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「人くい鬼モーリス」/ひと夏のミステリー 少女ver.

 2008-11-03-20:20
人くい鬼モーリス (ミステリーYA!)人くい鬼モーリス (ミステリーYA!)
(2008/06)
松尾 由美

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「バルーンタウン」シリーズが有名な松尾さん。「フリッツと満月の夜」(感想)はいまいちだったんだけど、こっちは良かったよー。

フリッツが少年二人をメインとし、海の近くを舞台とする、比較的明るめの作風だとすれば、こちらは美少女二人がメイン、携帯も圏外となる避暑地の別荘を舞台とし、何人かの「死」が出てくるという、そういう条件からしても、森の苔とか、湿り気を感じるような、しっとりした少し暗めの感じ。

聡明な美少女って好きなんだけど、このわずか十歳の芽理沙という少女の、浮世離れしたキャラクターがいいなー。彼女の家庭教師を務めることになる、語り手の高校二年生、村岡信乃は実にまとも。このわけのわかんない事態に真正面から悩んで、芽理沙にぶつかっていく姿も好もしい。

あの夏の一週間に足らない出来事から七年後、「エピローグその2」もいいです。

かいじゅうたちのいるところかいじゅうたちのいるところ
(1975/01)
モーリス・センダックじんぐう てるお

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ミステリーとしての出来は、ええっ?その動機?という気もするんだけど(そんな理由で殺されちゃあかなわんなー)、これは絵本作家、モーリス・センダックの「かいじゅうたちのいるところ」へのオマージュ作品だそう。この本の中の「モーリス」は、「かいじゅうたちの~」の表紙の「かいじゅう」とはちょっと違うイメージを受けるんだけど、この中には黄色い目のモーリスがいるのかしら?

これは絵本作品へのオマージュであるわけですが、二人の少女への、つまりは誰もが通った道である(少女、と限定すると、当然女性になっちゃうけど)少女時代への感傷でもあると思うのです。

十歳と、十七歳。七年後は、十七歳と二十四歳。見様によっては生意気なくそガキであったこと、直情的な行動には、誰だって覚えがあるでしょう? なんだか、そんなことを懐かしく思う一冊でもありました。

目次
プロローグ
1 水曜日
2 木曜日
3 金曜日
4 土曜日
5 日曜日
6 月曜日
エピローグ(その1)
エピローグ(その2)
コメント
「かいじゅうたちのいるところ」は、何度読んでも面白い本ですね。
この本は、「かいじゅうたちのいるところ」を下敷きにした
ミステリーですか?
この絵の迫力にふさわしい作品か、読んでみたいと思います。
【2008/11/04 22:07】 | honyomi #- | [edit]
つなさん、こんにちは~。
フリッツと同じく、こちらもジュヴナイルですけど
こっちの方がなんとなく物語としてしっかりしてる気もしたし
読んでて楽しかったです。うん、美少女2人も良かったですね。

ただ、読んでても「かいじゅうたちのいるところ」が浮かんでこなくて
ちょっと違ったイメージで読んでしまったのです。
それが自分の中でちょっぴり残念でした。
先に知っておいた方が良かったのかもー。
【2008/11/05 17:38】 | 四季 #Mo0CQuQg | [edit]
>honyomiさん
わたし、実は「かいじゅうたちのいるところ」を読んだことがないんです。
なので、「オマージュ」とあとがきにあっても、そのあたりは良く分からなかったり。汗
四季さんも読んでいる最中には気付かなかったと書かれているし、あんまり強烈に関連しているわけではないみたいです。
ミステリーとしては、詰めの甘いような部分もあるんですが、別荘地の雰囲気含めて、私は面白く読みましたよー♪
(あ、角田さんは、どこからでもいいと思いますよー。honyomiさんが気になったところからどうぞ♪ 私は何冊か読んでますので、トラバをつけるのを楽しみにしてますね♪)

>四季さん
こんばんはー。トラバどもです。
うん、フリッツよりはこちらに軍配です。笑
ああ、フリッツもフリッツの存在は魅力的なのに~~。

そうですか~。
いや、「かいじゅうたち~」を読んでない私ですが、あの表紙を見ても、どうもこのモーリスとは一致しないなぁ、と思っていたのです。
黄色じゃないし!笑
絵本作家の名前をつけるところも、ちょっと不思議でした。
どうせなら、絵本の中の名前を付けるんじゃないのかなぁ、と思ったり。
でも、訳出がどうとか、さすがに「かいじゅう」はないよなぁ、とかそういう理由なんでしょうかねえ。

【2008/11/05 23:33】 | つな@管理人 #- | [edit]
こんばんは。
ファンタジーとミステリが上手く溶け合っていましたね。
モンスターと名前で、読んでた絵本が浮かんで、
イメージ通りで、あとがきのオマージュで確認できて、
うれしかったです。
トラバさせていただきました。
【2008/11/06 01:48】 | 藍色 #- | [edit]
>藍色さん
こんにちはー!
そうですね、幻想的なモーリスの部分と、現実的な部分のバランスが良かったですね。
藍色さんは、「かいじゅうたち~」の絵本をご存知だったんですね。
そうやって読めるのが一番理想的ですねえ、いいなぁ。

トラバどもです。このあと、お返ししますねー。
【2008/11/08 16:31】 | つな@管理人 #- | [edit]












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【2008/11/05 17:15】
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【2008/11/06 01:48】
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つなです。
「日常」logとも称していますが、そう多くはない手持ちの本、興味が赴くままに借りてきた図書館本の感想が主になります。
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