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「田村はまだか」/待つ

 2008-08-19-23:09
田村はまだか田村はまだか
(2008/02/21)
朝倉 かすみ

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目次
第一話 田村はまだか
第二話 パンダ全速力
第三話 グッナイ・ベイビー
第四話 きみとぼくとかれの
第五話 ミドリ同盟
最終話 話は明日にしてくれないか
なんてったってタイトルがとても印象的。いろいろな方のブログでこのタイトルを見ていて、気になっていました。

「田村はまだか」。「田村」を待っているのは、小学校のクラス会のメンバー、男女五人+バーのマスター、一人。

クラス会とはいえ、すでに三次会。大雪で列車が遅れ、クラス会に間に合わなかった「田村」を、四十歳になった彼ら五人が待つ。舞台は、札幌、ススキノのせまっ苦しい小路にある、十坪ほどのスナック・バー、「チャオ!」。バーのマスターも、「田村はまだか」というフレーズが繰り返されるたび、いつしか彼を待ちわびるのだが…。

四十歳といえば、彼らそれぞれに印象に残る思い出があるわけで、思い出は小学生の頃の話だけではなく、新人の頃のこと、最近のこと、数年前のこと、語り手を変えて飛んでいく。バーのマスター花輪にも、この場所にたどり着いた、またそれなりの理由がある。

学生時代の友人たちが年を経て出会うというと、たとえば恩田陸さんなどが得意とするシチュエーションでもあると思うのです。恩田さんであれば、彼らが話すのは、彼らが共に過ごした学生時代の謎であるかもしれない。でも、ここで話されるのは、小学校六年生にして孤高の存在であった「田村」のことや、大人になってから彼らの心に刻まれた思い出。そういう意味では、ごく真っ当な小説と言えるのかなぁ。

途中までは、ふむふむこういう書き方もあるんだね~、と思って読んでいたし、この本の中で「田村」が登場することをほとんど諦めていたんだけれど…。そこでいったん入る捻りは、どうなんだろう、賛否両論あるんじゃないかな。小説の中のお話とは言え(というか、小説だからこそ、かな。だって、確率的には、そうある出来事じゃないでしょう)、私はそういう運命にはえーー!!、と思ってしまうので、どちらかといえば「否」の方かも。んでも、「話は明日にしてくれないか」の田村、「どうせ死ぬから、今、生きているんじゃないのか」も含めて、かっこいいです。
コメント
読みました。
テンポよく、さーっと読めますね。
著者の方は、書くことと書かないことの感覚が絶妙で
それが、テンポ感になっていますね。
後、表紙もなんかいいです。
【2008/11/16 00:57】 | indi-book #- | [edit]
表紙、いい味出てますよね♪

そうですねえ、登場人物の語らせ方も巧かったですよね。
一緒に田村を待っちゃいましたよね。笑

さくっとテンポよく読めたのはいいんですが、わたし、アンハッピーなお話があまり好きではないんですね。
さくっとテンポよく田村の身に起こった出来事が、なんだか理不尽に感じてしまいました。
普通に待つだけでも良かったんだけどなぁ。
【2008/11/16 22:55】 | つな@管理人 #- | [edit]
こんにちは。TBさせていただきました。
過去記事に失礼致します。
この作品、借りては読まずに返すを2回繰り返し、ようやく読んだ作品です^^;
札幌に住んでいる私としては身近で面白い作品でした。
自分もすすきので飲んでいるようです^^
でも、田村への仕打ちと言いますか事故は酷すぎませんかね。
田村はずっと真っ当に生きてきたのに、何だか切なくて、納得できなかったです。
【2009/04/29 14:37】 | 苗坊 #- | [edit]
苗坊さん、こんにちは~。
過去記事、いつでも歓迎です♪ いつもありがとうございます。

確かにすすきのでしたね~。
そうなんです! 私、あの事故が引っ掛かってしまいました。
ネットではみなさん割と好評みたいだし、そういう意見を聞かなかったんで、ちょっと嬉しいです。
あれ、なくても良かったんじゃないかなぁ、と思ってしまいました。
【2009/05/04 20:29】 | つな@管理人 #- | [edit]












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