スポンサーサイト

 -----------:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
カテゴリ :スポンサー広告 トラックバック(-) コメント(-)

「塩の街」/世界は恋人たちのために

 2008-09-18-22:14
塩の街塩の街
(2007/06)
有川 浩

商品詳細を見る

これも、桜庭一樹さんの「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」などと同じく(おっと、今amazon検索したら、「砂糖菓子」ってばなーんと、コミックスにもなってるんだ! すっごいですねー)、文庫から単行本になったもの。

私が借りてきたのは、単行本なんだけど、文庫本の表紙を先に見てしまったせいか、読んでいる間中、頭の中で高橋しんさんの「最終兵器彼女」とか「花と奥たん」(現在、スピリッツで単発連載中)の絵柄に変換されてしまいました。「最終兵器彼女」はともかく、「花と奥たん」は壊れた世界で、夕餉をの支度をして懸命に旦那さんを待つ「奥たん」の姿が描かれているからか、どうもこの「塩の街」と重ねてしまうのですよ。
CONTENTS
塩の街
Scene-1. 街中に立ち並び風化していく塩の柱は、もはや何の変哲もないただの景色だ。
Scene-2. それでやり直させてやるって言ったんじゃねえのかよ。
Scene-3. この世に生きる喜び、そして悲しみのことを
インターミッション―幕間
Scene-4. その機会に無心でいられる時期はもう過ぎた。
Scene-5. 変わらない明日が来るなんて、もう世界は約束してくれないのを知っていたのに。
Scene-6. 君たちの恋は君たちを救う。

塩の街、その後
塩の街-debriefing- 旅のはじまり
塩の街-briefing-  世界が変わる前と後
塩の街-debriefing- 浅き夢みし
塩の街-debriefing- 旅の終わり
えー、主たる登場人物である、秋庭は空自の二尉なんだけど、「塩の街」のタイトルの所以でもある、「塩害」は陸地を襲ったわけであるからして、これが自衛隊三部作のうちの「陸」にあたるとのこと。途中からの舞台は、陸自の立川駐屯地だし。

主人公というか、フューチャーする人物を変えながら、話が進んでいくんだけど、ベースに流れているのは、秋庭と真奈の恋。年だって十くらい違う、空自の戦闘機乗りと女子高生という、それぞれの立場だって全く違う。平和な世界であれば、二人に接点などなかったはずなのだが…。

東京湾をはじめとし、世界各地に、ある日突然白い隕石が落ちる。それは巨大な塩の塊であり、ソドムとゴモラのロトの妻ももかくや。隕石の落下後、人々は塩の柱と化す。そんな世界の中、描かれるのは、「こんなことにならなければ気付かなかった」恋、「こんなことにならなければ出会えなかった」恋。

そうして、それなりに安定していた世界を引っ掻き回し、事態の収拾に回った、ほぼマッドサイエンティストな入江が、秋庭と真奈の二人暮らしを襲撃する。

「世界なんか救わないで!秋庭さんが無事でいて!もう旧い世界のほうがよかったなんて、言わないからっ!」

この世界が救われるまでだけではなく、「塩の街、その後」では文字通りその後が描かれ、「塩の街」の世界を補完してくれます。どこまでも健気な真奈に胸キュンするも良し、頼りがいのある秋庭に惚れぼれするも良し、ですかねー。

でも、今回、私が気に入ったのは、作者すら把握出来ないという、喰えない入江。一本気で健気、純粋な人々が多いだけに、このわけの分かんない入江という人物の存在が、ぴりりと利いてんじゃないでしょうか。
塩の街―wish on my precious (電撃文庫)塩の街―wish on my precious (電撃文庫)
(2004/02)
有川 浩

商品詳細を見る

「塩の街」は、有川さんのデビュー作であり、第10回電撃小説大賞<大賞>受賞作でもあります。有川さんは頑として曲げなかったそうだけれど、真奈を中学生にして、秋葉を二十二、三歳に出来ないかとの打診があったとのこと。この表紙…。ま、まさか、その髪の長いのは秋葉??汗

なんつーか、少女マンガの主人公or相手役などにも、年齢制限があるようにも思いますが、二十代後半や三十路が青春したって、恋したっていいじゃないのさーー!!と思ったり。あの「ガラスの仮面」の速水真澄氏もそろそろ三十路なんだっけ。あちらも、マヤとの年齢差は十一歳なんだよねー。どうでもいいけど、”速水真澄”でググったら、他のキーワードに”速水真澄 嫉妬”、”速水真澄 ラブシーン”が…。ま、真澄さん・・・。
コメント
こんにちは。
あれれ?私カキコしたつもりだったのに、してなかったんですね^^;
失礼致しました。
有川作品はやっぱり甘いですね。
世界の危機でも愛ですね^^
始めはこの二人が恋愛関係になるって全然考えないで読んでいたんですよね~
そうしたら、入江が来てから何だかおかしなことに^^;
入江は私は大嫌いだったのですが、2人の仲を取り持って?くれたので許します。
サイドストーリーも良かったですよね。
【2008/09/21 15:35】 | 苗坊 #- | [edit]
苗坊さん、こんばんは~。
いやー、ここ、えげつないコメントがついてたので、そのせいかもしれません。汗
fc2って変なコメントがバンバン入っちゃうので、困りものです。
こちらこそ、お見苦しく失礼しました。

あー、世界の危機でも愛、ってのは、有川作品のコンセプトかもしれませんね。笑
そして、ヒーローは(ヒロインでもいいけど)、決して世界を救おうとするのではなく、たった一人を救おうとしたのだ、と。
私も途中からはむむむ?と思ったものの、最初は恋愛関係になるだなんて思わずに読んでました。
入江はお嫌いですか? 私、あの食えない感じが結構好きでした。笑
野坂夫婦のお話とかも良かったですよね。らぶ、です。
【2008/09/22 22:56】 | つな@管理人 #- | [edit]












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:
http://tsuna11.blog70.fc2.com/tb.php/1176-a5a83c97
  • 塩の街 有川浩【苗坊の読書日記】
    塩の街 オススメ! 塩が世界を埋め尽くす塩害の時代。 塩は着々と街を飲み込み、社会を崩壊させようとしていた。 その崩壊寸前の東京で暮らす男と少女。 男の名は秋庭、少女の名は真奈。 静かに暮らす二人の前を、さまざまな人々が行き過ぎる。 あるときは穏やかに...
【2008/09/18 23:25】
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫
プロフィール

つな がる

Author:つな がる
つなです。
「日常」logとも称していますが、そう多くはない手持ちの本、興味が赴くままに借りてきた図書館本の感想が主になります。
興味を持った記事があったり、あなたが読み終えた本について語っていたら、是非あなたの感想を教えて下さい。お待ちしています。

2008年3月23日に、fc2ブログに引っ越してきました。それ以前のamebaブログでの更新も、引っ越しツールによって移行しています(以前の記事は、表示が少々見辛いかもしれません。ご容赦を)。

掲示板その他リンク

ユーザータグ
最近の記事
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

RSSフィード
カウンター

月別アーカイブ
検索エンジン情報
Googleボットチェッカー Yahoo!ボットチェッカー MSNボットチェッカー

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。