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「長野まゆみ―三日月少年の作り方」/長野まゆみさんムック本

 2008-07-29-22:51
長野まゆみ―三日月少年の作り方 (KAWADE夢ムック)長野まゆみ―三日月少年の作り方 (KAWADE夢ムック)
(2002/12)
不明

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一度もその作品を読んだことがないし、絵を描かれることも知らず、名前すらもあやふやだった長野まゆみさん。表紙の雰囲気につられて、図書館で借りてきちゃいました。

つらつら読んでみるに、いかにも思春期--!!(その分、ちと息苦しくもあるけれども)な感じなのに、なぜ全くスルーしちゃったのかしらん、という感じなんですが、刊行年を見ると、どうもギリギリ自分の思春期とずれちゃってたみたい。鉱物というアイテムや繊細で雰囲気のある絵など、たぶん、私の好みな感じなんだけどなぁ。少年で少女で、女性というものの息苦しさ、生き辛さ、少年というものの特別性が、書き下ろし新作からも、笙野頼子さんとの対談からも読み取れるんだけど、ただ、この辺はあまり突き詰めると気持ちが悪いというか、嫌な感触が残るというか…。自分だってそういう風に思うことはあるけれど、それって全く発展性のない話しでもあるし。実際にちゃんと小説を読んでみないとわからないけど、読んでみたら好きか嫌いかどっちかにきっぱり分かれるような気がします。

インタヴュー・アーカイヴもエッセイも、作品への言及がマニアック過ぎて、読んでない私にはさっぱりだったので、そこは全くスルーしちゃいました。全著作レヴューは、次は何を読もうか決めるのに役立ちました。

ひとつ収穫としては、次は裏表紙に載ってた「猫道楽」がいいかなー、と思ってたんだけど、全著作レヴューで私が思っていたような作品ではない、ということが分かったこと。猫がそっちのネコだなんて、普通思わないよーーー!!

というわけで、次に読むぞリスト。
・「少年アリス」
・「サマー・キャンプ」
・「玩具草子」
しっかし、長野まゆみさんの本ってば、全くスルーしてたのが信じられないくらいの、すっごい作品数ですね…。出会わない本って出会わないもんなんだな、とこれもまたちょっと不思議。
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「文房具と旅をしよう」/雑貨は楽し

 2008-07-27-22:48
文房具と旅をしよう文房具と旅をしよう
(2001/09)
寺村 栄次浅井 良子

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旅行記ではあるのだけれど、切手可愛い!便せん可愛い!スーパーで売ってる雑貨可愛い!という、ちょっと変わった切り口の本です。

表紙にはこんな文が載せられています。

見たことのない文房具・雑貨を探しに、フィンランド、スウェーデン、イギリス、フランス、オランダまで行って来ました。
旅をするのに心掛けたことは、
1、高い所に上る。
2、たくさん歩く。
3、スーパーマーケットに入る。
4、おいしい物を食べる。
この4点を心がけていればきっと楽しい旅行になります。

業務用の余計なものを削ぎ落としたデザインの美しさとか、雑貨の楽しさに共感。最近は、めっきり会社支給の文房具しか使っておりませんが、文房具って楽しいよねえ。

東京は本郷に、この本を著したスコスという文房具屋さんがあるのだそうです。
 → http://www.scos.gr.jp/open.htm

近くに行ったら、ちょっと寄ってみたい感じであります。

もくじ
フィンランドにやって来た
スウェーデンにやって来た
手工作やってみませんか
イギリスにやって来た
私と文房具
フランスにやって来た
ぬり絵
オランダにやって来た
旅のまとめ
文房具の宝箱
鴨ライフ
スコスのおはなし

「かえっていく場所」/宴のあとに

 2008-07-25-00:49
かえっていく場所 (集英社文庫)かえっていく場所 (集英社文庫)
(2006/04)
椎名 誠

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目次
1 桜の木が枯れました
2 高曇りの下のユーウツ
3 窓のむこうの洗濯物
4 東京の白い夜景
5 冬の椿の山の上
6 屋上男の見る風景
7 エルデネ村の狼狩り
8 アザラシのためのコンサート
9 波止場食道のノラ犬たち
10 雪山の宴。キタキツネの夜。
11 イイダコの水鉄砲
12 プンタ・アレーナスの金物屋
 解説―吉田伸子
椎名さんと息子、岳君の日々を描いた「岳物語」などに連なる、椎名さんの私小説的なお話です。娘と息子は成長し、日本を離れて暮らしている。もうきっと、この先彼らと共に暮らすことはない。妻と二人暮らしになってしまった椎名さんは、住み慣れた武蔵野の家から、都心へと居を移す。この本は、そんなシーンから始まっています。

