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「千住博の滝」/流れ落ちるもの

 2008-04-05-08:23
千住博の滝千住博の滝
(2007/09)
千住 博

商品詳細を見る

裏表紙より
Dayfall/Nightfall 白い背景に白い滝。究極の滝は暗闇で発光し姿を現す。
Shofuso 日米友好の証の歴史的日本建築に≪ウォーターフォール≫20面を永久展示。
Falling Color 相容れない色の組み合わせに「ピースメイキングプロセス」の思いを込めて。
Naoshima 明治時代に製塩業で栄えた日本家屋と倉を舞台にした「家プロジェクト」。
The 46th Venice Biennale 100周年の1995年、東洋人として史上初の優秀賞を受賞。
Grand Hyatt Tokyo 六本木ヒルズ唯一のホテルのウェディングスペースに静謐な異空間を演出。
Tokyo International Airport, Terminal 2 空間の巨大空間をアート空間にプロデュース。
Jukoin-Betsuin, Daitokuji 6年の歳月をかけた襖絵77絵。本院の襖絵にも近年着手の予定。
Essay 寄稿:至高の美 千住博の荘厳な「滝」 ドナルド・カスピット
Information 付:≪千住博のパブリックアート≫案内
日本画、なんですよねえ。表紙の滝はそう言われても違和感がないのだけれど、巻頭のスプレーガンのようなものを手に持ち、キャップを被ってポロシャツにジーンズ、ガスマスクをしている姿には、日本画というにはちと違和感が。でも、この技法から出来て来るものは、水の飛沫や滝壺から立ち上る水煙まで、こちらに迫ってくるような繊細でいて躍動感のある滝。すごいなぁ。

美術批評家ドナルド・カスピットなる人物による文は、難しすぎて良く読みこなせず、適当に読み飛ばしてしまったんですが、以下の部分を読むに、千住さんのこの絵は岩絵具を用いているところ、表現が簡潔であるところからも、道具は違えどまさに伝統的な日本画と言えるのかしらん。簡潔でいて実にダイナミックな表現だもんねえ。

千住の色の技法はまさに神業であり、彼は絵の具のことを知悉している。ロスコが市販の絵の具をそのまま使っていたのに対し、千住は鉱石や貝殻、サンゴなどの天然素材を砕いて粉末にした岩絵の具を、獣皮から採った膠で溶いて混ぜ合わせ、それを手すきの和紙に塗っている。したがって、自然の中にあるものをそのまま原料にしているという点で、彼の絵の具は根元的なものであり、宇宙の創造と変遷を体現しているといえる。そうした意味で千住の絵の具は、単に命の通わない無機物ではなく、命を宿した有機体なのである(p107より)。

まぁ、ちょっといわゆる「東洋の神秘」に対する、西洋的な目を感じちゃいますけど。和紙も岩絵具も膠も、そう言われてみればそうだけれど、日本では一応普通のことでもあるし(そして、この本の中には普通のカンバスに、普通(?)の絵の具で描かれたと思われるものもあるし)。

勿論、実際、実物を見た方がいいのだろうけれど、この本でもその迫力は十分に伝わってきたし、作品を一気に見られるという利点があるよね。流れ落ちる水。何かが洗い流されるような心持ちがしたのでした。やっぱり「水」はいいなぁ。
☆千住博氏の公式HPにリンク
コメント
どうもです。「滝」もよかったんですが、「滝」の方では記事を書いてなかったので「滝以外」でトラバさせていただきました(汗)
千住博さんの絵は、ほんとうに凄いですよね!!
私も残念ながら実物を拝見したことないことがないんですが、機会があればぜひ見たいものです。
【2008/04/18 18:40】 | いちみ #uwfcZnw2 | [edit]
借りるとき、「滝以外」とどっちを借りるか迷ったのでした。笑
今度、借りてこなくっちゃ。
ほんと、これが日本画??、と思ってしまいますよね~。
実物の迫力、体験してみたいですよねえ。
【2008/04/20 23:21】 | つな@管理人 #- | [edit]












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  • 『千住博の滝以外』【日々是げんじつ】
    「千住博の滝以外」 千住博さんといえば、母の大好きな日本画家なのである。 そして、千住博さんといえば、”滝”なのである。 そんな千住さんの、ご本人が選んだ「滝以外」の作品集。
【2008/04/18 18:37】
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つな がる

Author:つな がる
つなです。
「日常」logとも称していますが、そう多くはない手持ちの本、興味が赴くままに借りてきた図書館本の感想が主になります。
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2008年3月23日に、fc2ブログに引っ越してきました。それ以前のamebaブログでの更新も、引っ越しツールによって移行しています(以前の記事は、表示が少々見辛いかもしれません。ご容赦を)。

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