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再生/「イマジン・ノート」

 2005-03-22-16:09
元漫画少女(ID:catcat)さんと「ガラスの仮面」について熱く語ったり、delusive penさんの所で名をお見かけして思い出した、漫画家・槇村さとるさん。
中学時代、彼女の「ダンシング・ジェネレーション」「NY・バード」を夢中になって読んだものでした。影響されダンスを真剣に習い始めた友人もいたほどで、強い影響力というかパワーを感じる作品を描かれる方です。夢を抱くようになった少女が、それを叶える為に必死に突き進んでいく。そのやり方は決してスマートなものではなく、時には泥臭ささえ感じるほどでした(お話としては、都会的だと思うのですけど・・・)。でも単なるスポ根ものではなく、主人公が素直に泣いたり笑ったり、ほんとにキラキラして見えました。


少女漫画家として活躍しておられた槇村氏ですが、実は根底に「生き辛さ」を抱え、生きている人間でした。これはそんな槇村さんが、苦闘の末、どうやって自分を取り戻したかを書いた、自伝的なエッセイです。職業として漫画家を選び、表現することで糧を得ていた槇村さん、途中で何度も何度も自分の表現の壁にもぶつかっています。その度に悩み、苦しみ、真剣に生きてきたから、無事に再生を果たされたのだと思います。その道程を、正直に素直に語っておられます。

彼女はこう語っています。

でもまあこれは私のケースで、だれも何も本当の事なんて教えてくれなかったし、私にもそんなこと出来ない。
私のやり方はあなたの参考になんて、ち~っともならない。

私と、あなたは、違う
みんな別々
みんなオリジン
みんな孤独(ひとり)
ひとりで生きてひとりで死んでゆく

だからこそ関わりたい、伝えたいと思うんだけどサ。

みんなの苦しみは、きっとそれぞれ違うものでしょう。
でもこの本を出版されたのは、きっと同じように生きにくさを抱えている人たちへのメッセージ。
だからこそ、こんなに正直に書かれたのではないかと思います。


幸福になる一番の近道は自分を知ること。蓋をして知らない振りをしていた自分の感情。嫌な所も、しょうがない所も、見えてしまえば、分かってしまえば、もう怖くは無い。そして悩み、苦しみ、生き辛さを抱えた日々も、決して無駄にはならない。


それぞれの作品についてインタビュー形式で語っておられる部分も挿入されています。昔読んだ作品が、こういった思いの中で描かれていたのだなあ、と知ることが出来ます。テンションの高い作品を描く人だなあ、とは思っていたけれど、こんな思いの中で描かれていたものだとは、中学生の頃には全く気付きませんでした。


*臙脂色の文字は、本文中から引用したものです。何か問題がございましたらご連絡下さい。



著者: 槇村 さとる
タイトル: イマジン・ノート
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Author:つな がる
つなです。
「日常」logとも称していますが、そう多くはない手持ちの本、興味が赴くままに借りてきた図書館本の感想が主になります。
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2008年3月23日に、fc2ブログに引っ越してきました。それ以前のamebaブログでの更新も、引っ越しツールによって移行しています(以前の記事は、表示が少々見辛いかもしれません。ご容赦を)。

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