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「ドラゴン・ティアーズ―龍涙」/IWGPⅨ

 2009-10-26-22:35
ドラゴン・ティアーズ──龍涙ドラゴン・ティアーズ──龍涙
(2009/08/07)
石田 衣良

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内容(「BOOK」データベースより)
茨城の奴隷工場から中国人少女が脱走した。250人の研修生の強制送還まで、タイムリミットは一週間。捜索を頼まれたマコトは、チャイナタウンの裏組織“東龍”に近づく。

目次
キャッチャー・オン・ザ・目白通り
家なき者のパレード
出会い系サンタクロース
ドラゴン・ティアーズ―龍涙
内容紹介にあるのは、表題作でもある「ドラゴン・ティアーズ―龍涙」のことですね。相変わらずのマコト、相変わらずのトラブル。春の風が官能的だ、というマコトの台詞ももう何度目なんだろう。もういい加減、似た様な話も多いし、一回りしているけど、それでも下に引用したようなマコトの台詞が好きなんだよね。

 なあ、おれは思うんだけど、自分の値打ちを決めるのは、結局自分だよな。人に発見されるのをぼんやり待つ人間は、最後には誰かさんのいいカモになる。それがジャングルみたいになった二十一世紀の高度消費社会のニッポンだ。
 自分の値札くらい自由につければいい。売れるか売れないかの問題じゃない。あんたも東京の女なら、ガッツのない男たちにそれくらいの度胸を見せてくれ。 (「キャッチャー・オン・ザ・目白通り」p11より引用)

 出会いなんて、だいたいは最低の場所に転がってるに決まっているのだ。
 みんな立派な場所ばかり探しすぎ。(「出会い系サンタクロース」p116より引用)

 おしゃれでハイセンスな高度消費社会では、ものを買うことはすでに経済学から倫理学の領域に問題点をシフト済みなのだ。
 百円ショップでカップ麺を買うとき、おれたちは胸に手をあて考えたほうがいい。
 この濃厚とんこつ味一杯に、誰の涙がどれくらい注がれているかをね。(「ドラゴン・ティアーズ」p162より引用)

前回もマコトの母さんの告白に、さすが母さん、パンチが効いてんなー、と思ったんだけど、またまた今回もかっこいいのです。伊達に一人でマコトを育ててないよねえ。そして、”マコトなんていくらこの街でちやほやされても、まだまだガキ”なのです。この後も、彼女は出てくるのかなぁ。”おふくろ”を除けば、IWGPの女性レギュラーって皆無に近いよね。マコトのためにも花を!、とこれまた毎回思っているような気もするのです。
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ドナドナ・・・

 2009-10-26-21:52
忙しかったのも一段落して、さてまた感想書いてくぞー、と思ったらば、PCが一部破損してしまい、本日ドナドナされていきました・・・。メーカー側の問題で、実はちょっと前にもドナドナされていった機種だったんですが・・・。日通のプロコンポ(パソコンポ?)って良く出来てるよねー、と短い期間で二度も思う羽目になってしまいました。

そんなわけで、最近滅多につけることすらないデスクトップで更新です。うう、なんか見辛いよー。
なんだかんだで感想を書き損なったもの。
カエサルを撃てカエサルを撃て
(1999/09)
佐藤 賢一

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相変わらず血湧き肉踊っちゃうんだけど、何せ私には基礎知識というものがなかった!! 英雄カエサルの肉付けは、きっとちょっと意外なものだったんだろうけど(守りに入った中年。ただし、恐れを知らぬ若者に触れ、そこからは鬼神のような活躍を見せる)、そこがギャップとして楽しめなかったのが残念。途中、恐れを知ら若者、ウェルキンゲトリクスにかなり肩入れして読んでたんですが、そうなんですよね、これ、結果は決まってるんだよね。自らを取り戻し、更に若者の力すら飲み込んだように見えるカエサルは、彼に勝つ。カエサルの心理描写は、相変わらずの佐藤節と言いましょうか、なんというか鼻水垂らしながら、頑張っちゃってる感じ。かっこ悪かろうがなんだろうが、がむしゃらな男が、より執念のある方が勝つのかなぁ。この辺も、実に佐藤賢一さんらしい小説でした。