以前と同じように取材旅行をこなしてはいても、東ケト会の面々と焚き火をしていた頃の勢いは既にない。椎名さん自身も不眠に悩まされ、アルコールでどうにか眠りにつく日々を過ごしているし、妻の渡辺一枝さんも体調が芳しくない。あんなに精力的に過ごしていたのに、肉体的にも精神的にも、人生の下り坂に差し掛かっている。そんなときに、「かえっていく場所」とは…。

あくまでも「私小説的」なものであって、そうはいっても、やはりこれはフィクションなんだろう。書いてあることをそのまま信じ込むほど、私ももう子供ではないけれども、前半の陰鬱な感じにはハラハラし、徐々に光が差し込んでくる後半ではほっとしました。手放しの身内(家族)自慢はちょっと気になるけど、公の場面できちんと家族を褒めることが出来るのはいいことだなぁと思います。

にしても、あれだけ精力的に好きなことをして過ごしていたように見えた椎名さんが、こんな風になっちゃうんだなぁ、というのがちょっとショックでした。下り坂に差し掛かった時、人は自分の好きな場所、愛する場所、時間に帰っていくのだろうけれど、自分はそういう場所を持てているのかなぁ、と思いました。人生には色々な段階があるんだろうけど、宴のあとのような時間をどうやって過ごしていくのか。宴が派手であればあるほど、大変なのかなぁ。

一点、残念というか、どうかな~と思ったのが、古い友人に関するくだり。この本の中では、椎名さん自身も、多少壊れ掛けているのだけれど、それは若き日の冒険というか旅を共にした友人も同じ。アルコールに溺れ、椎名さんを詰る姿は、書かない方が良かったんじゃないかなぁ。

「岳物語」「続・岳物語」の次には、「春画」があって、その後にこの「かえっていく場所」が続くんだそうな。前の二冊は読んでいたんだけど、「春画」はその存在すら知らず。ついでだから、「春画」も読んじゃおっかなー。

「豚キムチにジンクスはあるのか-絲的炊事記」/絲山秋子的食の道

 2008-07-24-00:20
豚キムチにジンクスはあるのか―絲的炊事記豚キムチにジンクスはあるのか―絲的炊事記
(2007/12/06)
絲山 秋子

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普通、人が料理本を書くとき、それは自分がべたいものであったり、美味しそうなものだったりすると思うのですよ。なかには、絲山さんがべたいもの(エスニックこてんぱん)、美味しそうなもの(キッシュ・ローレーヌ)あるんだけど、この”炊事記”はいい具合に迷走していて、私は好きだなぁ。

絲山さんは、決して料理は下手ではなくて、むしろキャンプで鍛えられた腕前をお持ちだと思うのだけれど、「これでは普通だから」などと、不思議なチャレンジ精神を発揮されてしまうのです。で、一人暮らしなのに、ひたすら同じものを作り続けて、その消費に苦しんだりしてしまうわけ。

絲山さんの作品は、小説はまだ「ダーティ・ワーク」しか読んだことがないけれど、絲山さんの面白真面目な人柄が良くあらわれていて、面白い本でした。普段の会話の中で多用されると若干いらっとくる、「~じゃないですか」というフレーズが多用されるものの、なんかこの流れだと許せちゃうしなぁ。

特筆すべきは、絲山さんの愛する地元、群馬の野菜の美味しそうなこと。新鮮な産直いいなー。あとは、絲山さんの身長が174センチだってこと。私は結局170センチには至らなかった、中途半端な背丈なんだけど、身長が高い女の人って、ただそれだけでも親近感を持ってしまうのよ。あと、そうだそうだ。仲間内で使われるという「トラバタる」なる動詞。

