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「禁断のパンダ」/それは神の食卓なのか

 2008-09-01-22:50
禁断のパンダ禁断のパンダ
(2008/01/11)
拓未 司

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柴山幸太は、若くして独立した、ビストロスタイルのレストラン、<ビストロ・コウタ>のオーナーシェフ。妻の綾香は現在妊娠八か月。彼の人生はまさに順風満帆だったのだけれど…。

ある日、幸太は妻の友人の結婚披露宴に出席する。表向きは身重の妻の体調を気遣って、その実は半年先まで予約が取れないというフレンチレストラン、<キュイジーヌ・ド・デュウ(神の料理)>の料理を味わうため。幸太と綾香は素晴らしい料理の数々を堪能し、また新郎、木下貴史の祖父である、著名な料理評論家だったゴッド・中島との知己を得る。ところが、式の途中で貴史の父が姿を消し、結婚式の翌日には、彼の会社の従業員が刺殺体で発見される。貴史の父、義明の行方は依然として分からないまま。いったい何が起こっているのか?

時に幸太の視点、時に兵庫県警捜査第一課の刑事、青山篤志の視点に切り替わって、話は進んでいく。時がたつにつれ、失踪者の数は増し、青山たち警察は焦りの色を深めるのだが…。

無愛想で無口な<キュイジーヌ・ド・デュウ>の天才シェフ、石国、レストランに併設された<ハーバー・チャーチ>の主任司祭、ルイ・ヴァンサン。神のような舌を持ち、美に尋常ならざる執着を持つ、中島翁。どいつもこいつも怪しいったら怪しいんだけど…。

幸太の「外」というものの考え方については、賛成しかねるところもあるんだけど、何せ料理の描写がとっても美味しそうなのだ。この美味しそうな筆致でそこ書くか、というのがちょっと辛いところですね。

舞台は神戸。土地勘があってイメージ出来れば、もっと楽しく読めたのかなぁ。あとはバリバリの関西弁(これが、神戸の言葉なの?)が楽しめるかどうかですかね。ちょっと馴れ馴れしくも感じちゃうんだけど、もともとそういう言葉なんでしょうか。

ミステリーとしては、そう大した謎というわけではありません。表紙の雰囲気と言い、ユーモア・ミステリーだと思ったんだけどなぁ…。これだったら、私は「パンプルムース氏」シリーズのがいいな。ネタ的に「」のタグを貼るのも迷っちゃいます。ちなみに、第六回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作であるようです。「このミステリー」、「このミステリー」、うーん、ミステリー??

他の物がゴミのように思える、恐ろしいほどの冴えを見せる石国シェフの料理。うーん、味わない方が幸せなのかも。たとえ凡庸とそしられようとも。ラストのある二人の人物の対比には、ぞっとしました。それはきっと開けてはならない扉。
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つなです。
「日常」logとも称していますが、そう多くはない手持ちの本、興味が赴くままに借りてきた図書館本の感想が主になります。
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2008年3月23日に、fc2ブログに引っ越してきました。それ以前のamebaブログでの更新も、引っ越しツールによって移行しています(以前の記事は、表示が少々見辛いかもしれません。ご容赦を)。

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