わらしべ長者、あるいは恋  清談 佛々堂先生わらしべ長者、あるいは恋 清談 佛々堂先生
(2008/11/06)
服部 真澄

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「清談 佛々堂先生」の、佛々堂先生ふたたび、であります。本当にわらしべ長者のように、物がどんどん化けていく短編が特に印象的でした(今となっては、そのタイトルもわかんないけど)。さすが、数寄者。美術品だなんだとそういうのだけじゃなくって、佛々堂先生は山野草にも詳しかった! 伊達に、ワンボックスカーでふらふらしてるわけじゃないんですねえ。
後は、フロストシリーズ読みました! あれ、なんであんなに楽しいのかなぁ。まー事件はひどいし、フロスト警部を筆頭に、みんな眠れてないし、働きづめなのに、なぜか楽しい。数日の出来事が、なんだかすごい長いスパンの出来事のよう。忙しかった時、つい、いやでも、フロストはもっと全然忙しいし、とか思ってしまいました。しかし、読んでると面白いけど、一緒に仕事したくないよ、フロスト・・・。あと、自分の部屋にも招き入れたくないよ、フロスト・・・。マレット署長なみに、冷たい視線を送ってしまいそうです。これは、後できちんと感想を書きたいと思います。

クリスマスのフロスト (創元推理文庫)クリスマスのフロスト (創元推理文庫)
(1994/09)
R.D ウィングフィールド

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あと、忙しなくしてると、どっぷり本の世界に浸かる事が出来ない事が良く分かりました・・・。くっきりはっきりした話はいけるんだけど、茫洋とした話とか、難しげなSFは完全に挫折しました。

挫折本↓
ソラリス (スタニスワフ・レム コレクション)ソラリス (スタニスワフ・レム コレクション)
(2004/09)
スタニスワフ レム

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挫折しかかってるけど、これからだったら、もちょっと読めそうな本↓
正弦曲線正弦曲線
(2009/09)
堀江 敏幸

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私の心安らかな読書タイムのためにも、やっぱりあんまり忙しいのは嫌だな・・・。頭も変な風に使っちゃってるしね。

「ジーン・ワルツ」/産婦人科医療の逆襲

 2009-10-12-11:47
ジーン・ワルツジーン・ワルツ
(2008/03)
海堂 尊

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内容(「BOOK」データベースより)
桜宮市・東城大学医学部を卒業、東京・帝華大学に入局した32歳の美貌の産婦人科医、曾根崎理恵―人呼んで冷徹な魔女(クール・ウィッチ)。顕微鏡下人工授精のエキスパートである彼女のもとに、事情を抱えた五人の妊婦がおとずれる。一方、先輩の清川医師は理恵が代理母出産に手を染めたとの噂を聞きつけ、真相を追うが…。

「ひかりの剣」(感想)にて、速水のライバルだった、帝華大学の清川が准教授となって登場です。海堂さんはこういう描き方がお好きなのかなぁ、と思うんだけれど、奇数章は帝華大学を、偶数章は同じ時期のマリアクリニックを舞台としています。

今回のテーマは、ずばり生殖。しかし、ここにある記述を読むほどに、妊娠・出産ってすごいことなんだなぁ、と思います。お産で死ぬ人は少なくなったとはいえ、百パーセント安全だとは限らない。希望の光であるお産から、闇に突き落とされる時、確かにそこにいる医師に責めを負わせたくなってしまうのかも。

「ひかりの剣」では飄々としていた清川が、一転、クール・ウィッチ(しかし、海堂さんはコードネーム好きだな)、曽根崎理恵に翻弄されてます。この理恵の性格にはかなり無理があるような気がするんだけど、まぁ、それでも読まされてしまうんだなぁ。