恋をすると部屋の中を檻のトラのようにぐるぐる歩き回る癖のある私は、そのうち溶けて「ちびくろさんぼ」のトラのようにバターになってしまうんではないかと心配する。それが「恋のトラバター」なんですが、意外に友人たちに受けて、「私も最近トラバターなの」「うそっ、トラバタってるの?」「どうなったんだトラバタは」などと普通に使われるようになりました。いい年して「恋をした」なんてとてもじゃないが恥ずかしくて言えないけれど、「トラバタった」なら全然平気。皆さまもぜひ活用してくださいね。

どうっすか、「トラバタる」。確かに便利かもー。

目次
力パスタ
冬の冷やし中華
大根一本勝負
すき焼き実況中継
GoGoお買い物
丼五連発
蕎麦屋で飲む酒
デパ地下チャーハン
豚キムチにジンクスはあるのか
春の日記
”ヘナッポ”の行く末
ようこそ我が家へ
エスニックこてんぱん(前編)
エスニックこてんぱん(後編)
素麵七変化
真夏の洋風ちゃんこ鍋
されどインスタント
サーモンのサンドウィッチ
高崎コロッケめぐり
秋は舞茸の季節
ゴロピカリはかあさんの味
たまごとトラバター
命からがら牡蠣ごはん
親父と作るキッシュ・ローレーヌ
あとがき

「テリーと海賊」/テリー・タリー、16歳と8カ月。ひと夏の冒険

 2008-07-14-23:51
テリーと海賊 (BOOK PLUS)テリーと海賊 (BOOK PLUS)
(2001/12)
ジュリアン・F. トンプスン

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表紙が何ともキュートでねえ。中の紙はぺらぺらと安っぽいペーパーバック風なんだけど、それもまた良し。でもって、肝心の中身(内容)も、楽しくキュートなお話でした。

主人公、テリー・タリーは、16歳と8カ月の女の子。ママはパパと離婚しちゃったけど、二人の間ではそれなりにいい関係が続いているみたい。ところが、パパとママがとんでもないことを考え始めた! ママとの自由な暮らしが気に入っているタリーを、がちがちの寄宿学校へ入れようというのだ。今こそ、ママが言う”翼を広げる”とき。そう感じたテリーは、同じ町に住む世界的冒険家、メイトランド・クレインの小型帆船、コモラント号に忍び込む。

カリブ海を目指していざクルーズ! ところが、コモラント号の中で目覚めたテリーを待っていたのは、冒険家メイトランドではなく、彼の息子、ミックだった。離れて暮らす息子の大事さを思い知らせようと、ミックは出航直前だったコモラント号を盗み出したのだ。

色々あって、テリーの思惑通り、カリブ海を目指すことになったミックとテリー。ところが、凄まじい嵐が二人を襲う。嵐が去った後、ミックは海へと投げ出され、テリーは人質として海賊に島へと連れ去られていた…。
勿論、ミックが死んじゃっているなんていうことはなく、ミックもまたテリーが連れられて行った島に辿り着いているのです。二人は海賊たちの裏をかいて、この島から逃げ出す計画を立てるのだけれど…。

他の場面では、どうも非情であるような海賊たちも、どこか憎めない面白いキャラクターです。キッド・ミー・ノット号の船長にして、中年オヤジのショート・ビル・ゴールド。彼の妹で、スパイシーなドラゴンレディ。ドラゴンレディの子供、チェリーとバディー。航海士兼飛行士のロジャー。九官鳥のイシュミアル、コモドドラゴンのバーバ。食事風景と言い、なんだかこの島での暮らしも楽しそう。

この経験を通して、”翼を広げ”たテリーは大人になるし、恋も知る。自分の中のアイドルへの憧れから、生身の男の子への感情へ…。どもってばっかりだったミック(ただし、彼のもう一つの人格、”侯爵”であるときは、フランス語訛りの英語を流暢に話す)も、これは大人の男性に一歩近付いているよね。

いかにも現代的だし、顔もスタイルもなかなかのテリーは、自分のカラダの価値を良く知っています。その価値にメロメロになる奴らがいることを知っているテリーは、どっこいそんな奴らは相手にしないのです。無事、ケープ・イーニッドに帰ったテリーとママが交わす会話は、いかにもアメリカのティーンという感じ。いつだって前向きなテリーに幸あれ! テリーと同じ年ごろか、も少し下の日本のティーンの女の子にも読んで欲しいなぁ。

