズ・ブック」って読まれました?
「ドゥーム~」の方が先だから、「ドゥーム~」→「犬は~」だったらもう少しましだったかも、と思いました。
ネットの設定なんかは、「ドゥーム~」を読んだらよく分かりました♪
ま、コニー・ウィリスはあんまり説明とかしないで、だーーーっと進んじゃう人なのね、とちょっとこちらも達観したせいもあるのかもしれませんが。

「犬は~」は、シリルもプリンセス・アージュマンドも可愛かったですよねー。
何度読んでも楽しめそうですよね♪(つか、一回だと、いろいろ取りこぼしているかもしれません…)

そうそう、「航路」お勧め頂いてましたよね!
今度、読んでみますね~。
【2009/01/15 23:36】 | つな@管理人 #- | [edit]
「ドゥームデイズ・ブック」は読んでないんですよ~。
こっちを読んでからの方が分かりやすそうですね。「ドゥーム~」を読んで、また「犬は~」を読んでみようかな。
最初は読み進めるのに精一杯だったので、私はそうとう取りこぼしてる気がします。
【2009/01/16 20:58】 | momo #- | [edit]
こんにちは。
コニー・ウィリスは、
「航路」を読み、そこから、本書にいきました。
個人的にというか、SFとしては、「航路」のほうが、
すごいと思いました。
「航路」は、ちょっと悲しいエピソードばかり集める
女の子の所為か、ちょっと暗かったですが、
本書は、なんかみんなでわいわいして楽しい感じでしたね。
【2009/01/18 22:09】 | indi-book #- | [edit]
>momoさん
「ドゥーム~」を読むと分かりやすいですよ。
悲しいというか、非常にやるせないお話ですけど…。
読み進めるのが精いっぱいというの、すごく分かります~。
私、読んでも読んでも終わらないんじゃあ、と思いました。笑

>indi-bookさん
こんにちは~。
おお、indi-bookさんも「航路」がお勧めなんですね。
うん、近いうちに読まなくては。
そうそう、これはみんながわいわいがやがやしていて楽しいし、犬も猫も可愛くって!
こういうSFもありなんだー、と思いました。笑
トラバもありがとうございました。
このあと、お返ししますねー。
【2009/01/20 22:09】 | つな@管理人 #- | [edit]












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【2009/01/18 22:06】
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つな がる

Author:つな がる
つなです。
「日常」logとも称していますが、そう多くはない手持ちの本、興味が赴くままに借りてきた図書館本の感想が主になります。
興味を持った記事があったり、あなたが読み終えた本について語っていたら、是非あなたの感想を教えて下さい。お待ちしています。

2008年3月23日に、fc2ブログに引っ越してきました。それ以前のamebaブログでの更新も、引っ越しツールによって移行しています(以前の記事は、表示が少々見辛いかもしれません。ご容赦を)。

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