もし今後、「医学のたまご」を読む予定がある方は、「ジーン・ワルツ」の前に「医学のたまご」を読んでおくことをオススメいたします。広がっていく海堂ワールド。セント・マリア・クリニックのその後も知りたいなぁ。
【メモ】

三枝院長は首を傾げる。
東京の医家の名門、城崎家の美人姉妹の一人として、世の男性の心を奪った深窓の令嬢の若かりし頃の美貌が蘇る。 p113から引用

うわ、ここも繋がってるよ! 城崎だってー。
目次
序章 遺伝子のワルツ
一章 減数分裂
二章 受胎告知
三章 エンブリオ
四章 心音覚知
五章 托卵の技術
六章 双角の魔女
七章 借り腹の論理
八章 妊娠の現実と蹉跌
九章 魔女VS.アルマジロ
十章 啓示
十一章 出産の奇跡
十二章 悲母観音
十三章 メディア・スター
最終章 セント・マリアクリニック

「はむ・はたる」/その出会いは…

 2009-10-12-11:07
はむ・はたるはむ・はたる
(2009/08/20)
西條 奈加

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内容(「BOOK」データベースより)
心に傷を負った若き侍と、江戸の下町でたくましく生きる孤児たちの、強い絆とままならぬ過去への思いを描く青春時代小説。

amazonから引っ張ってみましたが、うん、これ、ほとんど何も書いてないに等しいですよね。

「金春屋ゴメス」シリーズ(感想)の西條奈加さんの時代物。そういえば、「烏金」(感想)というのもあったよねえ、と思いつつ読んでると、あれ?あれ?となるところが出だしから何回も。

そう、これは「烏金」のあの子供たちのその後のお話なのでした。装丁の雰囲気が全然違うから、全く気付かなかったよ! 「烏金」の浅吉は、あの時、彼らの罪を代わりに着て、既に江戸を払われてしまっています。しかしその後も、彼ら孤児たちは浅吉の残したプランに沿って、しっかり自活していたのです。

そんな彼らの周りにいる大人は、お馴染みのものもいれば、新顔もいて。その新顔が、内容紹介に書かれている「若き侍」。旅暮らしから江戸へと戻ってきた、長谷部家の次男、柾。飄々とした姿の裏に、彼は秘密を隠しているようで…。それは、孤児たちが、順繰りに語る短編の間に、徐々に明かされていくのです。

気になって、もう一回、「烏金」を借り出してきたのだけれど、孤児たちのリーダー格である勝平をのぞくと、孤児たちの名前はすべて片仮名で表記されていたのですね。こちら、「はむ・はたる」では、一転、彼らに漢字が与えられます。人別帳にあげるときに、長谷部家の母君がつけてあげたのですね。正直、一編一編の物語の中で、彼らの話す物語の他に、しっかりキャラが立っているとは言い切れないんだけど、漢字が与えられることで、ぐっと一人ひとりの存在感が増したような気がします。

はむ・はたるとはファム・ファタル(運命の女)のこと。子供たちの物語に、不似合いなタイトルにも思えるけれども、運命の出会いと考えれば、これはこれでいいのかも。

おれが見込んだ大人は、みいんな江戸からいなくなる。

与力の高安が言うとおり、三年もたてば、彼ら孤児たちもみな大人になる。浅吉の帰った村の様子も気になるし、いつかみなが再会を果たせるといいな。
目次
あやめ長屋の長治
猫神さま
百両の壺
子持稲荷
花童
はむ・はたる
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プロフィール

つな がる

Author:つな がる
つなです。
「日常」logとも称していますが、そう多くはない手持ちの本、興味が赴くままに借りてきた図書館本の感想が主になります。
興味を持った記事があったり、あなたが読み終えた本について語っていたら、是非あなたの感想を教えて下さい。お待ちしています。

2008年3月23日に、fc2ブログに引っ越してきました。それ以前のamebaブログでの更新も、引っ越しツールによって移行しています(以前の記事は、表示が少々見辛いかもしれません。ご容赦を)。

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