「パンプルムース氏と飛行船」/ユーモアミステリ

 2008-07-13-23:05
パンプルムース氏と飛行船 (創元推理文庫)パンプルムース氏と飛行船 (創元推理文庫)
(2003/06)
マイケル ボンド

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パンプルムース(グレープフルーツ)氏と愛犬ポムフリット(フレンチフライ)を主人公とした、ユーモアミステリのシリーズもの。

明らかに第一作目ではないことが分かってはいたものの、表紙のかわいらしさにつられて借りてきちゃったのです。

色々突っ込みどころはあるし、パ氏に対してこのニブチンが!、と叫びたくなる箇所もあるものの、そこはユーモアミステリだからして、楽しんで読んじゃった方が勝ちだよね。ポムフリットに関しては、突っ込みどころなく、かなり賢く健気な良い子です。

パンプルムース氏の現在の職業は、フランスのグルメ・ガイド、≪ル・ギード≫の覆面調査員。編集長の命で、英仏間を結ぶ飛行船の就航記念特別メニューを作成することになり、ブルターニュへと飛んだ二人。

散々だった試験飛行の経験を生かし、首尾よく編集長を唸らせるメニューを考え出したものの、飛行船に爆弾を仕掛けたとのテロリストからの脅迫が!

偶然知り合ったサーカスの娘、ヤスミンの事故。矢鱈と蠢く尼僧たち。なぜかパ氏に冷たい態度をとる警視庁時代の恩人、イギリス人ピカリング氏。編集長お勧めのホテル、≪タイ・コズ≫での、あまりにもひどい”自然な郷土料理”。

これらの謎が、美味しそうな料理とともに、するすると解き明かされます。料理に合わせているワインも美味しそうでね。ワインが分からないことが悔やまれます・・・。この本に沿って飲んでみるのも楽しそう♪

さて、読んでいる間、ポムフリットに何となく小型犬のイメージを持ってしまっていたのだけれど、もともとは優秀な警察犬である彼。実は体重五十キロの立派なブラッドハウンドだったのでした。このポムフリットもなかなかの美家なんだよね。ポムフリットの呟きも、味があります。

目次
1 空を行く怪物体
2 尼僧たちの急襲
3 トリュフ事件
4 フランスの六つの栄光
5 空気のような手ざわり
6 翌日の朝
7 空に浮く飛行船
8 運のめぐり合わせ
9 編集長とのディナー
 訳者あとがき
 解説/福井健太

「ミノタウロス」/けだものの子ら

 2008-07-11-00:40
ミノタウロスミノタウロス
(2007/05/11)
佐藤 亜紀

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最近思うに、その世界に吹いている風が感じられるような小説が、私は好き。

表紙にもどこまでも広がる麦畑が見えますが、これはこの草原に吹く風が感じられるような物語でした。爽やかな風ではなく、それはむしろ荒涼たる風なんだけど。

語り手は、”しみったれた出のどん百姓”から地主に成り上がった父を持つ、少年ヴァシリ。母親は父の地所であるミハイロフカに慣れることなく、キエフへと去って行った。兄もまた、幼年学校から士官学校へと進み、ミハイロフカを出て行った。ヴァシリは父と、父の共同事業者とも言える土地の大旦那シチェルパートフと、ミハイロフカの地所、麦畑を見て育つ。お気に入りの兄の他に、もう一人息子がいたことを思い出した母により、教育のためキエフに呼び出されるまでは。

人間の尊厳なぞ糞食らえだ。ぼくたちはみんな、別々の工場で同形の金型から鋳抜かれた部品のように作られる。大きさも、重さも、強度も、役割もみんな一緒だ。だからすり減れば幾らでも取り換えが利く。彼の代わりにぼくがいても、ぼくの代わりに彼がいても、誰も怪しまないし、誰も困らない。

早熟で多分に厭世的でもあった少年ヴァシリ。勿論、地方の大旦那の家の次男としては、これは特に問題のない考えであったのだけれど…。

時代は変わっていく。砲弾によって顎半分を失った兄は、ミハイロフカへと帰ってくる。ペテルブルクのツァーリが帝位を追われても、ミハイロフカの生活はそう変わらなかったけれど、父の死はヴァシリの生活を変える。当初はシチェルパートフの協力を得て、父の遺産の上でぬくぬくと無為に過ごしていたのだけれど…。

身の不始末と”革命”騒ぎが重なって、ヴァシリは父の屋敷を焼け出される。ヴァシリ兄弟は、シチェルパートフの屋敷に身を寄せるが、更なる不幸が彼らを襲い、またしてもヴァシリの前から、一人の人間が去って行く…。

このあたりから、早熟でこまっしゃくれていて、口ばかりで誠意がないヴァシリの本性が段々とあらわれてくる。時代が時代であれば、ヴァシリもこのまま生きていくことが出来たのだろうけれど、情勢はそれを許さず、この後ヴァシリは色々なものを剥ぎ取られ、その本性のみが明らかになっていく…。

ミハイロフカを追われたヴァシリは、二人の同行者を得る。ドイツ人ウルリヒ、百姓の子、フェディコ。あとはひたすらに殺しと略奪の日々…。彼ら三人には奇妙な連帯感はあるものの、友情と呼べるものはない。動けないほどの大怪我となれば、たぶん彼らは躊躇なく仲間を捨てていくし、自分を助けるために仲間を裏切りもする。そうして、終にこのある意味で高揚した彼らの生活も終わりをつげる。残されたものは何だったのか??

正直、例によって、歴史的背景を理解して読めたとは言えず、ひたすらに続く殺しと略奪には、一部引いてしまうところもある(いっそ陶酔したヴァシリによって語られるその様は、実は時に美しかったりもするのだけれど)。何が言いたいのか、汲み切れなかったところもある。それでも、どこか心惹かれてしまうところがあるんだよな~。佐藤亜紀さん、また他のものも読んでみたいと思います。

近況など

 2008-07-06-23:16
仕事の状況がちょっとだけ変わりました。ちょっとだけだから大丈夫だろうと舐めていたら、これが意外と精神的に大変で。先週はいつもと同じようにブログを読んだり、本は読んでいても、アウトプットが出来ない状態になってました。この週末でだいぶ立て直した気がするので、またぼちぼちとアウトプットしていきたいと思います。アウトプットし損ねて、返しちゃった図書館本もあるんだけど…。
花闇 (集英社文庫)花闇 (集英社文庫)
(2002/12)
皆川 博子

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皆川博子さんの「花闇」は、北森さんの「狂乱廿四孝」にも出てきた、歌舞伎役者・沢村田之助の熱情と、それを見据える三すじの冷徹な目が、印象的だったなー。熱さと冷たさ。そして、冷たさの中にある熱情。
わが名はアラム (ベスト版 文学のおくりもの)わが名はアラム (ベスト版 文学のおくりもの)
(1997/12)
ウィリアム サロイヤン

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サローヤンの「わが名はアラム」は、いかにもアメリカ的だと思っていたサローヤンの意外な一面を見たというか。私は「パパ・ユーアクレイジー」や、「ママ・アイラブユー」のポキポキとした簡潔さを、いかにもアメリカ的だと思ってたんだけど、実はサローヤンはアルメニア移民の子だったんですね。 理屈ではない大家族の掟や、老人たちの言葉。理性的とはいえなくとも、それなりの歴史を潜ってきた老人たちの言葉には一つの力がある。けれども、それは彼らが亡くなればきっと無くなってしまっていくものなのだろう。コーマック・マッカーシーの小説を思い出させる部分もありました。マッカーシーといえば、「ザ・ロード」も読みたい!
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プロフィール

つな がる

Author:つな がる
つなです。
「日常」logとも称していますが、そう多くはない手持ちの本、興味が赴くままに借りてきた図書館本の感想が主になります。
興味を持った記事があったり、あなたが読み終えた本について語っていたら、是非あなたの感想を教えて下さい。お待ちしています。

2008年3月23日に、fc2ブログに引っ越してきました。それ以前のamebaブログでの更新も、引っ越しツールによって移行しています(以前の記事は、表示が少々見辛いかもしれません。ご容赦を)。

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